世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』ファンサイト 









ezカウンター
ビジネスホテル 埼玉
ログ監査
ブログ作成
家庭教師
インプラント
弁理士求人
ディスポーザー
コスプレ衣装
中古艇


楽天ブックスで探す
楽天ブックス



■ カルミナ・ブラーナってどんな音楽?

■ ナチとオルフとカルミナ・ブラーナ 

■ 私とカルミナ・ブラーナとの出会い

■ カルミナ・ブラーナCD完全カタログ

■ カルミナ・ブラーナ曲目完全紹介  

■ 管理人ゆっぴい改めシロブタのクラシック音楽雑記帳 シロブタブログ 





ブックオフオンライン












タワーレコード




クラシカル・サーチ




無料脳トレーニング




アフィリエイト起業法

 
HMVジャパン CD dvd 書籍 音楽 ゲーム

 
Oisix(おいしっくす)/Okasix(おかしっくす)

 
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンTM

  
HMVジャパン クラシック検索
music.jp
ブックオフオンライン


オルフの名作「カルミナ・ブラーナ」をとことん楽しむクラシック音楽大好きシロブタのサイト
■ カルミナ・ブラーナってどんな音楽? ■ カルミナ・ブラーナ曲目紹介 ■ カルミナ・ブラーナCD完全カタログ
What's new
■2016.6.20 CDレビューにコンヴィチュニー/プラハ響を追加
■2016.6.18 CDレビューにファミリア・リマ(ロック版)を追加
■2016.6.07 CDレビューに室内楽版ヴィルテン少年合唱団を追加

■2016.6.04 CDレビューに2014年東響ライブ盤を追加
■2016.5.24 CDレビューに1969年ストコフスキーライブ盤を追加
 ■ シロブタのクラシック音楽雑記帳
(シロブタブログ)
   
   

































カルミナ・ブラーナってどんな音楽?

ドイツの作曲家 カール・オルフ(Carl Orff 1895-1982)が1936年に作曲した
20世紀クラシック音楽の傑作です。

中世の世俗的な詩・歌集「カルミナ・ブラーナ」(中世ラテン語・古ドイツ語)から題材をとり、
25曲からなる『楽器の伴奏を持ち、舞台場面によって補われる独唱と合唱のための
世俗的歌曲(カンタータ)』としてにオルフが再編集しました。

もともと「カルミナ・ブラーナ」は遍歴流浪の学生や修道僧くずれが歌ったものですので
歌詞は酒と女と愛の楽しさとはかなさをただ描いているだけである
...にもかかわらずこの音楽はクラシックファンのみならずハードロック野郎や
プロレスラーに至る多くのファンを従えているのはそのプリミティブなリズム感と
覚えやすくコミカルなメロディ、スピードの変化によるメリハリ、
音響のおもしろさ・かっこよさであると思います。



全体は3つの部分で構成され、
春のうららかな陽気と愛を歌った第1部『春に』
男の欲望を歌った第2部『酒場にて』
男女の愛欲とエロスを歌った第3部『求愛』
その前後に運命が支配する強さと、その中で人間はもてあそばれているだけと
表現されるモノローグとエピローグがついています。





オルフは1935年から1951年にかけて勝利3部作(トリオンフィ)と呼ばれる
混声合唱を主とした舞台用作品を作曲しました。
カルミナ・ブラーナはその第1弾で
その後男と女の愛の現場を描いたカトゥーリ・カルミナ、
愛の結実と結婚を描いたアフロディーテの勝利と続きます。
後の二曲は上演される機会も少ないですが、これらもなかなかおもしろい音楽です。


カルミナ・ブラーナの場合その第1曲目『おお運命の女神よ!』だけが単独で有名に
なっているきらいもありますが、是非全曲聴いていただきたいと思います。
全曲に亘り、繰り返し(リピート)が多くメロディが単純な上リズムが特徴的なので
憶えやすく親しみやすい音楽になっています。


オルフのそのほかの作品がそうであるようにこの音楽は舞台上演用に作曲されたもの
ですから、バレエや振り付きの合唱と共に上演されるのが本来のスタイルです。
舞台の制約等の理由でコンサート形式での上演も多いですが、大規模なオーケストラ
の他にピアノ2台と多彩な打楽器、さらにと混声合唱と児童合唱、ソロ歌手3人
が一斉に舞台に並ぶので音楽が始まる前から圧巻です。
目と耳の両方で楽しめる実演に接するのが一番であると強く思います。

もちろん、CDやDVDにも素晴らしいものはたくさんあります。(別ページで紹介します。)

楽器編成:フルート3(うちピッコロ持ち替え2)・オーボエ3(うちイングリッシュホルン持ち替え1)
クラリネット3(うちバスクラリネット持ち替え1)・ファゴット2・コントラファゴット1・ホルン4・トランペット3
トロンボーン3・チューバ1・ティンパニ5・チェレスタ1・ピアノ2・鉄琴3・木琴・カスタネット・タンバリン
トライアングル・シンバル4・シンバルアンティック3・鐘3・チューブラーベル・タムタム・大太鼓
小太鼓2・がらがら・弦5部
ソプラノ独唱・テナー独唱・バリトン独唱・混声合唱・児童合唱

初演:1937年6月8−13日 フランクフルト・アム・マイン市立劇場 Frankfurt am Main にて
指揮:ベルティル・ヴェツェルスベルガー Bertil Wetzelsberger 
国外での初演はミラノスカラ座にて1942年10月10日に行われました。


ナチとオルフとカルミナ・ブラーナ

カルミナ・ブラーナが作曲され初演された頃ナチスは隆盛を高めていました。
カルミナ・ブラーナの高揚した曲調がナチスの幹部の目に(耳に?)触れ、
初演に際してゲッペルス宣伝省が支援することになりました。
そのためオルフはナチス党員である誤解されていましたが、
実際は党員にはなっておらず
むしろナチスとは意識的に距離を置いていたようです。
他のドイツ在住音楽家(フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュ)のように
音楽は政治の道具であってはならないという信念のもと、
粛々と活動を続けていたものと思われます。

・・・が!実際は当時のベルリンの音楽は実質ナチスの宣伝道具でした。

「カルミナ・ブラーナ」はナチスの音楽である。という認識が強くなるに従い
この曲を敬遠する音楽家が出てきました。
そのためなのかどうなのか定かではないのですが
ナチス党員でありながらスキャンダルを恐れたカラヤン、ナチスと距離を置こうとした
フルトヴェングラー、自らがユダヤ系であったバーンスタイン、クレンペラー、セル、
バレンボイムはこの曲を録音していません。

例外的にカラヤンはキャリア初期にはカルミナ・ブラーナを何度も演奏していますし
ユダヤ系指揮者でもオーマンディや親ユダヤのメータは録音で名演を残してますが、
政治的な制約で音楽家の活動が狭くなることはやはり悲しいことだと思います。


topへ