Global Citizen's Assembly for the Elimination of Nuclear Weapons in Nagasaki |
| |||||||
■ほら、あなたにもできるでしょう 19日には6会場で10の分科会が開催されました。 この分科会の中でも、複数の方が「意志表示をすること」の重要性を言われていました。 私たち個々人がやれることは小さいですが、その小さな行動をみんながやることで世界が変わるのだと思います。 まずは自分がやること!「自分一人がやっても...」ではなく、自分は大きなものの一部であること「つながり」を忘れずに意志表示していきましょう。 今回『地球村』の村人として参加することも「意志表示」のひとつです。全国には(たった)5万名の村人がいるのですから、何かが出来るはずです。 ■幸せのハンカチ 参加しているNGOはそれぞれ自主企画の催しを開催しています。地球村でも様々な催しを企画しました。平和公園での平和へのメッセージもそのひとつです。
岡山、長崎の「地球村」の村人が全国の村人に呼びかけて約1000枚のハンカチを集めました。
まずは、JR浦上駅からハンカチをたなびかせてのパレード。そしてパレード途中や平和公園でのメッセージ記入をお願いしました。
2〜3時間の間に準備したハンカチがなくなり、結果的に持参した17枚が48枚に増えました。 国籍、世代を越えたみんなの願いがここに集まりました。 ■人類。この愚か者 空いた時間に長崎原爆資料館に行きました。 ここへは小学校の修学旅行の時に来たとき以来ですから、かれこれ30年近く前になります。 そのときは、悲惨な資料館(当時は原爆資料室)のイメージしかなかったのですが、平成8年に長崎原爆資料館として新しくなったこともあり、 妙に表面的に明るくなったようです。 そのことで、どうしようもない悲しみや、怒り、悲惨さが薄れたように感じました。 しかし、しかし...人類は、なんでこんなに愚かなのでしょうか... 資料館を巡る間中、「愚か者」という言葉しか浮かびませんでした。 皆さんも長崎を訪れる際には、原爆資料館に来られることを強くお薦めします。 長崎が人類最後の被爆地であり続けることことを、切に願わずにはおられません。 もう一度核兵器が使われるとき、私たちの未来はあり得ないでしょう。 三度許すまじ原爆を.... そう、平和は一人一人の心から、小さな行動から生まれるのでした。 |
■分科会のテーマ ・ヒバクシャフォーラム ・青少年フォーラム ・女性フォーラム ・平和教育・平和文化 国際分科会A ・核兵器禁止条約 ・核抑止力の克服 ・核爆発のない核実験 国際分科会B ・非核地帯と核の傘 ・NGOの役割 ・弾道ミサイル防衛と宇宙の核化 |
■幸せな社会の実現 この日の夜、浦上天主堂(信徒会館)にて、ネットワーク『地球村』代表の高木善之さんの講演会がありました。
また、私たち誰もが幸せを願っているのに幸せな社会が実現できないのは、お金や名誉といった「幸せのようなもの」を求めているからであり、 みんなが求めている「本当の幸せ」とは、愛や、優しさ、思いやりといったことではないだろうか?。 そして、「本当の幸せ」を願う人たち「目先の便利快適よりも安全・健康を」「目先の利害よりも子供たちの未来を」と考える 人々(グリーンコンシュマ)が増える必要がある事を話されました。 幸せな人が増えるためには、まず自分が幸せになること。自分を赦し愛する事が大切です。
国際NGOとして登録され世界的に認知され、国内外に影響を行使することで、 幸せな社会(永続可能な社会)を実現して行こうとしています。 そして、平和を実現することができない「国連」に代わり、世界中の他のNGOと連携した「地球市民国連」の設立を提唱しています。 「地球市民国連」では、世界中のグリーンコンシューマがインターネットで情報を共有し、 平和への実現手段として不買運動を世界規模で行うことで、世界平和を実現してゆく予定です。 ...そして講演会の最後は、全員立っての「故郷」の合唱で終わりました。 地球村は、環境問題だけではなく、戦争や、貧困、飢餓、差別といったあらゆる不幸を取り除くために、 「本当の自分を発見した人」「本当の幸せを広める人」が増えることを願っている。そんな人々のネットワークです... ■長崎アピール そして閉会集会では、分科会での提言を含めた「長崎アピール」が採択されました。
私たち一人一人が出来ることは本当に小さいことです。 しかし、それがどんなに小さくても、その平和への同じ想いを持つ人が大多数となったとき、 個々のレベルを越えた力が働くような気がしてなりません。 決してあきらめること無く、出来ることから、そして広めること.... 21世紀が光の世紀となりますように... この星が美しい姿して巡り続けること出来ますように... |
■高木善之さん ネットワーク地球村代表 年間300回を超える講演やTV出演を通じて、「美しい地球を子どもたちに」と呼びかけ、地球環境の深刻な現状を伝えると共に、現在の”経済成長と競争対立の社会”から ”環境調和、非対立の社会”への転換を提示。 そのわかりやすい説明と非対立の姿勢に、賛同の輪が広がっています。 現在、会員数:50000人のネットワーク『地球村』の代表。 ブラジル地球サミット、モントリオール会議に出席。 著書は「地球村宣言」「オーケストラ指揮法」「転生と地球」など多数。 以前は指揮者として活躍、元日本指揮者協会会員、合唱連盟理事。 |
▲このページのTOPへ |
関連サイト ■長崎新聞社ピースサイト |