とりちゃん石の町の入り江に、ウミウマを観にいく。
「ムーミンパパ海へいく」に〈うみうま〉というのがでてきます。
ムーミンが海辺で出会った、とても美しく、そして自分の美しさにしか興味のないナルシストです。
ムーミンはかれらに恋心に似た感情をいだくのですが、受け入れてはもらえません。
ここで描いたウミウマはそれとは関係なく、勝手にでっちあげたものなのですが、
描きながら、ムーミンのそんなエピソードを想いだしたりしました。
以前、民俗学の本でこんな話を読んだことがあります。
地中海だったか中東のほうでは、繁殖期にメスの馬を夜になると海辺につないでおきます。
そうすると、海から馬に良く似たイキモノ(一種の海のカミサマなのでしょうね)がやってきて、交尾をするのです。
そうして出来た子馬は、ふつうの馬よりもあらゆる面で優秀な馬なのだそうです。