最終更新日 29、8                              、

平成21年5月13日
2009
  セントラル鉄道初訪問    
平成21年12月17日   セントラル鉄道二回目訪問    
平成22年2月25日
2010
頒布会のご案、来る B10&B11 頒布開始;平成22年4月予定 頒布回数
3回予定
頒布価格;B11 779,100円
       ;B10 978,600円 
計20台とのこと
平成22年3月15日 B10キット申し込み     申込金 18,600円
平成22年11月26日 OS ドルテ 注文 12月27日発送なるも大雪の為、正月明けに到着
B10音沙汰無しで痺れを切らして買ってしまった。
  ブロアー等を一緒に買って4万円弱値引き
平成23年4月27日
2011
第1回目の案内来る @フレームセットA軸箱セットBメタルC組立済動輪
Dバネツリ棒セットE自動給水ポンプFブレーキセット(ハンドル次回)
頒布回数
4回に変更
4月30日発送案内、5/9、220,000円振込
    初回に送られてきた 図面と説明書きは
台枠、バネ、ポンプ、エンジン、の図面等綴り1部
灰箱、ボイラー固定、他 の図面等綴り1部
ブレーキ、連結機 の図面等綴り1部
煙室、煙室扉、ドームカバー、帯 の図面等綴り1部 
水タンク、キャブ、ランボード の図面等綴り1部  
   
  2回 23年6月予定だった  そもそも一年ですべて頒布はありえないようだが、提示された案内の正確な事実を記す。    
平成24年4月10日
2012
2回目突然きた〜 @前後床板A煙室台B走り装置CキャブDロッド
E水タンクF逆転装置Gハンドル
  税込 220,000円
    4/11 逆転器と水タンク変更図面、送付パーツ確認写真が送られてくる。    
    4/13 不足品ランボード支と一回目ブレーキ不足部品が送られて来る、しかし、ブレーキ不足品は既に昨年中に届けられている。     
    5/14 ユニオンナット関係、水タンク控、ランボード接続板が送られてきた。    
 3回 23年9月予定だった @エンジンドレンセットA給排気管Bオイラー 未着 税込 220,000円
 4回 23年11〜12月だった @ボイラー及び付属品Aボイラーカバー 未着 .税込 300,000円
平成25年12月29日 今年の3回目の頒布はどう見ても、もう無いようだ。催促の状況をここに記す。5月の連休前には頒布予定との電話での返事。さらに、8月末には頒布予定、11月末には頒布予定と、以上2回は頒布会仲間に催促してもらった電話での回答だが、結局、いずれも頒布はない。頒布会仲間のB11など実に2年近く、何も頒布がない事になる。昭島工場の展示車両もかなり無くなっている、との情報ももらっている。
平成26年1月3日 正月休みに、本屋で月刊雑誌 トレインを読んでいると、B10.11の頒布会員募集の広告がなくなっている。OSや動輪舎、アキュレートは健在なのに。年賀状も来なかった。
平成26年1月22日 本日、本屋で出たばかりのトレイン、2月号を立ち読みしたが、セントラルの広告掲載はなかった。
平成26年5月13日 セントラルに電話してみた。なんと、というか、やはりというか、社長が亡くなったそうで、工場も移転中で、連絡もせず、恐縮至極との電話内容であった。シリンダーやクロスヘッドは出来ていて後はピストンとか、何とか今年中に全部の頒布を終わらせたい。との内容でした。
平成27年1月4日  セントラルより年賀状は来ていない。一昨年引越ししたのでそのせいであって欲しいが、平成25年の年賀状が最後である。
平成27年5月21日 本日 セントラルに 夕方5時頃電話してみた。部品等は外注化の予定で一社外注先を見つけて試作状態だとか、完成している部品もあるので、近日中に写真を送る予定だ。本来なら今年中に頒布を終わりたいが、ボイラーは少し時間がかかりそうだが、必ず今年中には一回頒布する。とのことでした。まあ電話がつながってやれやれです。
 その後すぐに、頒布仲間からの連絡で、なんと平成26年9月に、同年3月に加藤社長が逝去され、株式会社セントラルを解散。今後の頒布に関しては滞りなく進める旨の案内書簡が出されていたことが判明した。うちには来ていない。FAXや年賀状で何度も引越しを知らせてあるのに整理されていないのか?
新住所 〒196-0034 昭島市玉川町 1-18-5 セントラル鉄道   らしい。
 平成28年2016    こっちから送ったのに、セントラルより年賀状は来ていない。      
 平成28年4月22日   セントラル鉄道より正しい住所あてに封書が来た。お詫びと共に、西多摩郡瑞穂町の某工場(昨今の諸般の事情によりここでは伏せておく)による頒布、供給の見通しがついたということである。瑞穂といえば、IHI(石川島播磨重工業)傘下の工場の集まる街だぜい。新工場まで連絡してくれということなので、(頒布継続意思を確認したいのだろう)早速連絡してみると、なんと8月までにはボイラーまで終えたいとのことである 。歓喜 
平成28年5月16日 ついに某ファクトリーより佐川急便で頒布品が来た。今回は先行品として24分類に分れた煙室回り分ということらしい。送付明細確認書と頒布継続確認書を送り返さないとならないので、早速梱包を解く。煙室本体や煙室扉などはアルミだがカンヌキやハンドル、蝶番など細かい加工を要するものがいっぱいだ。
 平成28年7月13日 エンジン部品 シリンダーやピストンがきたのだけれど。
 平成28年7月20日      納期に関する遅れの詫び状が来る。      
 平成28年8月16日 クロスヘッド部品が送られてきました。
 平成28年8月17日 シリンダーエンジン関係がきたのだが、まだいろいろ足りないようだ。バルブタイミングも不明、請求書も来ていないようだ
 平成28年9月11日 ボイラー等の最終納品についての遅れについてのお詫びが来る。
 平成28年11月28日    最終納期の遅れのお詫びとお知らせが来る。
 平成29年4月25日  ボイラー及び周辺のパーツ一式とボイラーパーツ取付図 くる。
       
