2006年5月

放射線治療2

05/01/2006 08:20:00 PM
耳鼻科に行って治療をすると言ったら、すぐに放射線科に行って、簡単な説明を聞き、お面を作り、CTを撮って、明日から治療開始です。
じつは、昨日からKちゃんと嫁さんが喧嘩中、放射線治療も「勝手にすればいいじゃん」と言うことになってしまった。真剣に考えているが方向性が違うし、もともと考え方が変わっていると思える、治療に反対なのか・・・・・
一番不安なのは、治療する本人である。
通院

05/02/2006 10:29:00 PM
Kちゃんは、自転車で病院まで行った。
学校から30分、学校が家から5分くらいだから、本人としてみれば結構距離がある。
(普通の高校生は、4〜50分くらい平気で通ってるが。}
部活で、走りこんでから往復1時間、トレーニングの延長である。
今はいいが、食事がうまく取れなくなってきたりしたら、体力と精神力が必要である。
Kちゃんの、目標

05/03/2006 11:53:00 AM
Kちゃんの、今の目標は高校選手権の選手登録されることだそうだ。ワールドカップでいうと最終選考に残ること・・・・(話を大きくしすぎか?)

今の学校を選んだのも、近いから、と言うのもあるが、サッカーもそこそこ強いことも理由のひとつであ。

今回の、放射線治療は苦渋の選択だったようだ、ここで唾液障害が出ると、スポーツ選手としてはかなり致命的である。

嫁さんとは、悩み事や治療方法も結構話してるようである、今回の治療はやりたくないとも話していたようである。
学校で知ってるのは、サッカー部の先生と担任、養護の先生と校長先生他数人しか知らない、友達や部活の仲間も知らない、最近、去年髪が抜けたときも、何でそんな頭してるのか聞かれてもとぼけていたし、首のリンパ腺が腫れてるのもおかしい言われてもとぼけている。
どうしていいか分からず、愚痴をこぼす相手もいず、ただサッカーの練習に打ち込んでいる。

8月の終わりに、ヨーロッパ遠征がある。今年の初めに、パスポートを取り楽しみにしている、今、治療をしないと行けないかも知れないと言うことで決めたが、後遺症がどのように出るか心配である、嫁さんは、もっと体に優しい治療はないかと考えている、放射線治療は最後の手段と考えている、「治療をする」とKちゃんが決めたとき、本当にそれでいいのかと言うことで喧嘩になったらしい。

嫁さんが以前Kちゃんに、「今まで一番楽しかった場所はどこか?」と聞いたらしい、そしたら「お母さんとサッカーの練習した、あの公園」と言ったらしい泣きながら話してくれた、家から100mも離れていない、その公園も今は無い。

考えてみると、父親としてKちゃんとは、あまり話をしていない気がする。
家族会議

05/06/2006 06:04:21 PM
2日から始めたKちゃんの治療、嫁さんは納得してないみたい。

頚部リンパ節、唾液腺のすぐ近く、たまごの大きさの腫れ、そこに放射線を照射するのである。
前回の照射に比べると、もっと唾液が出なくなるし、のども痛くなる、家族の協力無では乗り切れないと思う。

自分は、今回の放射線治療はベストの選択だと思っているが、嫁さん「他に方法があるだろう」と言っている、どんな方法があるのだろうか、びわの葉とか食事療法とかいろいろ言うが、治療が遅れれば遅れるほど、病気が進行していく。

放射線治療や、抗癌剤で絶対直るとも思わないが、食事療法などの民間療法よりずっと効き目があると思うし、今食べたい物を食べ、体力を付けるのが一番だと思う。

唾液が出ないとスポーツは確かにやりにくくはなるが、病気になってしまったのである、それと向かい合って共存してくしかない。と思う。

前にも書いたが、高校選手権の選手登録されることが目標である、これも高校2年の今しか出来ないことである。

何が最優先事項なのか・・・・・・・
これからのこと

05/07/2006 12:52:00 AM
嫁さんが、Kちゃんの本当の気持ちを何回も聞いていた。

Kちゃんも、怒りながら、泣きながら「大きくなって首が回らない、今日もパスを受け損なった、これ以上大きくなったら・・・・・・・・・、自分で決めた、できるだけ部活もするし、自分で通えるだけ通う」と言っていた。

嫁さんも、ノイローゼ状態である、どんな治療があるのか本を読みすぎて東洋医学のほうが西洋医学より優れていると思っているようだ。

自分(嫁さんが)が不安だから、びわだの針だのと言っているし、それをKちゃんに押し付けてるみたい、Kちゃんも不安だから否定もしないがお互いの気持ちがイマイチ噛み合ってない。

「私もこんなにがんばっているのだから・・・・・なんで私の言うことが聞けないの?」て言うことで、頑張りすぎて疲れてしまったようだ、「もっと力を抜け」と言ってるのに。

