詰将棋の話(3)

(2011年7月2日)
詰将棋の小部屋へ戻る  目次ページへ

将棋盤面/攻方26香36王56桂37龍38香68飛/受方41馬33歩43香34玉55歩27桂/持駒なし
http://twitter.com/MarriageTheorem/status/74462023567671297にて、2011年5月28日)

引き続き、Twitter上での課題作コンテストのようなものに出してみた作品です(もう一月以上前の話ですが…)。お題は「地点Xに利かせるため、地点Yに合駒(飛角香)を打つ。ただし、その瞬間には、地点XとYを結ぶ線上に別の駒(攻方でも受方でも可)がいて、直接には地点Xに利いていない。9手以下。双玉のピンは除外。」
「双玉のピン」というのを、「地点Xに攻方の王がいる状況で、地点Xと地点Yの間にいる駒が動くと王が素抜かれる」の意味と解釈した上で、「双玉のピン」以外での王の移動制限を意味付けとする合駒が狙いです。 なお、発表時に某氏からもコメントをいただいた通り、地点Yへ打つ合駒は結果的に逆王手になるものの、王の現在地への利き自体には意味がありません(もし、王を通り越して地点Xにだけ利きを生じさせる駒が存在するならば、受方はその駒を合駒に打つ方が有利になります)。この点もちょっと奇妙で気に入っています。

証明したわけではありませんが、多分この課題の最短手数作品だと思います。

前へ 次へ
詰将棋の小部屋へ戻る  目次ページへ

縫田 光司(ぬいだ こうじ)  jpnuida[at]mwa[dot]biglobe[dot]ne[dot]
(先頭2文字を末尾に移動させて下さい)
最終更新:2011年7月2日

(c) Koji NUIDA 2011- All Rights Reserved.