気軽に使える万能携帯アンプ!

※注:この機材は愛娘所有のものです。

【商品名】
 amPlug AP-AZUSA-GR

【コントロール】
 ボリューム・トーン・ゲイン

【入出力端子】
 PHONE出力、AUX入力

【電源】
 単四乾電池×2

【寸法(W×D×H】
 86mm×80mm×31mm

【重量】
 40g(本体のみ)

【販売価格】
 定価 4,935円 (税込)

 

 

 

amPlugについて


  ギターアンプメーカーとして広く知られる「VOX」。コンパクトなものから本格的なライブステージ・スタジオ用などの多彩
 なラインナップを誇る同社の商品ですが、その中で特に同社を象徴する特異な存在、「amPlug」というものがあります。
  エレキギターやエレキベースはアンプに繋いで音を出すのが一般的。もちろん繋げなくても音は出ますが、エレキの
 特長的なサウンドや、歪みなどのエフェクト効果を得るためには、アンプの接続が不可欠です。しかしこのアンプ、重いわ
 大きいわで、なかなか気軽に持ち運べません。また自宅で練習する場合、いくら小さいアンプでも10W相当の出力では
 かなり近所迷惑。でもあまり出力が小さいと、今度は迫力に欠けるし…。このような悩みをお持ちの方は、この「amPlug」
 はオススメです!
  ヘッドフォン専用アンプとすることで、コンパクトながら高品質なサウンド。ボリュームはもちろんトーンやゲイン(歪み)
 コントロールが付いていますので、機能は一般的なアンプと同等。そして外部入力端子を装備しているのもポイントで、
 iPodなどから自分の好きな曲を流せば、即席セッションが可能です。またこれは非公式ですが、ヘッドフォン端子から
 別途スピーカーに接続すれば、amPlugはエフェクターに早変わり!電池駆動ですのでギターさえあれば、いつでもどこ
 でもギターを弾くことができます。
  そんな人気商品に、これまた人気アニメ「けいおん!」のコラボバージョンが登場しました!劇中に登場する3人の
 キャラクターに合わせ、3種類の商品がアイテムがラインナップ。

モデル名
ベースモデル
カラー
サウンド(公式HPより)
平沢唯モデル(AP-YUI-RD) amPlug Lead レッド 2000年代英国製スタック・アンプ風
秋山澪モデル(AP-MIO-BL) amPlug Bass ブルー 1970年代アメリカン・ベース風
中野梓モデル(AP-AZUSA-GR) amPlug ClassicRock グリーン 1980年代英国製スタック・アンプ風

 上表から判る通り、それぞれベースモデルが存在します。各キャラクターのイメージに合わせたサウンドセッティングに
 より、本人さながらのサウンドを出すことが可能となっています。
 (とは言え、ギターやセッティングによりサウンドは変わってきますが)
 今回は、中野梓がメインで担当する「リズムギター」になりきって、amPlugの実力を検証したいと思いまッス!

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ディテールチェック

  あずにゃんのイラストがプリントされた本体。
 ちょっぴり(かなり)こっ恥ずかしいですね(爆)。
 写真では伝わりにくいと思いますが、とにかく
 コンパクトです。
  上面のスイッチ類。
 左から、外部入力端子・ゲイン(歪み)・トーン・
 ボリューム調整ダイヤルです。
  向かって左側面には電源スイッチがあります。
 赤い部分は電源ランプで、スイッチオンで点灯
 します。
  なお平沢唯モデルと秋山澪モデルには、エフェ
 クトOn/Offスイッチが電源スイッチに併設されて
 いますが、本機には搭載されていません。
  右側面には、ヘッドホン端子があります。
 ステレオ・ミニプラグ規格ですので、一般的な
 イヤホンは問題ありませんが、AV向けの大型
 ヘッドホンは端子サイズが異なるため、変換
 コネクタが必要になります。
  本体背面には電池ケースがあります。
 単四形ですのでとてもコンパクトです。
  駆動時間の公表値は、マンガン電池=6H・
 アルカリ電池=20Hですので、実用性は非常に
 高いと言えるでしょう。二次電池(充電式電池)
 を使用すれば、もっとエコノミー!
  プレラトに装着してみました。あずにゃんが見つ
 めております…(o^_^o;)。
  一般的なストラトはこんな感じになると思います
 が、シールドジャックが側面にあるギターは本体
 が見えなくなるため、操作性がやや低下します。
 まぁシンプルなスイッチ類ですので、手探りでも
 全く問題ないと思います。
 (あずにゃんは見えなくなりますが)
 またジャックの位置にもよりますが、ある程度の
 ヘッドフォンケーブル長がないと、ギターが弾き
 づらくなります。1m程度は必要でしょうかね。
  パッケージ背面には、とてもこっ恥ずかしい
 イラストが(爆)。
  機能的には殆ど変わりがないので、アニメに
 拘らなければ通常の「ClassicRock」モデルを
 購入したほうが良いかも…。レジに持っていく
 のはかなりの勇気が必要です。
  余談ですが、このイラストをウチの次男坊(4)
 がすっげー見入ってました(笑)。

 

インプレッション


  さて、それでは実際に繋いでみましょう。
 まずはクリーントーンですが、プレラトと接続した場合のサウンドは「まさしく王道のストラト・サウンド!」と言えるクリアな
 音質が確認できました。低音から高音にかけて奇麗に音が出て、シングルコイル特有のノイズもあまり気になりません。
 メインギターであるGRG150DXにも繋げてみましたが、こちらはハムバッカー特有の腰のあるサウンドが強調され、
 実力は期待以上!
  続いてディストーション(ゲイン)をかけてみましたが、これもバッチリ(^o^)/ 両ギターともストラトらしい、スッキリかつ
 腰の効いたブリティッシュ・サウンドが堪能できました。
  一つ難を挙げるとすると、ゲインが「1」の状態だといくらボリュームを上げても音が出ない、ということ。逆にゲインを
 上げると、今度は出力が大きくなってボリュームを下げる必要がありますので、音量調整がメンドクサイ!です。
 まぁサウンド造りの一環と考えれば楽しいひとときですが、せっかちな人は「かったりーなー」と思われるかも…です。
 
  何はともあれ、このサイズと価格でここまでのスペック!厳密には据え置き型アンプのほうが音作りの幅が広く、練習
 もしやすいとは思いますが、勉強の合間やライブの待ち時間など、ひょいと出してギターの練習ができるこの「お気軽」
 感は、amPlugに軍配があがるのではないのでしょうか。ギタリストであれば、所有しておくのも悪くはないでしょう。
  なお、この「けいおん」コラボモデルは各3,000個の限定生産品ですので、既に入手は厳しい状況だと思いますが、
 前述の通り、それぞれのベースモデルは普通に購入できると思います(値段も安い)。両機を比較していないので断言
 できませんが、公式HPの視聴では差は感じられませんでしたので、「けいおん」にコダワリが無ければ、通常モデルの
 購入をオススメしますよ〜。
 自宅では良いですが、外では使えませんから…このデザイン(爆)。  

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