Wanton desires-4-

飽きもせずに見つけられましたね。
こんなレゴで良いのかしら?

 レゴラスの長い髪が、惜しげもなく草原に流れる。植物的な肌は熱を帯び、強くアラゴルンを求める。
 彼から与えられる、中心への愛撫に腰をくねらせ、白い顎をのけ反らせると、甘い声を上げた。
 早く、早く彼が欲しい。
 美しき魂を持ったこの人が。
――では、もし手に入ってしまったら? 彼が自分だけを見てくれるようになったら?
 声を上げながら、レゴラスは自嘲気味に笑った。
 彼が手に入ってしまったら、自分は彼に何の興味も持たなくなるだろう。 
 腹の中を突き上げられる感覚で、眉根を寄せ、短く呻き声をあげる。
 アラゴルンの無作法な指が、中で暴れ出す。
「……っ…あ…んっ」
 指が一本、また一本と増やされて行く。
 前と後ろを同時に犯され、レゴラスの身体は快楽の海に沈んで行く。
「あぁ…ぁっ、ん…っ」
 アラゴルンの口から解放されたモノは、いきり勃ち、唾液と先走りの液体ですっかり濡れている。月明りの元で、それは妖しく光る。
 ようやく解放されたレゴラスは、大きく呼吸を繰り返す。
 アラゴルンは自分のモノを取り出すと、レゴラスのモノから液体を掬い取り、それを塗り付ける。
 レゴラスは嬉しそうに笑みを浮かべる。
 やっと彼が入って来てくれる。
 アラゴルンはレゴラスの腰を持ち上げると、後ろの蕾に肉棒をあてがう。そして力を込めると、一気に貫く。
「あぁ…!」
 レゴラスの顔が苦痛で歪む。
「あ…ぁ、はぁ…んっ」
 放しはしない。やっと手に入ったのだから。
 自分の中で育って行く、アラゴルンのモノを締め付ける。
「レゴ…ラス、放せ。動けない」
「キスしてくれたら、放してあげます」
 まだいくらか余裕を残し、レゴラスは妖艶に笑う。
 アラゴルンの唇が触れる。離れて行くところを掴まえて、舌を差し入れ、心行くまでアラゴルンの唇を味わう。
「…どうぞ」
 アラゴルンの首に腕を掛けたまま、ペロリと唇を舐める。
「覚悟しろよ…」
 不機嫌そうな口調でレゴラスに告げる。
「……楽しみですよ」
 締め付けが緩められると、アラゴルンは腰を揺すり始める。
「あっ! あ…んっ」
 耳元で聞こえるアラゴルンの呼吸が激しくなり、レゴラスも嬌声を上げる。
 出し入れされる度に聞こえる卑猥な音に、レゴラスの欲望に火が点けられる。
 もっと、もっと彼が欲しい。
 無意識の内にアラゴルンの背中に手を回し、爪を立てようとすると、腕を押さえ込まれる。
「傷は付けるな」
 上げたアラゴルンの額から、汗が落ちて来た。それはレゴラスの頬に落ちる。
「身持ちの良い事で…」
 相変わらずレゴラスは、嫌味な笑みを浮かべてみせる。
 『手に入れる』という事は、常に自分が優位な位置にいなければならない。例え、余裕がなくとも、相手にスキを見せてはならない。だが――
 組み敷かれたまま、行為は続けられて行く。
(この方が犯されてるっぽくて、良いかも♪)
 朦朧として行く意識の中で、そう思うのがやっとのところまで来ていた。
 快楽の海に完全に飲み込まれると、先程までの余裕は全く無くなり、ただ自分を犯している男の動きに合わせて腰を揺すり、目を閉じ、髪を散らして、喘ぎ声を上げる。
 アラゴルンも呼吸を荒げ、時折、呻き声を上げながら、腰を揺すり続ける。
 レゴラスがオルガスムスに達しているのは明白だった。
 でもまだ、イカせはしない。
 それは細やかな仕返しだった。
 いつも勝ち誇った表情のレゴラスが、自分に組み敷かれ、大きく足を開き、腰を揺すっている。美しい顔を歪め、ただ快楽だけを求めてくる。
 それはアラゴルンの、男としての征服欲をも満たして行く。
「ア…ラゴル…ン…」
 ダメだ、と言いそうになるのを、グッと堪える。
 アラゴルンの腹の下で横たわるレゴラスのモノは、今にもはち切れそうになっている。そしてアラゴルンのモノも。
「…出して…下さい、中に…」
 レゴラスは薄く笑う。
(限界のはずが、大した精神力だ)
 アラゴルンは半ば呆れ気味に笑みを浮かべると、レゴラスの中に欲望を吐き出した。
「あぁ…!」
 体内に熱いものが広がるのを感じ、レゴラスの身体は大きく波打つ。そして自らの腹に向かって、精を吐き出した。



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