呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
はりぽた2
さて、翌日英検試験監督があるのに、強引に武田に引きずり込まれた朱雀は・・・。
「貴様もだろうが!」
さて、まず驚いたのがその行列の長さである。
深夜の0時だ。11月半ばの寒さなのに・・・。少なくとも『パトレイバー3』よりも余程長いではないか。さすがはとっぽい、眼鏡のお兄さんである。
「茶化してはいけないニャ。
『ハリー・ポッター』は悪魔崇拝だとか、
アレを読むのはクリスチャンじゃないとか、
アレを賛美する神父のいる教会の名前を明かして抗議するとか、
ともかく、怖い世界ニャ」
・・・。マジか・・・。
「少なくともネット上で、そういう掲示板があるとは聞いていたが、そこまで逝っていたか・・・」
なんか、真面目に怖いのである。
ともかく、ポカリスエット500ペット2本、ロビーで購入。
流石に広告も少なく上映開始。
いや、実に映画としては良くできているのだ。
映画としては出来はいい。
キャラクターもこなれているし、セットはもう、本物?(そんなものがあればの話だが) である。
映画としては。第一作よりはるかに整理されているのだ。
もう、2時間程度にまとめるために涙ぐましい努力をしているのである。
枝葉末節はばっさりカットである。
ロン少年のお兄さん、パーシィ君の彼女の件もカット。
日記を鍋に仕込むシーンは余程注意深く見ないと解らないぐらい、さりげないシーンと化している。
空飛ぶ箒のスペクタクルシーンも、少しばかり。前回を超えるシーンではない。
黒人の実況中継少年も今回はあんまり喋ってくれない。
ただ、私は、正月にこの映画を見ていたならば、その後、即座に本を買ったりはしなかってであろうな。
それは確かなように思える。
なんというか、『熱』が欠けているような気がするのである。
前回は無茶苦茶詰め込んだぱんぱんに張りきった何かがあったのである。
しかし、今回、映画として出来が良くなった分だけその『熱』が消えてしまったのではないのだろうか。
さて、キャラ各論。
ハリー。うーむ、成長したなあ。青年になりつつある。まだ、子供子供してるロンとバランスが取れなくなりつつある。第三作で打ち止め。以後、キャラチェンジ。というのもむべなるかな。
しかし、いい青年に育ちつつあるなあ・・・。
ロン。いい、子役である。うーむ。実にロンらしいというか、なんというか・・・。成長してないな。ロン。しかし、作品中では頑張っていたのだ。頑張れよ。ロン。第四作までロンをやるのだ。
ハーマイオニー。イメージとしてはほそっこい眼鏡の三つ編みのいいんちょタイプだと思うのだが・・・。ま、第一作目のおしゃまな少女も、棄てがたいのだが、美少女に成長したのだが・・・。ここまで可愛くなってしまうと、ハリーの憧れの人になるヤン嬢をどうするのであろうか? 個人的には中国美人だと思うのだが・・・。なんか。金髪だという噂も聞くのである。
「それでも、今回のお気に入りはハーマイオニーなんだニャ」
いや、実は嘆きのマートル嬢がえらく気に入ってしまった私は、やっぱり歪んでいるのであろうか。(02,11,20)