言いたいことを、言えたかどうか分からない、伝わったかどうかも分からない。泣いて、笑って、怒って、でも話し合いをしないと意思統一ができないし、本音で話をしないと、奇麗事じゃないし、現実を見ないと、一番苦しいのはKちゃんである。

Aちゃんにも話をした。
Aちゃんは、お兄ちゃんを尊敬してるし、目標としてるようだ。
どこまで分かったのか分からない、けど、これからどうなるかも分からない。


家族が一つにならないと、乗り越えられない・・・・・・・
放射線治療とびわの葉療法

放射線治療とびわの葉療法
仕事の関係で、介護関係の大学の学長(元病院の副院長先生)と知り合いになり、先日相談に乗ってもらいました。ほとんど自分の愚痴だったと思いますが・・・・

食事療法とか、体質改善は時間がかかり、やはり東洋医学は即効性が無く、今は放射線治療しかないと言うことです。

今、嫁さんに、西洋医学の話をしても無駄な感じがしますが、先日の話し合いでKちゃんの気持ちを知り、今は放射線治療の反対もしません。

今日も自転車で放射線治療に行きました。

その代わりと言うか、「びわ」とか「針」とかは、嫁さんが信じきってることもあり、本人も不安があるから並行して治療をしてます。と言うか、母親を安心させるために行ってる感じです。

これからは家族の会話の時間をもっと沢山とろうと思ってます。
放射線3日目

05/09/2006 10:31:00 PM
Kちゃんの放射線治療、5月2日から始目たけど連休があったため今日で3日目。
自転車で通院する予定だが、外は雨模様だし、診察もあったので迎えに行った。
先生曰く、「少し小さくなったかな?」
Kちゃんは、「連休中に大きくなった」と言っていた。
治療3日で小さくなるわけが無いと思うのだが。
しかし「紅白戦のとき、左サイドバックで、キーパーからのパスが見難かったのが見えるようになった」と言うようなことを言っていた、首が少し回るようになったのか。
気のせいでも、うれしいことである。
放射線治療5日目

05/11/2006 11:22:01 PM
今週は雨が多い、今日も朝から雨です。
Kちゃんは朝、学校まで送ってもらったようで、PM4:15に学校に迎えに来て暮れとのメールあり、今回の治療は嫁さんは乗り気でなく、病院への送り迎えは今のところあまり考えてない。
おばあちゃんに頼んではあるが、Kちゃん自身が頼みにくいようである。
今日はCTを撮ったようである、写真は見てないが小さくなっていれば・・・と思います。
段々、喉が渇きやすくなってきてるようで、授業中など水を飲むことができないので、その辺も理解してもらいたいような気もする。
放射線科検診

05/16/2006 11:08:16 PM
今日は放射線科の検診の日でした。
放射線も今日で8日目、効果もボチボチ出てるらしい。
見た目は、あまり変わらないような気がするが・・・・・・

まだあまり喉が痛くなったりとかは無さそうである。
耳鼻科検診

05/18/2006 09:31:00 PM
今日は、Kちゃんの耳鼻科検診の日
放射線も10日目
おばあちゃんに、病院まで送ってもらい、16:50に放射線科、17:30に耳鼻科検診。
チョコチョコと触って、「小さくなりましたね」で終了
先週、喉が少し痛いと言うのも薬を貰って調子がいいみたい。
放射線科検診

05/23/2006 08:25:09 PM
頚部リンパ節、放射線治療開始して13日目

多少小さくなったみたい、首も回るようになって、触られても痛くなくなったとか。
のどの痛みもさほど無く、食事もうまく取れてるみたい・・・・・
ただ、また髪の毛が抜け出した・・・・・・・
髪の毛

05/25/2006 10:54:00 PM
Kちゃんの髪の毛がばさっと抜けた。
前回よりは少ないがちょうど首の後ろ側、耳の下のところが抜けた。
本人はとても気にして、自分の携帯のカメラでパシャパシャ撮って「おかしーよこれ」と言ってた。

半年前に比べるとぜんぜんおかしくない・・・・と思うのだが。
M高校

05/30/2006 09:40:38 PM
Kちゃんの通う、M高校の校長先生が「お話がしたい」と言うことで話をしに行った。

校長先生は今年赴任してきて、Kちゃんのことは、サッカー部の監督がはなしをして、両親にも話を聞きたいとの事だった。

学校側としても、病気の実態が分からず、もし万が一何かあったときに・・・・・と言うことか、と思うけど。

普通は、学校休んでも治療に専念し、直ってから復学なのか、でも本人の希望で、学校を、部活を最優先に考え、治療をしている

Kちゃんが、病気になり、高校受験、Kちゃんに告知、・・・1回目の放射線治療、鎖骨骨折・・・現在の2回目の放射線治療、サッカーが大好きなことを話した。

監督も、夜遅くまで1人で練習してたり、学校でもがんばってる話をしてくれた。

校長先生も、理解していただき、Kちゃんのやりたいこと学校生活のことなど協力していただけるとおっしゃった。
仲間にも恵まれ、いい学園生活を送っている。