秩父夜祭り
<12月03日 (金)>



凍てつく冬の夜空を焦がす絢爛の夢一夜!


京都祇園祭、飛騨高山祭りとともに、日本の三大曳き山祭りの一つといわれる秩父の夜祭りを、一度行ってみたいと以前から思っていたが、
今年やっとその念願がかなって行く事が出来た。


駅前に9時半につばさ観光のバスに、乗り込み、その後2、3ヶ所お客さんを拾って行くはずが、朝の10時と夜の10時と勘違いした方がいて、我々のお隣は空席だったので、一人ずつ座る事が出来た。
バス2台で、国道17号から、140号を秩父へと向かい、長瀞を経て、秩父の宮路グランド8番駐車場に着いたのは1時半頃だった。
各方面から大型バスがもう何台も止まっていた。
帰りに迷子になってはいけないから、つばさ観光のバラの花と場所をよく確認しておいた。

[秩父駅]
秩父駅
秩父鉄道の秩父駅前まで添乗員さんが案内して下さった。そこにちょうど立派な山車が到着するところだった。
写真に納めて、先ずは、せっかく秩父に来たのだから、おいしいおそばを食べようと武蔵家さんへ行った。 もう二時だというのに、長〜い行列。
しかたがないので、名前だけ書いて、秩父神社に先にお参りに行って見た。ここも初詣並に混雑。
歩いていると、今秋は銀杏に狂ってたくさん拾って歩いたが、
やはり銀杏のあの特有の匂いがしてくる。
今ごろあるはずがないと思ったが、踏みつけられていっぱい落ちているではないか・・・まさかもう拾う気はしなかった。

お参りを済ませておそばやさんへ戻ってみると、
ちょうど我々の番になった。久しぶりにおいしいおそばを戴いた。
又来よう!
そこから本町通り商店街へ。両側露店がびっしり建ち並んで、おいしそうな匂いがしてくる。
[屋台]
屋台
途中一台の山車に会い、その間、朝のラッシュの電車状態だった。この先もこんな状態が続くのかなと不安になたが、混雑はここだけだった。
やっとの思いでそこを抜け出し、Dマートの前で
中町屋台の張りだし舞台にて歌舞伎のお芝居の上演中だった。 しばらく見てから、今夜の見物する席を見つけに歩いていると、
ちょうど地方庁舎の前が以外にもまだまだスペースがありそう。
所沢から見えたと言う方に教わって、絨毯屋さんへ行って切り端を
50円也で買って、ダンボールの上にこれを敷けばOK。

この地で評判だと言うタイヤキを40分も並んでアツアツのタイヤキを、寒い中、皆で頬張って、とてもおいしかった。

席が確保出来たのが3時半頃か。

それから山車がここを通るのは7時半頃だと言う情報を得て、
それまで代わる代わる交代で出歩いた。
我々は今日のクライマックスである団子坂を登って、
花畑の御旅所(おたびしょ)まで行って見た。
桟敷席というのがあり、近くになるにつれ4000円、5000円最終的に御旅所の中は1万円だと言う。
カメラマンが前列をびっしり陣取っていた。
まだ空席があったようだ。でもここで見れたらいいだろうな〜ぁ。
そこで、ちょうど6時ごろだったか花火が上がり始めた。もう交通止めで入れないというのであわてて出てきた。
周囲は歩道も歩く所がないほどびっしり埋め尽くされていた。
我々の座席は後ろが庁舎なのでトイレもあるし、無料だし、最高の場所だったかも知れない。

山車は、7時に秩父神社を出発し、我々の前に来たのは7時40分頃だった。
[傘鉾]
中近の傘鉾
最初は、一番組みの「中近傘鉾」 山車は大小あるが大きい所は百人の若者が引っ張り、上には30人くらいの人が乗って入るらしい。
上に乗っている人は結構年配の方もいて、前の方にいる人は酔っ払って気持〜ち良く踊り狂っていた。 下で引っ張っている者は、男女とも、茶髪はもちろん、今風の若者が元気一杯気勢を上げて、盛り上がって、あ〜ぁまだこんなにも元気な若者がいるんだと安心した。
二番手は下郷の傘鉾 ここが一番大きかったかな

でも私のデジカメがこんな良い所で電池切れ。(T_T)
予備の電池をなぜ持って来なかったんだろう・・・
しょうがないから自分の目に焼き付けておこうと、
今度は撮らなくて言いから気持ちが楽になり、一緒に楽しんだ。


8時半からは羊山公園からの仕掛花火も始まった。
宮路の屋台、上町、中町と屋台が続く。花火も絶好調!\(^0^)/


このまま写真を撮らなくて帰るのは惜しい!やっぱり電池が欲しい。
近くをうろうろしたらなんと電気屋があった。
単三四本入れ替え又戻って、
最後の元町の屋台を見送る事ができた。
傘鉾、屋台含めて6台が行った後、今度は神社行列、最後にお神輿、そして御神馬二頭が続いた。

[創作花火] [スターマイン] [創作花火]
創作花火
スターマイン
創作花火


集合が10時15分なので時間が気になり、取り合えづ140号に出て、駐車場までそこからまっすぐ行けば良いので、創作花火、大スターマインを後ろに見ながら、最終の10時の花火まで全部見る事が出来た。

熱々の豚汁と、おでんを持って、宮路グランドで待ているバスに乗り込んだ。帰りは花園より高速に乗り東松山で降り到着は午前2時の予定だったが、1時には家に帰る事ができた。まだ目を閉じてもあの冬空にはじけた花火がジーンと焼きついている・・・
そしてあの若者達の『ワッセ!ワッセの!』の掛け声が聞こえてくる・・・



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