呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


12月のDVDから

  というわけで、DVDレビューの12月分である。先月分はこちら。
 というか、現在、『ビッグ・オー』も『GPM』も終わってしまってきちんと買っているDVDは『ヒートガイ・J』だけなのだ。『ヒートガイ・J』は、別に『あれが噂のヒートガイ』なる名前で個別にレビューしている。故に、このページはもはや、レビューする作品がないじゃないか。ということなのだ。面白くない。
 というわけで細々と購入している『太陽の牙 ダグラム』のレビューでもしようかと思っていたのだが、突然、とんでもない代物が現れた。
 何あろう、『鋼の錬金術師』である。
 いや、原作漫画はもう、某サイトにてべた褒めの評価に、コミックを購入。翌日には全巻揃えていたという。もう、少年漫画のテンプレートと言っていい凄い作品である。少年の挫折と希望。強力な敵、得体が知れず 、主人公が反発もする味方の年寄り。等々、少年漫画の王道なのだ。(あ、今思いついたが、『鋼の錬金術師』って、主人公のライバルが存在しないな。殴り合ってお友達。高嶺に剣崎、バンにレイヴン。「俺以外に倒されることは許さん」という奴である。まさか、ムスタング大佐がライバルな訳はなし)
 しかし、評判が良すぎて、12月頭に発売になった初回限定版がどこにも売っていない。ヨドバシも玉光堂も通常版のみである。うーむ、困った。こういう時は『アニメイト』である。最近、隣に『とらのあな』も出来たが、まずはアニメイトなのだ。
 しかし、この異様な雰囲気。何とかならないであろうか。うーむ。妙なプレッシャーがかかるではないか。
 かの昔、『旭屋書店』(通常書店)と『アニメイト』(アニメ中心)『メロンブックス』(18禁中心)と本屋が3件一つのビルにあった時、
1.『旭屋書店』に入られない
2.『旭屋書店』に入られる。
3.『旭屋書店』に入ると落ち着く。
4.『アニメイト』に入られる。
5.『アニメイト』に入ると落ち着く。
6.『メロンブックス』に入られる。
7.『メロンブックス』に入ると落ち着く。
 という7段階で自分の趣味を明らかにすることが出来たのだが。(私はランク4。武田はランク6、久部さんはランク7アッパー『メロンブックス』は我が故郷。であった)
 それはともかく、なんかすね毛の存在、胸毛の存在を忘れたような兄ちゃんのポスターの貼られた空間をくぐり抜け、DVDコーナーへ。流石である。流石は『アニメイト』。よそには一冊もない『鋼の錬金術師』のDVD。初回限定版が山である。なんと言うことだ。うーむ、大きなお友達がネギ背負ってやってきているのか? 私を含めてだが。
 なんだか、前ふりが長くなった。で、本題。
 実は私、全然期待していなかったのである。だって、『ガンガン』のアニメ。あの『ハーメルンのヴァイオリン弾き』である。あの前代未聞。ギャグとシリアスが混ざった原作をとことんシリアス一色に染め上げ、更に、恐ろしいことに紙芝居にしてしまった・・・。(いや、嫌いじゃないのだ。嫌いじゃ。間違いなく嫌いではないのだ。あのアニメも)
 そんな感じかな。『雪風』、『ウルフズレイン』以来のはずれを引くかな。そう考えていたのだが。
 面白い。動く! 最初からキャラが動きまくりである。しかも、弟君の声がイイ。可愛いのに鎧。鎧萌え。嫌すぎる、いけない世界に逝ってしまいそうな感じなのだ。兄貴がウルトラスーパーミニマム熱血(間違いなく半殺しだな。目の前で言ったら)なだけに、なんかほっとするのである。
 しかし、いやあ、第一話、第二話見て思ったのだがやっぱり「麻薬は宗教」であるなあ。いや、違った。「宗教は麻薬」であるなあということである。共産主義は非常に胡散臭いがこれだけは正しいかもしれない。そう思うのだ。何が怖いって宗教(や、それに類することごと)にかぶれるあまり、物の前後を顧みない人間が確実に存在するということだが、しかし、ここでは非常に生臭くなるのでふれない。いや、このアニメを見てこいつら莫迦だな。そう思う方々が、実は原則論で雁字搦めという可能性もあるのでは・・・。いやいや。
 話を強引に変えて、笑えるのは『URAHAGANE』である。あのなあ、何を考えているんだ。なのだ。いやはや、過去に一番笑ったのは『エデンズ・ボウイ』の次回予告だが、これは、今後の精進次第では、その上を逝きかねない。というか、私は、1話のウェンディ(メインヒロイン)よりも2話の信仰少女(1話、2話ゲストヒロイン)の方が、(両方とも声優さんは同じ人)非常に身も蓋もなく好きなのだが。うーむ、歪んでいるな。この私。(04,1,24)


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