 平成29年6月9日 最終頒布ということで、蒸気室やら圧力計やら安全弁とか汽笛や火格子などがくる。
           6/14 税込 520000円振込
 平成29年6月28日  不足部品ということでさらに水面計などが送られてくる。
        
 平成29年7月12日  さらに ドームや煙突などが送られてきました。
                                                                                 
 さて、頒布は終了したようだが。こんな体になってしまい、何年か後にあるかもしれない奇跡の回復でもなけばどうにもならない。
だがしかし、そもそも、B10とB11のちがいはB10はメイン、サイドロッドが溝入でエンジンの穴あけ及びタップ立て済みと、平成22年2月25日の頒布会のご案に書いてある。エンジンの穴あけ及びタップ立て済みとあるので20万近く高いB10にしたようなものだが、タップは立っていないようだし、どう考えても足りない部品がある。
まず、オイラー(給油ポンプ)とそれに加減リンクあたりから伸びる給油ポンプ駆動棒、バルブスピンドル・クロスヘッドだってないようだ。キャブ内にあるハンドポンプもないし、同じくキャブ内にあるシリンダードレンのコック関連の部品もないようだ。何より前部の自動連結器とその解放梃子や、後部の後端梁のドローバーポケットも来ていない。ブレーキハンドルも来ていない。
 そもそも、B10は製作図面がないに等しい、全体完成図面がないのはしょうがないが、各部の図面がなく説明もなければどう作ればいいのだろう。例えば水タンクは完成図面に1kwの鏝で半田ずけしろなどと説明はあるが、じゃあタンクから軸動ポンプをへてリターンバルブにいって、それからチェックバルブを経てボイラにいく、などの説明も配管図面も一切ないのである。これではライブスチームを自設計自作できる人に、多少加工してある素材提供されているにすぎない。 大体、B10の加減弁は梃子式と聞いていたがB11と同じネジ式が来ているし、ハチロクではボイラに組み立て済みとも聞くが、B10では組立図があるだけで何の記述も説明もない。
バルブタイミングタイミングもしかり、リターンクランクの位置の説明すらなく、リターンクランクによって主連棒のクランクピンの位相よりも偏心棒の位相を90°先行させる構造になっていて、ラップとかあるのはこの私だってしっているが、何の記述も説明もない。普通は、その方法は長さ調節ができる「仮の偏心棒」を作り,車輪を回してバルブの開閉状態を見ながら最適な長さに絞り込んでいくらしいが。まさかそのまま組み立てればタイミング調整不要、のわけがない。
(続く)
                                                                               2017.08.24         

