呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


がんばれフロン!

 のっけから、環境保護団体に喧嘩を売るような題名だが、仕方がない。ヒロインの名前がそうなのだ。うむ。そうなのである。いやはや、死ぬほどはまってしまったのである 。
 はっきり言おう。いやはや、3日でプレイ時間が30時間・・・。上げたレベルは30。
 サルか? 私は・・・。睡眠時間がもう、3時間切っているのだ。なのに・・・。某クラッシャー・ジョウの作者がかの昔、書かれた(そして、某友人に貸したところ、黴だらけになって帰ってきた)『運び屋サム』のヒロイン、サロメ嬢にはまった野郎どもといったありさまなのである。(しかし、ユリ、ケイ(以上『ダーティペア』。破壊魔)アルフィン(『クラッシャー・ジョウ』。酒乱)サロメ(『運び屋サム』。インフォマニア)のなかで、嫁さんにするのは誰? という究極の選択が中学時代
昔あったのだ。一番人気はサロメ嬢だったのであるよな。ああ、無知な我らに祝福あれ・・・)
 というわけで、昨年3月発売の日本一ソフトウェアさん、『魔界戦記ディスガイア』である。いや実は個人的にはこの作品。パスだったのだ。しっかり初回版買い忘れたので初回版が中古屋さんに出るまで待とう状態だったのである。
 この初回版、『never17』の初回版とは訳が違う。設定資料集とBGM集付きの初回版なのだ。畜生、買い忘れたぜ・・・状態で、北海道中回って探しまくったのであったが、見つからなかった。武田に、そして朱雀に微笑んだ、道の駅の旅は私には微笑まなかったのだ。しくしく。
 で、あきらめていたのだが行きつけのゲームショップで通常版が異様に安い値段で出ていたのでついつい購入してしまったのである。ああ悲しい。かくて、限定版の入手は半年は遅れることになったのだ。はあ。
 ともかくである流石は史上最強のやり込みゲー。はまる。間違いなくはまってしまったのだ。
 いや、欠点は山ほどある。まず、マップが見にくい。スパロボで遙か昔に解決した画面の見にくさが解決されていないのには吃驚した。特に高低差が大きいマップではあわや、同士討ちしそうになったことをここに明言する。(まあ、通常なら攻撃相手が表示されるのだが、特殊攻撃には表示されないのだ。残りHP12って、まじやばかったのだ。戦士アキ嬢。
 それから今風のRPGやっている方々には不評だろうが、倒してなんぼの経験値である。途中攻撃してある程度のHP削れば経験値がもらえるヌルゲーとは違うのだ。倒さなければならない。
 でも、大戦略カーである私にとっては当然の仕様である。実に力強い設定ではないか。
 ただ、絶対的に不満な部分は存在する。それはそれぞれの職種に差がないことだ。要するに、レベルが低くてもジャンケンのように高レベルの戦士でも、魔法使いには弱かったり、魔法使いは弓兵に弱かったり、弓兵は戦士に簡単に蹴散らされたりといった戦略的なおもしろさがないのである。これは許し難いのだが・・・。何故かツボにはまってしまった。今時珍しい2Dのドット絵がちまちま動く姿は、毀誉褒貶あるが私にはかわいらしいし、何よりも成長の手応えがあるのが素晴らしい。一度行ったマップには何度も行くことができて、経験値が稼ぎ放題なのも嬉しい。だからといって、敵のレベルがこちらのレベルにあわせて上昇しないのも嬉しい。じっくり鍛えれば強敵もいつしか雑魚である。このRPGのたこ殴り感覚がシミュレーションで味わえるとは・・・。
 もう、さっきまでの強敵があっという間に撃破できる雑魚になる達成感。キャラクターをぶん投げたりなんなりということで攻略があっという間に終わってしまう達成感。攻略の仕方さえ解ればレベルが低くても勝ててしまうのがこのゲームなのだ。そして、解らなければ鍛えれば何とかなるのもこのゲームなのである。
 というわけで、はまる要素は多々あったのだが。しかし、このヒロイン、フロンちゃんである。
 天使見習いのぽよぽよ少女。ニーナたんではないか。
 しかも、思いこみが激しく、愛マニア。悪魔に愛を伝導しようと言う凄まじい根性と思いこみの持ち主にして、特撮好き・・・。マヤ姐さんである。
 いやはや、去年冒頭ではまった二人のヒロインの合体存在が私の前に現れたのだ。これを喜ばずしてどうするか・・・。

 しかし、喜びは長続きしなかった。ちょっと攻略本を買ってみたのだが・・・。最終的にやり込むにはレベル1200? 現在のレベルの40倍・・・。単純計算で1200時間。駄目だ。最低の職業人のに書けて1200時間もゲームには使えない。よって、このゲームは一時封印と相成ったのである。ああ。悲しい。

 そういえば日本一ソフトウェアさん、1月に新作出すのであるよな。わははは。(03,1,12)


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