飼育日誌

   

 

2003年10月5日
「兄弟誕生!」

二代目キューブが誕生してほぼ一年。兼ねてから噂されていた3列シート仕様のキューブがデビュー。
その名も「キューブ・キュービック」。
呼び名はそうであるが、表記は「キューブ」の三乗と書く。
なんしぃがキューブを買うときにはすでにこの三列シート仕様が出る事は知っていたのだが、
「ノーマルキューブ+30cm」という噂が流れていたそのスタイルを想像すると
こりゃーイマイチかな!?と考えてあえて無視していた。
しかし実際は+17cmにとどまり、その姿を見ると…なかなかまとまってんじゃん。
ちゅーことで、今回はこのキューブ・キュービックを紹介します。
(以後ややこしいので、二列仕様を「キューブ」、三列仕様を「キュービック」と称します)

 

 さて、キューブとキュービックの差はサードシートの存在…だけと思ったら大間違い。結構いろんなところが変わってます。
キューブのターゲット年層が20歳〜25歳に対し、キュービックはそれよりちょっと後。つまり25歳〜35歳がターゲットに
なっています。その点からキューブに比べてやや落ち着いた印象を受けるパッケージングになっています。

 まずはエクステリアから。
パッと見は見分けがつかない両車ですが、比較的判りやすいのがこのフロントグリル。
キューブの四角形の集まりに対し、キュービックはオーソドックスな横基調グリルです。その下のバンパーデザインも
ボディ同色になっており、落ち着きがあります。
 

ドアパネルもキューブと違います。キューブはドット柄の樹脂パネルに対し、キュービックはファブリックが張られてます。
またリアドアには新たにカップホルダーが装備されています。
 

セカンドシートはキューブの一体式に対して、左右独立のスライド機構を持っています。もちろんこれはサードシートへの
アクセスを可能にするためのもので、シート横にあるレバーで軽く操作できます。
 

収納部分もキューブより強化されているポイント。セカンドシート下には収納スペースが用意されてます。ただし
場所が場所だけに使用頻度が低いものしか収納できませんが…。
サードシート横にはネット付きの収納スペースがありますが、キューブのようにコートハンガーは無し。残念…。
 

サードシートからの視点。セカンドシートを後ろに下げ気味にしているため、足元スペースは皆無。セカンドとサードの
スペースが均等になるように調整しても、大人が座るには若干厳しいです。でもシート自体の出来は合格です。
サードシートはスライド機能を持たず、リクライニングも不可。また使用時にはラゲッジスペースが殆ど無くなります。
7名でフル乗車した場合は、荷物の置き場所に困りそう…。
 

キューブは全車オーディオレスですが、キュービックは最初から写真の1DINサイズオーディオが装着されてます。
ソースはCDとラジオのみですが、ディーラーオプションのオーディオがラインナップ強化されていますので、好みに合わせて
チョイス可能です。もちろん、「オーディオレス」オプションを選択して、豊富な社外品をチョイスするものOK。
カラーバリエーションはキューブにもあった設定色5つに加えて新色が3色追加。具体的には、「ビームグレー」「ビーンズ」
「パブリカオレンジ」が無くなった代わりに、「ルミナスレッド」「ユーカリグリーン」「ソードメタル」が追加されてます。
(写真の右列3つがキュービック専用色です)
 

総評
キューブに比べて落ち着きのある室内で+15万円。キューブの子供っぽいキャラクターは苦手だけど、高い実用性を
持つコンパクトカーが欲しいと考えている人は、
買い!

おまけ

キュービックのちょっと前にデビューした、これまた兄弟車・マーチのスポーティグレード「14s」。
具体的な装備は、「14c」をベースに「エアロパーツ」「専用メーター」「専用内装色」「専用シート」。
スポーティなマーチが欲しい人は、ヴィッツRSやデミオ・スポルトに加えて選択肢に入れるといいかも。
またこれを機に、今まで装着する事が出来なかった「プライバシーガラス」「オートエアコン」が新たにオプション設定。
「「14c」「12c」が欲しいけど、エアコンがマニュアルだもんなぁ〜」と二の足を踏んでた人は朗報になるかな?

 専用のエアロパーツで固められた外観。
 ヘッドランプヘゼルもスモーク調として、スポーティ感が
 強調されてます。
 タイヤサイズはキューブと同じ15インチで、専用アルミ
 ホイールを履いて精悍さをアピール。
 ボディカラーはクリスタルブルー・パブリカオレンジ・
 ダイアモンドシルバー・ホワイトパール・スーパーブラック
 の5色。シート内装はブラックのみとなります。
 インテリジェントキー装着車はドアハンドルがボディ同色
 となります。(非装着車はブラック)
 リアビュー。リアスポイラーが装着されるだけで走りの
 イメージが高まります。濃色ガラスとブラック内装で
 引き締まった印象が強調されてます。オプション設定の
 プライバシーガラスをチョイスすると更にいいかも。
 テールランプも専用品で、スモーク調です。
 インテリアはブラック一色。
 メータークラスターとオーディオ周り、シフトベースなど
 至る所にチタン調パーツを使用し、高級感を演出。
 オーディオはキュービックと同仕様のものが標準装備。
 エアコンはマニュアルだが、オプションでプラズマクラス
 ターイオンエアコンを装着すればオート化に。
 もちろん「カーウィングス」も装着可能です。
 シリーズ初となるタコメーター付きメーターパネル。
 でもよく見るとキューブとほぼ同じデザインで、細かく
 刻まれたメーターはちょっとレトロっぽさを感じさせるが、
 瞬間の視認性は今一歩といったところか?
 これもオプションの「NISMOメーター」をチョイスすれば
 メーター板がホワイト化されて、ますますスポーティに。