三回目頒布部品より B10 パート2のページ始まり

ここの下まで、二回目頒布部品よりの制作 上の方が新しい記述になっています。


 2013.01.13
 キャブの内側に色を入れてみました。国鉄制定色じゃないじゃん、と言われそうだが、B10は国鉄機関車ではないのでOK。まあ、やってみたかったことは、トップガードに上塗りしたらどうなるかを試してみたかったわけで、ちり緬状にもならず、下地も溶かさず大丈夫のようだ。塗料はダイソー、すなわち100均の水性アクリル塗料、色が合わないのは本当はこれが原因(泣)。どんな小さな部分でも必ず吹付けで塗りなさい、と大御所の本にはあるが、刷毛塗り。自分的には静態保存蒸気のあのとんでもない再塗装のようだと思って、まあ いいか。ボイラーは吹付けにしよう、とは思った(爆)。実物の蒸気機関車って吹付け塗装なのだろうか、銅の空気作用管などマスキングするのか?ググっても出てこなかった。

 先に軸間は250mmで測定していないと書いたが、300mmノギスを購入したので測ってみた。一般的な?安売り支那製だが、それにもましてノギスの使い方は難しい。
最小読取値:0.01mmでも器差:±0.03mmあったのではぴったり250mmに収まる測定値であった。すると台枠の製作は正確ということだ、するとやはり動輪の位相か
 2013.01.05 
 やっと水漏れが止まりました。コーキング部分のアップ写真。ドルテの水タンクでも、大部分は板の重ね合わせ部分にコーキングした上にネジ止めするのだが、これは1mm板の突合せ部分になる。それでも多少はΤ状の部分だったのでなんとかなった。注意してコーキングしても、漏れる部分は、小さな気泡と言うかスが入ってしまった部分のようだ。水漏れと言っても、一分に一滴くらいの罐水清浄装置なみだが、許すことは出来ない。いっそのこと低温半田でとも考えたのだが、完全に付いた後や指に付いたらなかなか取れないバスコークも、エタノールでは綺麗に落ちてしまうので、駄目なら最終兵器半田と言うことで、3日間費やしました。

 2013.01.01 
 2012年中になんとか真っ黒になりました。
実は側窓の縁取りは、最初は瞬間接着剤で付けたのだが、塗装の途中、キャブ内側を塗った後で、見事に剥がれだしてしまった。トップガードは溶剤がトルエンなどだが、それらが瞬着を犯したのだろうか。まあ瞬着はがし剤はアセトンだからね。仕方がないので、バーナーで瞬着のカスを焼き、アセトンで拭き取り、半田付けすることにした。トップガードは半田が溶ける温度くらいでは何とも無かったが、アセトンやパーツクリナーには溶けてしまう。この時、どうも半田の回りが良くないので、ステンレス用のフラックスを使ってみると、表面の汚れも浮かびあがらせ、素晴らしく広がっていくのだ、鉄板と真鍮板両面に半田をながし、上から押さえながらバーナーで加熱して一気につけてしまった。尤も一回ずれてしまい、やり直したが、ステンレス用のフラックスは酸度が高く、臭いのだがもうやめられない、お湯で洗えれば何に使っても問題ないかと勝手に思っている。
水タンクはこの時点で両方で5箇所水漏れしていて、漏れている付近のバスコークを剥ぎ取り、再コーキング中である。
 2012.12.25 
 サイドタンクネジの頭削り取り加工、案の定 酷い。
水取り口蓋の空気抜穴と取っ手の加工。
運転台 側窓はひさしを 0,75t真鍮板よりつけるように指示があったが、ひさしより簡単だと思い、縁取りにしてみた。しかし、こちらの方がよっぽど大変だった。金切り鋏で切ったのだが、ひん曲がり、ベコベコなのだ、まあ実機らしいと納得。それで運転台前窓はひさしにしてみた。しかし、この真鍮板が支給、同梱されていないんだよな、東急ハンズに行く機会があったので、0,8mmの小さな切り板を買ってきた。前窓は雪国らしく旋回窓を付けたいとも思う。
天窓は簡単と言うか、いい加減な工作で開閉式にした。
この後は鉄板部分とステンレス水タンクを東美化学のトビカトップガードで塗ってしまおうと思う。トップガードはスプレー式の黒染め剤だが、下塗り剤としても使えるらしい、気に入らなければ上塗り出来るからだ。完成まで後2年は優にかかるだろう、それまで放置すると錆すぎて錆の除去が大変になってしまいそうだから。


