教室探し

f字孔


どんなところがあるのかな…

 まず,タウンページを開いてみました.近くには数軒の教室があることが分かりました.どこがいいのか分からないので,とりあえず一番大きそうなところに電話してみることにしました.このときいい年をして結構緊張したのを覚えています.30歳にもなってバイオリンを習いたいなんて言ったら,「正気ですか?」なんて答えが返ってくるんじゃないかと心配でした.電話してみると,感じのいい女性が出て,バイオリンを習いたいということを話すと先ずパンフレットを送ってもらえることになりました.2,3日してパンフレットが届きました.パンフレットと一緒にきれいな便せんに丁寧な字で,「一度練習を見学に来て下さい」と書いてありました.なかなか感じがよかったので,早速見学に行くことにしました.

いざ,教室へ…

 予約した日に教室にいきました.階段を上がると待合室があり,奥には教室が5部屋位ならんでいました.そこからは,ピアノやバイオリン,フルートを練習する音が聞こえてきました.受付に行って,バイオリンのレッスンの見学に来たことを話すと奥の一つの教室に通されました.そこには,女性の先生と20歳位の女性の生徒さんが練習している教室でした.私が入ると軽く挨拶をしたあとレッスンは続けられました.その生徒さんはまだはじめたばかりらしく,指を押さえる位置にピンクのテープが貼ってありました.このとき,ほっとしてこの人も仲間だと思いました.はじめは,テープを貼ってくれるのか,なかなか先生は美人だな,などと考えながらそのレッスンが終わるまで見学していました.もう,この時点でここで習おうと決めていました.レッスンがおわると感想を聞かれたあと,これからどうするか聞かれたので,お願いしたいことを伝えました.その後はこんな調子だったと思います.
「いままでに,楽器を習われたことはありますか?」
「全然ありません」
「じゃパイオリンなんか持ってないですよね」
「いえ,もらった(本当は通販で買ったのだが思わずこう言ってしまった)のがあります.でも使えるかよく分かりません.」
「今,持ってないですよね」
「実は,車につんであります」
「じゃ,ちょっと見てみましょう」
車からバイオリンをとってきて,
「これ使えますか?」
「最初はこれでいいでしょう」
ということで,通販のバイオリンは無駄にはならなくてホットしました.
その後,教材の話になり,何がいいのか分からないので先生にまかせて鈴木メソッドで,9月からレッスンが始まることになりました.

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