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庄野〜関(13.6km)

2005月10月8日(土)・9日(日)

桑名〜四日市関〜水口

10月の三連休を使っての東海道ウォークです。7日(金)の深夜11時に車で東京を出発。東名→伊勢湾岸道→東名阪と高速を走って、鈴鹿ICへ。いきなりの出口1km渋滞、ちょうど鈴鹿サーキットでF1日本GPが開催されていて、朝8時過ぎで早くもF1渋滞がはじまっていたようです。

庄野宿入口鈴鹿市指定文化財「旧小林家住宅」JR関西線の加佐登駅近くの駐車場に車を止めて、庄野宿の江戸方入口を9:10に出発しました。9:17に本陣跡を通過、今では集会所になっています。9:25に庄野宿京方入口を通過、あっという間に庄野宿を通過してしまいました。

庄野宿を抜けてすぐ、国道1号と合流。左手にはサークルKがあり、ちょうど真上を鈴鹿川を越える橋からの道が立体交差しています。国道1号を渡って、ほんの少し右に行くと再び旧街道が別れて延びていきます。

従是東神戸領中富田一里塚9:40に「従是東神戸領」の碑を通過、このあたり中富田町、西富田町とひたすら道なりです。9:50に中富田一里塚に到着。徹夜のうえに雨が降っていたので、川俣神社の社裏で座り込んでうたたね。10:30まで休憩しました。

10:30に中富田一里塚を出発して、20分ほど歩くと安楽川に出ます。安楽川にかかる和泉橋を渡っていると、かん高いエンジン音が遠くから聞こえてきました。F1マシンの走っている音です。後で地図で調べたら鈴鹿サーキットからは3〜4kmは離れている場所でしたがはっきりとシフトチェンジしていく音まで判別できました。Akioは以前、アメリカGPを見たりしているのですぐわかりましたが、Mihoは生の音を聞いたことがなく感激していました。

和泉橋を渡って右に進み、ちょうど西富田町から川に出たあたりからまっすぐ延長してきたところに、旧東海道が伸びていきます。おそらく昔は橋がかかっていたのでしょう。ひたすら道なりに歩いていき、亀山市に入ってすぐJR関西線の踏切を渡り、11:15に井田川駅を通過しました。

旧井田川小学校跡井田川駅を過ぎると、すぐ国道1号にぶつかります。川合町交差点の歩道橋を渡って国道1号を越え、さらに細い道を少し行くと東海道は左に大きく曲がります。「法悦題目塔」の案内標識があるのでそちらに進めば大丈夫です。

またまた道なり、国道1号と交差して11:42に和田道標を通過しました。東海道から神戸・若松への分岐点になるとのこと。

古民家大賞?大黒恵比寿

さらに道なりに進み、12:15にカメヤマローソクの工場を通過。蝋燭大好きなMihoは、門番のおじさんに蝋燭買えないかを聞いていましたが、この工場では売っておらず、亀山駅近くの「キャンドルハウス」で売っているとの情報でした。

さらに道なり(今日はこればっかり…)に進むと大きく左にカーブしていき、突き当たりを右に曲がります。ちょうどお昼なので、近くにあった「むかい」という焼肉屋で昼食をとりました(12:45〜13:45)。

昼食後、街道に沿う商店街を進み、突き当たりにある酒屋「山形屋酒店」を見かけて、Mihoの日本酒アンテナが反応してしまいました。今夜の飲み代程度に考えて入りましたが、なんと若戎の大吟醸でこの店オリジナルな銘柄「浮紅葉」があり、おもわずGetしてしまいました(夜、飲んでみたら最初は清水のような感じなのに口の中で転がすと、ふわっと味がでてくるおもしろい酒でした)。

再び歩き出し、亀山城下をくねくね曲がる東海道。亀山城の京口門跡まで来て、寄り道がてらキャンドルハウスにむかいました。途中、宗英寺の大イチョウを見て旧国道1号まで出てくるとキャンドルハウスが見えてきましたが、ここで大ハプニングが発生してしまいました。

日本橋からここまで歩いてきたAkioのスニーカーの底がぱっくりと開いてしまったのです。

残念ながらここでストップ。列車の時間の関係でキャンドルハウスも行けず、亀山駅から加佐登駅に戻りました。その後、車で鈴鹿ベルシティに向かい、「スポーツオーソリティ」でウォーキングシューズを購入、宿泊先の片岡温泉に向かいました(ちなみに夕食は前回堪能した「饗庭」、私たちの顔を覚えていてくれましたし、やっぱり美味しかったです)。


宗英寺の大イチョウ10月9日(日)、8:00〜9:00までの片岡温泉宿泊者専用の風呂タイムを堪能し、宿を出発。車で亀山の宗英寺に向かいました。9:55に宗英寺を出発、10:01に東海道に戻り、西に向かって歩き出しました。

野村一里塚10:13に野村一里塚に到着。慶長9年(1604)に亀山城主関一政が築いたと伝えられる一里塚、そして樹齢約400年の椋の木が残っています。東海道の一里塚の中でも有数の壮観さでした。

布気皇舘太神社野村一里塚から10分ほど歩くと、野尻の分岐です。東海道は右に折れますが標識もあるので間違えはしないでしょう。さらに4分ほど歩くと、布気皇舘太神社という荘厳な神社があり、この神社に沿って東海道は左にカーブしていきます。

しばらくして、JR関西線を越える跨線橋を渡ると、鈴鹿川の土手に出ます(10:40)。このあたりは大岡寺畷(たいこうじなわて)というところで桜並木が続いています。約2.2kmあり、東海道にある畷では最長なのだそうです。

関宿入口名阪国道(国道25号)の下をくぐり、11:00に国道1号に合流し、6分ほどは国道1号を歩くと、関宿の入口に到着します。この江戸方入口のところに、「小万のもたれ松」の碑があります。江戸時代中期に父の仇を討つべく亀山まで武術を習いに行く途中、若者に声をかけられないように身を隠していた場所ということです。


ここからは関の宿、街道沿いもいかにもな家が軒を並べています。11:15に東追分を通過、御馳走場や和菓子「関の戸」で有名な深川屋を過ぎ、12:05に関の地蔵院に到着。向かいにある「あいづ屋」で昼食をとりました。

関宿の街並み百五銀行ATM休憩所からの眺め

12:50に店を出て、「関の地蔵に振り袖着せて、奈良の大仏婿にとろ」の俗謡で名高い関の地蔵院を見物。なんでも天平13年(741)行基大師の開創という由緒あるところで、本堂・鐘楼・愛染堂の3つが国重要文化財指定されているそうです。

関の地蔵院街道から鈴鹿峠をのぞむ

13:05に西追分を通過、さらに10分ほど歩いて関西口のバス停で時刻表を確かめると、13:18のバスがあり、その次は16時台。Mihoが「伊賀上野の酒蔵に絶対行くんだ〜」とだだをこねたのでここで今回は打ち切りとしました。

関西口バス停

次回はいよいよ鈴鹿峠越えです。しかし、箱根峠といい、小夜の中山といい、潮見坂といい、なんでいつも冬に峠越えをやっているんでしょうね、私たちは…。


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