2012.12.16 途中で引越しがあり、大分中断してしまった。水タンクの半田付けだが、1KWの鏝や焼ゴテを使うよう指示があるが、1mmのステン板である、100wの電子ゴテで問題なかった。勿論フラックスだけはステンレス用を使って、加工後すぐにお湯でジャブジャブと洗い流した。最後になる底板は半田をやめてバスコークにしようと思い、先に水タンク取り付け加工に入った。問題は各部分が面一(つらいち)にならないことである、直角の出た六面フライス加工が難しいように、板金加工の難しいところだが、あちこち、無理くりこじったり、ひねったり、やすり掛けして、実物蒸気だってキャブはあちこち隙間だらけだと、適当なところで妥協した。

 水タンクは運転台前窓の下あたりで1箇所(2012.09.01の写真からもわかる)、ランボードに前後の2箇所でネジ止めする、設計図には水タンク側の穴あけは現物合わせと指示されているが、ランボード、キャブの鉄板には取付用の穴がすでに開いている、しかし、その穴位置だとどう見てもとんでもないところになってしまう。仕方がないのでランボードをはずし、ボール盤で穴を開け直した。タンク内の真鍮梁ステーが変更されているのに、鉄板関連の穴あけ位置が変更されていないのだろう。
まず運転台前窓のあたりを決めてからと思い、運転台前板に開いている取付用穴をやといにして、水タンクに穴を開けると、水タンク角の真鍮控えをドリル径半分位横にはみでてしまった。嗚呼、ここもだめでしたか。
底板が完成していなくて良かった。底板は半田を流して完成させてしまおうかと思ったのだが、もし水タンクを分解することになったら大変である。実際ドルテではもう2回もサイドタンクをばらしている。ハンドポンプがサイドタンク内に設置されていてよく動作不良になるからなのだが。
また底板をはずして、半田で貫通した穴を埋め、運転台前板にはハンドドリルで穴を開け直した。
半田付け後すべてのネジ頭を削り取るのはやめた、と先に書いたが、サイドタンクの両表側の側面は下側を残して削り取ろうと思う、1箇所2mmのネジの頭が折れてしまったところがあるからで、そこも半田で埋めて、タンクの内側に飛び出ているネジの部分もすべて半田で埋没し密閉するよう流し込んだ。

 改良したのは、軸動ポンプのリターンの先が見えるように先端をサイドタンク蓋のところに持って来たこと。ドルテは軸動ポンプを絞った時のリターン水量が運転台から見えて軸動ポンプの作動に安心感があるが、その分、ゴミが入る恐れもある。セントラルの軸動ポンプは作動に不安定さがあるらしいので、少しでも確認しやすくする為である。しかし こちら側の穴からは給水禁止にする必要があるだろう。現在はオイルジョッキで給水しているが、無造作にジョッキの先を突っ込まれたら、ひとたまりも無くひん曲がるだろう。
 
 今月号のとれいん誌のセントラル鉄道の広告に9600 295万円 8620 198万円最終3台 自由形1C完成機 400万円 自由形Bタンク完成機受付とある。先月までB11の頒布会員を募集していたのにびっくり。自由形1C完成機とはC32の事だろうか、展示してある釜の在庫処分か? 96に86は申し込んでも実際の頒布開始は一年後だろうが、自由形Bタンク完成機はB11の仕掛品が何台かあったからだろうか。自分のB10の頒布も早くして欲しいものだ。


  2012.09.01 ランボードや前床板やキャブ床板などが取り付いた。まだ水タンクと関連して多少の修正穴あけ加工が残っているようだ。
しかし困ったのは2.6mmのネジは沢山入っているのだが床板に開いている穴は3mmの部分が16箇所ある。図面でも3mmなのだが、さすがに2.6mmでは心もとない無いので、結局自前で調達した。秋田市にはネジが一本から売っている良心的な工具屋があるのだが、在庫がないと注文と言う事になる、16本位では悪いのでホームセンターで黒色でない普通のナベビスを購入となった。本当なら六角頭ネジが格好いいと思うのだが、まあいいか。
 
