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2005月7月18日(月)
7月の三連休、日曜日は愛・地球博を見物し、名古屋駅前のビジネスホテルで1泊。朝6:31発の近鉄急行・伊勢中川行きで桑名に向かいました。6:55に桑名駅に到着、駅前すぐのミスタードーナツで簡単に朝食をとり、7:25に七里の渡しに向けて歩き出しました。
七里の渡しに向かっては車道に標識、また歩道にも所々地図があるので迷うことはないでしょう。7:35に海蔵寺にある薩摩義士の墓所を見物しました。治水工事を命ぜられた薩摩藩から派遣されたものの予算を大幅に超過したことで、工事完了後に切腹した平田靭負以下の義士たちの墓です。さらに、泉鏡花の「歌行燈」の舞台となった大塚本陣跡などもあります。

7:55に七里の渡しに到着し、8:00に今回のウォーキングスタートと相成りました。東海道をぽてぽてと歩き、約10分で春日神社の青銅鳥居を過ぎると、桑名城の石垣跡があります。その上には城ならぬ普通の家があったのがすごい違和感がありました。石垣跡の堀をはさんで公園があり、ミニ東海道がありました。江戸・日本橋から富士山、宮・桑名、三条大橋まであり、一足早く三条大橋をバーチャル体験してしまいました。なお、Mihoが富士山に登ろうとして滑り落ちていたのは秘密です。


この公園の終端のところから、東海道は右折し、大通りを越えてすぐ左折、しばらく行くと突き当たり手前で左折し、すぐ右折するというように桑名宿の中をくねくねと曲がっていきます。各ポイントには「東海道」の標識や、地元の方のお手製の標識などがあり、間違える可能性は低いでしょう。
桑名宿を抜けて、9:20に員弁(いなべ)川を渡りました。旧東海道にかかっていた橋は今はなく、国道1号にかかる町屋橋を渡ります。ただ、旧東海道の突き当たり部分から真っ直ぐ伸びるように橋桁があり、もしかして復旧させようとしているのかなと思いました。
町屋橋を渡って、国道1号と別れて再び旧東海道に戻ります。縄生一里塚を過ぎて、近鉄名古屋線と交差し、東芝の工場を抜けるとJR関西本線の朝日駅前。突き当たりを左に曲がって、10:20に朝明川(朝明橋)を渡りました。

10:37に鏡ヶ池を通過。続日本紀によれば、聖武天皇ご行幸のおり、笠が風にあおられて池に落ち、たまたま傍らで洗濯をしていた娘が笠を拾ったのが縁で、その娘の家に宿泊し、翌日の別れの際、天皇と見送る娘の姿が鏡のような池の水面に映っていたとのことで、「鏡が池」と呼ばれるようになったそうです。
その後、すぐにJR関西本線の踏切を越えますが、その上を三岐鉄道のガードが交差するという珍しいつくりです。この踏切を越えると道なりに左折し、今度は三岐鉄道と近鉄名古屋線のガードをくぐって10:50に富田一里塚跡を通過。
富田三丁目で突き当たりを右に折れ、しばらく道なりに進んで、11:28に茂福町(もちぶくちょう)の証圓寺を通過、このあたりもクランク状に旧東海道が左、右と折れています。この証圓寺には、茂福の力石という大きな石が置かれていました。この地区の若衆が力比べに持ち上げたりしていたそうです。
また道なりに進み、11:58に国道1号に合流。12:15、海蔵川の手前で旧東海道は左に逸れますが、川に橋がないので結局は国道1号の海蔵橋を渡ることになります。海蔵橋を越えて左折し、旧東海道に戻り、12:25に三滝川にかかる三瀧橋を渡ると、すぐのところに、なが餅の老舗「笹井屋」があります。ここで、20分ほどなが餅をいただきながら休憩をとりました。なお、国道1号の海蔵橋手前にも笹井屋はありますので、車だったらそちらの方がいいかもしれません。
12:45に笹井屋を出発。12:55に諏訪神社から旧東海道がアーケードになります。アーケードを抜けるとJR四日市駅と近鉄四日市駅を結ぶ四日市のメーンストリートに出ます。ここから近鉄四日市駅に向かい、13:08にGoalしました。
帰りは近鉄特急で名古屋にひとっ飛び。ついでに大相撲名古屋場所を当日券の砂かぶり席をGetして見物し、新幹線で東京に戻りました。