呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


あれが噂のヒートガイ 6

  というわけで、もう、何とも言いようがない腐れ縁のヒートガイレビューである。あの『ヘルシング』ですら5回で済んだというのに、今回は延々13回である。はあ。いや、嫌いじゃないのだ。嫌いじゃないのだが。しかし。気を取り直していってみよう。ちなみに前回は、こちら。

 第11話 幻〜MIRAGE〜
 大野木寛氏脚本。うーん。分からない。話が分からない。全然分からない。
 まず、話をまとめてみよう。
 同一犯と思われる連続殺人事件発生。捜査を始めるアーバイン(ってネタが通じるのは日本だけ。エジムンドと声優さんがいっしょ。藤原啓治氏である)
 被害者はみな悪人。目撃者の証言は犯人が女であることしかわからない。捜査に行き詰まったエジムンドの元に元カノであるエリサから連絡が入る。ただならぬ様子に、時間を割くエジムンドにエリサが相談したことは、最近の記憶失調だった。気が付くと知らぬ場所に知らない格好で立っていることがあるという。連続殺人犯が自分ではないかとおびえるエリサ。否定するエジムンド。
 しかし、翌日、捜査課に顔を出したエジムンドが見たモノは容疑者リストに入れられたエリサの写真だった。容疑者が知人と言うことで捜査から外されるエジムンド。友人の苦境に動き出すダイスケとジェイ。
 エリサにアリバイはない。しかし、動機も存在しない。そして、張り込むダイスケの前に放心状態のエリサが夜の街へと去っていく。
 何かを確信したダイスケはジェイの協力によってエリサの周囲を調べ上げる。その結果、ダイスケが確信したモノは。犯人は果たして誰なのか。エジムンドはエリサを救えるか。
 大筋はこうなのだが、こんな格好いい話ではない。まず、エリサが容疑者入りした時点で暴れちゃうエジムンド。あんたガキか。その結果捜査から外されてしまうんだから自業自得である。ダイスケに捜査を依頼するときだってモジモジしちゃって。てんでダメ。貴様、大人だろう。ダイスケもダイスケである。友達だったら察してやれ。最後に、犯人が明かされるのも突然すぎ。ビール片手に見ていた私は訳が解らなくて混乱したのである。やれやれ。

 第12話 光〜VISITOR〜
 さあ、浅川氏だ。浅川氏のシナリオだ。そう思ったらなんと、脚本は大野木氏。うえええ。今回は2作とも大野木脚本とは。よく見て買えば良かった。いや、何でこんなに私、大野木脚本と相性が悪いのだろうか。どなたか大野木氏の脚本はこんなに面白い! と私を指導して下さる方はいらっしゃらないだろうか。
 ともかく、今回は前後編。さあ大変だ。
 この都市国家のトップには天上人という存在があって、彼らにライフラインを握られているのだそうだ。折り返し点で明らかになった驚愕の事実。へえ。初耳である。わはははは。
 いや、たぶん、こういう所をメインライターの大野木氏がやらなくちゃいけなくて、で、つじつま合わせに汲々としなくちゃいけない。そうだろうなあ。そう思うのだが。にしたってやり方が。
 ともかく。天上人という存在があります。その人達がメンテしてくれないと、都市は一切機能できません。というわけである。
 で、今回、メンテ途中に天上人が襲われてしまって天上人はメンテを放棄してしまう。メンテしてもらうためには地上に紛れ込んだ天上人を保護するしかない。
 というわけで、ダイスケのところに仕事が回ってくるのだが。
 まず、シナリオはともかく、演出はグーです。冒頭、メンテ中のボマの動きなど特筆するモノがあるのだが。
 果たしてダイスケの冗談『自分は天上人の子供だ』は真実なのか。将軍が兄貴とダイスケが天上人と接触することを杞憂する理由は何か。
 黒幕エチゴ、天上人を守りきれなかったボマ。そして、ダイスケ。天上人争奪戦はヒートアップする。
 さあ、次回は浅川氏だ!(なんか酷いこと言ってるな)(03,10,1)


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