 次はいよいよサイドタンクの半田付けに入るわけである、片側で50箇所に上る穴あけタップをした上で半田付けなのである。今回はタンクのステン板には穴あけ加工済みであった為、真鍮ステーに穴あけタップで済んだのだが、前回頒布の説明書を見ると(今回頒布用の説明書が無く、前回の物がそのまま送られてきただけであるが)、前回はステン板にも穴あけ加工が必要だったような記述がある、しかしタンク内の真鍮梁ステーはもっと段つき加工がしてあったようであるが、今回は全くの角棒であった。サイドタンクも半田付け後すべてのネジ頭を削り取る、と言う指示があるがキャブ同様残す事にした、もともとのセントラル支給のネジは、ネジ頭を削り取り易くするためだろうか皿ネジになっていて、板に開いている穴では完全に密着しないようになっていたが、ネジ頭を残す為にステンナベビスを100本前述の工具屋に発注した、単価3円くらいなので全く安いものである。皿ネジでも削り取るなどしたら、私の技術ではステン板が傷だらけになって、パテ盛、サーフェーサー仕上げしなくてはなりそうで、自動車板金塗装まがいはやってられないと言うことです。

 2012.08.01 ロッド関係の仮組み、勿論取付け位置関係はデタラメの仮組である。モーションプレート取付位置はフレームに穴は開いていて、大体そこら辺になるのだろうが、正式にはシリンダー裏蓋→スライドバー→モーションプレートの流れで現物合せで決定されるのであろうか、説明等は無い。この他に結びリンクも来ているが、厚みの擦り合わせをしないと合併テコにははまらない。そこ等へんに付くであろう割りピン止めのピンも孔径を加工しないと入らない。合併テコが爪楊枝でぶら下がっているのがわかるだろう。メインロッドのスモールエンド側には飾りのクサビボルトが付くのだが位置指定が無く、クロスヘッドもまだ来ていないので怖くて加工できない。次回はいよいよエンジン周りが来るわけだけど、また、来春くらいになるのだろうか、床板もシリンダーと関係してくるだろうし、次は水タンクの加工に入ろう。


2012.07.20  MonotaROで砲金(BC6) 連続鋳造黒皮品外径20Φmmを見つけたのでブッシュを片側分だけ2個作った。前回、少々削りすぎたようで気に入らなかったのと、消耗品となるなら作り方を確立して置きたかったからだ。12φと16φの穴はノスドリルを使った。突っ切りの所で写真を撮っておこうと思ったが、20φに16φの穴で、早々に切れて落ちてしまったので写真無し。真鍮などはドリルの刃先を殺す訳だが、勿体無いのでそのままやったら、見事にロック停止。他には使わないだろうと思う事にして刃先をヤスリで落とした。旋盤は一年以上使っていなかった気がする。 


