今の時代、「情報源」と言えば「インターネット」と答える人は数多いですね。しかし現役バリバリ「ナローバンド」の使い手である私は
未だに「本」が貴重な情報収集源。 今回はなんしぃ愛読の書籍をちょこっと紹介したいと思います。
<月刊情報誌>
■別冊MOTOR
CYCLIST
現在、バイクの情報源となっているのはこの本。新車情報は勿論ですが、どっちかといえばレトロバイクが沢山載ります。おそらくレトロバイクファンは必読書になっているのでは?と感じさせるほどマニアックな内容で、国産のみならず海外のものまで平然と特集されるので脱帽もの。
さらにそのマニアックなバイクを愛するユーザーも特集され、連載もので「私のガレージ」というコーナーもあり、読んでると「ここまでやってみたいなぁ」と感じてしまう。そして「追跡シリーズ」では、特定の車種を徹底解剖。オーナーによる座談会は本音の言葉が聞けるので、そのバイクを買おうと思っている人はかなり参考になる内容だと思う。また比較的ヤマハ車がクローズアップされやすいので、いつの間にか購読書となってしまった気がする…(気のせいかなぁ)。
パワー&ニューマシンコンプレックスから脱出した「懐古マニア」の方にお勧めの雑誌です。
<DATA>
八重洲出版
レトロファン度:★★★★★
■BIG MACHINE
内外出版社の代表的なバイク月刊誌で大型車乗りオーナーでは定番モノ。基本的には同社既刊「ヤングマシン」の大型車版、といった位置づけで、内容も新車特集やライディングインプレッション、ウェアやパーツ紹介といった「今のトレンドを追求し、徹底的にバイクライフを楽しもう」的なものです。よく言えばそうだが、悪く言ってしまうと前述の姉妹誌「ヤングマシン」の延長線上的な印象で、一年を通して繰り返し同じ内容の特集をするので、一年購読すると飽きが来てしまう…(^_^;)。
ただしその内容は詳しくでとても判りやすいものなので、読んでて不愉快さを感じる事はないでしょう。更に元GPライダー「平忠彦」氏のツーリングレポートは読んでて楽しい。氏のファンの方は必読書だと思います。
これまたヤマハ車を取り上げやすい雑誌なので、私はちょくちょく購入する雑誌です。
<DATA>
内外出版社
コストパフォーマンス度:★★★★
■RIDERS CLUB
これまた大型車中心の月刊誌。しかし内容がちょっと特殊で、バイクとの楽しい付き合い方を指南しています。だから見開きで特集されるのは「ライディング講座」や「メンテナンス講座」といったものが多く、独自路線を突っ切っている…と感じてしまうのは私だけでしょうか?
連載ものの「ロングターム・インプレッション」は、主に編集部員の愛車を通して長期にわたりパーツやカスタムインプレッションをレポートするもので、同じ車種を持つオーナーであれば共感が持てるでしょう。そうでなければ…何だか自己満足?自己自慢?と感じざるを得ないかも…。
巻末には直近レース情報をカラー付き写真で紹介するので、レースリザルトや各社マシンの作りこみが判りやすい。これだけでも毎月購読する価値があると思いますが、比較的「ド○カテ○」びいきの内容なので、嫌いな人はお勧めできないかな?
<DATA>
竢o版
愛車と付き合おう度:★★★★★
<コミック>
■JhaJha
月刊サンデーGXで好評連載中、えのあきら先生の漫画です。
イタリアバイクショップ「GOBLIN」を経営する「滝沢レナ」と、その階上に寝泊りするバイク便ライダー「宮城ススム」とのバイクを通じたラブコメディ。…と言えば「ありがちじゃん」と思われてしまうが、出てくるバイクが濃いのなんの…一回読むだけではそのエンスーさに浸る事が出来ない、超マニアックバイクコミックです。毎回特定の車種を通じてコッテリと物語が展開されるので、知らないうちにバイク通になってしまう、オソロシイ漫画。作者自身による濃厚なバイク解説つきなので、バイク初心者も安心(…かなぁ)。見た目はカワイ子ちゃん(←死語)系キャピキャピものですが、そうゆうのを期待すると痛い目にあうでしょう。
一つのバイクに愛着をもてない人は、コレを読むと必ず愛着が湧くようになりますし、最近ツーリングに行ってないなぁ…と思ってる人にも効果絶大。是非ご一読を。
<DATA>
著者 えのあきら
小学館 GXコミックス 1〜3巻(以下続刊)
イタリアン度:★×65535
■頭文字D
あまりにも有名な、走り屋必携の超人気コミック。ストーリーや登場人物なども、いまさら説明の必要はないでしょう。ただしストーリーの展開は男性向け漫画らしく「バトル」のワンパターンなので、流石に飽きてきたかな〜と感じる今日この頃。ランエボがやたら悪人っぽく描かれており、ファンの私はちょっと悲しい。
描写がとてもリアルなので、読んでて「面白い」と感じるのは間違い無いのですが…。
<DATA>
著者 しげの秀一
講談社 ヤンマガKC 1〜27巻(以下続刊)
10000rpmバトル度:★★★★★
セブン度:★★★★★★★
■ブルヴァール
クルマ&バイク熱血女子大生・藤原雪乃と彼女を取り巻く仲間たちのちょっぴり乙女チック(←また死語)な物語。大好きなバイクに乗っていた雪乃は、ある雨の日に転倒してやむを得ず車(MR2)を購入。最初はどうも上手く愛車と付き合えなかった彼女だが、自然と心を開いて無二の親友となっていく…そんな調子で物語が展開されていきます。絵柄がとても「少女マンガ」風なので、購入する場合はかなりの勇気が必要かも。しかし、MR2オーナーは必ず読むのだ!ちなみに作者の日生氏もMR2オーナー。
<DATA>
著者 日生かおる
少年画報社 YKC 1〜5巻(完結)
ナイトライダー度:★★★★★
何でもあり度:★★★★★
■メタルウィンド
当HPにも相互リンクを張ってます、吉永先生のバイクコミック。何となく勉強して、何となく大学生になった主人公・天野ショウ。勢いで入部したバイク愛好会「メタルウィンド」で、バイクと人間関係を通じて「自分の生きる道」を見つけ出します。タイプ的には「頭文字D」的ですが、とにかく人と人との付き合いを重点に書かれているので、女性にも理解しやすい内容となっていると思います。諸事情で連載が終わってしまって残念でしたが、是非次回作に期待したいと思います。
<DATA>
著者 吉永裕介
講談社 ヤンマガKC 1〜5巻(完結)
バイオレンス度:★★★★
カタナ度:★★★★★