サイドロッド

 ここで書いて、やっていることはとても正解とは思えないし、きっと正しいやり方があるかも知れない、良い子は絶対にまねしないで下さい、自己責任で。
 B10は 「ライブスチームに挑戦 」のHPの著者に全面的に情報収集を頼っているが、セントラルのキットに関して言えば、動輪こそが 「胸突き八丁」 らしい。第一回で動輪、第二回でロッド関係が送られてきた訳だが、偏芯ブッシュなるものも、そのHPで見ていなければ何の事か全くわからなっただろう、ちなみにセントラルからは何の資料も指示も説明も無い。セントラルに電話したときもHP以上の情報は無かった。純正偏芯ブッシュは、ロッドに圧入すると、ブッシュ自身がひずんで内径の真円度がくずれて、クランクピンに入らなくなってしまうと言う情報も得ていた、セントラルでも親切に「16mmと12mmのリーマを貸しましょう」とさえ言われていたのだ。しかし、私の所に来た偏芯ブッシュは圧入してもクランクピンにしっとりいい感じで入るのだ 残る三箇所のブッシュで一箇所だけ入らない、(サイドロッドは裏表があるが、反対側ならしっくりはいる、ここら辺から何か間違って組みつけているような気がする) これなら なんとかなるだろうと、そこのブッシュを研磨し、嵌るようにして、偏芯ブッシュの位置決めに掛かった。しかし、なんとも解が見つからないのだ。偏芯ブッシュ側のロッドだけなら、なんとか回る場所がある、しかし 反対側の真円ブッシュのロッドをはめてやると、全くだめなのだ。偏芯ブッシュは一個だけだが、二個欲しいくらいにロックしてしまう箇所がある。
 まずやったことは、軸箱守、軸箱守控、端梁などの台枠関係のネジをすべて緩めてみた するとスムーズに回り始めた、但し、軸箱が上下動しカックンカックンしながらだが。鳴々 
 考えられることは、軸間距離、クランクピンの直角度などの問題である、軸間距離の測定は行っていない、そんなに大きなノギスなんか持っていない。セントラルの説明書には、軸間は250mmで調整が必要な時はフレームの軸箱守取り付け穴4mmを4.2mmに大きくして調整してください。とあるが、そもそも台枠の切込と軸箱守はこれ以上なく素晴らしい嵌め合い具合なのだ、そして軸箱は一体型で油通路の加工も済んでいて、既に車軸にはまっていて動輪も圧入済みだ。台枠と端梁の直角度などこれで決まってしまう、軸箱守は鋳物でできており、軸箱とのクリアランスはとてもシビアである、軸箱守取付ビスで台枠に締め上げると、応力がかかるのか、上下動がダメで動きが悪い、軸箱守をヤスリ掛けして調整するようセントラルの説明書きがあった、これくらいの加工しかしなくて済むのだ。後は穴あけとタップ立てだけである、軸間距離が狂っていようと、クランクピンの直角度 ( と言うよりも偏芯ブッシュ部分はクランクピンかブッシュが悪いのかわからないが、サイドロッドが直角に付かないことが目で見てわかっていた。) が出ていなくても、それらを修正する工作などとても無理である、一箇所を直せば他のところが合わなくなるのは見えている。実機ではクランクピンのほうを巨大な紙やすりみたいなものをクランクピンに巻きつけて人力で当たりを加工するのを見たことがある様な気がした。(実際はこれは輪軸のほうで、ロッドのメタルは光明丹にきさげ加工だった。)自分で出来るのはブッシュ部分だけであろう。
 まずブッシュの内側にマジックを全面に塗り、取り付けて、動かなくなるところで動輪をムリくりこじり回し、マジックがはげた所を研磨していく、段々可動範囲が増えていく、途中ですべてのネジを締上げた。最後は、前後死点あたりに渋い所が残った。偏芯ブッシュだけでは可哀想なので、残りのブッシュにも当たりを見ながら、研磨してやった。大昔にヤフオで千円くらいで買ったルーターに中央に見える三種類の先端ビットを使った。削れば削るだけスムーズになるだろうが程々にして、最後は一箇所だけ渋いところがあって、軸箱あたりでキュっと鳴る箇所が残ったが線路上で動かし当たりをとることにした。その後、線路上で押し出してやると20m以上ガタつく音も無く転がっていく様になったので良しとする。すべり軸受の基礎[流体潤滑の基礎] | 大同メタル工業のHPなど参考になる。 異常発熱で焼き付くか、すぐに偏磨耗してだめになるか?砲金ブッシュなら自分で作れそうなので、これ以上考えて悩まないことにする。雑記帳にも書いたが、C57では400度で溶ける合金をメタルにするそうだし、ライブスチーム 模型機関車の設計と製作 には、磨り減ったら リン青銅板を丸めてブッシュの内側に全面にはんだを流して内貼りするとの記述がある。2012.06.06追記


 2012.5.15
逆転器は86 96 C-56 C-320 H鉄型Cタンクの共通図面と何枚かの写真が送られてきていた。その図面の中に大きく逆転引き棒曲げ加工不要と追記されている。以前は逆転テコの後ろから見て左側から2段曲げられて、引き棒受けに行っていたのだが、それを曲げるなと言うのだ。曲げ寸法を正確に作るのは大変で、これは良い改良だろう。
タンク機関車なのだから引き棒はボイラーとサイドタンクの隙間を通るはずだ。
とすると、いままでと対称と言うかひっくり返したように、逆転テコの右側から引き棒が出るように作らなくてはならない。
しかしその表記がない。私はセントラルでB10とB11のキャブの写真を撮りまくっていて、二種類あることを眺めていたので(当HPセントラル鉄道にも掲載)理解できたが、もし実車を一切見たことが無く、古い図面に古い写真で引き棒だけ曲げるなとあれば、一体どうやって解を見つけるのだろうか。送付パーツ確認写真に図面とは対称、勝手違いに組立てられているような写真がある事はあるが。
テコハンドルなどの部品そのものは素晴らしい加工である。揉み付けや既にタップや座ぐり加工がなされている部分も多い、しかし同梱されているネジと図面のネジが違うのだ、良くある事なので(図面では2.6mmネジでも加工済み溝では2mmネジしか通らないなど)現品加工部品との考察を重ねた上、ドリル径に注意して揉み付け位置にて加工すると、どうしても干渉して動かなくなるところがある。BSの角棒が綺麗に円錐加工された少し下に、二箇所ネジ穴が見えると思うが(下の穴の脇に白いゴミではなくロックタイト使用済みのマークをした)上が揉付済み指定された位置で、下が開け直した位置だ。また同梱のネジの全長がどうにも足らない、
3×12二個→3×15、 3×15一個→3×20、 2×10一個→2×12、であるべきである。結局、自前のネジで調達した。
2mmネジはまさしく位置違いのところで、本来ならもっとネジが出ていてナットで固定するのだが、力の掛からない部分であり、摺動面で締め具合をロックしたい場所なのでロックタイトのみとした。前進後進フルギヤ位置にしかカット溝が無い為、一箇所増やした。  
 


2回目頒布部品の中から板金工作に慣れようとキャブを作ってみた。
ランボードや床板を仮乗せしてみるとイメージがわく。
 教訓 直尺ではまっすぐ正確に線をケガけない。トースカンやハイトゲージが必要か、一万円以上しそうだし。
ハンドドリルではポンチ穴位置にさえまともに穴が開かない、無精せずにボール盤で開けるように段取りを組む必要がある。
本来キャブはネジ止め後、半田付けして、ネジの頭を削り取るように指示があるが、全部残すことにした。図面では3mmネジにナット締め部分もあるが2mmネジしか入っていなかったからだ。
屋根板の接続方法では、B10は突合せ、そのすきま部分を半丸材で飾る、B11はそのまま重ねてネジ止、段差部分にアングル材、と違いがある。水タンクはB10は五角形、B11は四角形と違いがあるがタンク控が設計変更されていた。部品も足らないようである。
 5/8 どうも水タンクが良く解らないので不足品の催促ついでに電話してみる。ユニオンナット関係が送られていないことが判明した。タンクの底板はあげ底にする様なのだが寸法の指示が無い、「リンク関係が干渉するのでまだ決めずにおいた方が良い」との事で仕掛品決定。 5/14 ユニオンナット関係、水タンク控、ランボード接続板が早速送られてきた、ここら辺はさすが良心的である。



  
一回目頒布部品より

1回目頒布部品のほぼ全容、2回目が6月と言うことで頑張ったが、2回目は年を跨いでもこなかった。六角ボルト2本、加工部品2ヶ、割りピン4本、芋ねじ2ヶ不足。
制動梁の加工寸法が明らかに違い、車輪のフランジにブレーキシューの溝が入らない。組立てるまで判らない自分も悪いのだろうか?しょうがないのでフライスで加工した。これは申し出るとすぐ交換してくれるそうだが、(あたり前か)加工が終わった後だったので自分でやった。ブレーキーシューもフレームのネジに干渉するので、ミルで削る。 軸動ポンプのエキセントリックが一体型に変更になったとのことで、わからない点を聞いたついでに不足品を送ってもらう。動輪 フレーム等は黒染めスプレー。一番の失敗はステンレス棒にねじ山を立てること、見事にねじ山がずれていく。旋盤にステン棒を咥え心押台にダイスホルダーでねじを切らないと粘りっこいステンでは無理な気がする。旋盤で使えるダイスホルダーが無い私は何本も作り直し、まあまあ、ましなものを使っている。 2012.5.12記