呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
私は仕事が好きだ
何と申しましょうか。ここ2週間くらい、ずっと仕事に埋もれて暮らしているのだ。いやあ。ここまで忙しいのもちょっとないのだ。本当にどうして、今年はこんなに忙しくなってしまったのであろうか。
というわけで、某所で『私は、○○が好きだ』という『ヘルシング』の最後の大隊指揮官殿のセリフのフォーマットを見つけたのでちょこちょこといじってみたのである。ご笑納くだされば幸いである。。
諸君 私は仕事が好きだ
諸君 私は仕事が好きだ
諸君 私は仕事が大好きだ
残業が好きだ 早朝出勤が好きだ 土曜出勤が好きだ 休日出勤が好きだ
昼休み返上が好きだ 日帰り出張が好きだ サービス残業が好きだ 仕事を家に持ち帰るのが好きだ 徹夜仕事が好きだ
企画部編成課で 営業部第二課で 営業部第三課で 史料編纂室で 総務部で 情報部で 人事部で 工場で 現場で 出張先で
この地上で行われる ありとあらゆる仕事が大好きだ
机の上に並んだ 各部署からの未決書類の山が一斉に 轟音と共に机の下に 崩れ落ちるのが好きだ
原稿通りに打ったタイプ原稿が 原稿変更の結果 真っ赤になって帰ってきた時など 心がおどる
アプリケーションが不可能であるといったスケジュールを 鉛筆一本でなんとかまとめ上げるのが好きだ
スケジュール作成エラーのビープ音が響く中 火の車の他のスケジュールから 絞り出したしてきた余剰人員を 強引にスケジュールに組み込んだ時など 胸がすくような気持ちだった
スケジュール通りに進行する プロジェクト開始の2〜3日 予定項目を 順調に消化していくのが好きだ
恐慌状態の新人が 1日で終わるはずの仕事を 1週間も2週間もやり直している様など 感動すら覚える
病欠 年休社員によって スケジュールが遅れ 私が吊るし上げられる状況などはもうたまらない
5万以上の数字の羅列が 私のキーボード入力によって 無言で計算する表計算ソフトに ばたばたと整理されるのも最高だ
哀れな私が 旧式のPCで 健気にも完成させた仕事が 上司の突然の要求変更によって データ入力ごと木端微塵に粉砕した時など 絶頂すら覚える
無理解な同僚の横やりに 滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった休暇が蹂躙され いけるはずだった旅行に参加できない様は とてもとても悲しいものだ
あちこちから集まってきた仕事の物量に押し潰されて 殲滅されるのが好きだ
格課の課長に追いまわされ 害虫の様に地べたを這い回るのは 屈辱の極みだ
諸君 私は仕事を 地獄の様な仕事を望んでいる
諸君 私しか配属されていない企画部編成課第五係(通称遊軍)の備品諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なる仕事戦争を望むか? 情け容赦のない 糞の様な仕事を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の鴉を殺す 嵐の様な仕事を望むか?
仕事!! 仕事!! 仕事!!
よろしい ならば仕事だ
我々は満身の力をこめて 今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だが この暗い5係室の底で 10年もの間 堪え続けて来た我々に ただの仕事ではもはや足りない!!
大仕事を!! 一心不乱の大仕事を!!
我らはわずかに一係 1人しかいない敗残兵に過ぎない
だが私は 半人前のろくでなしだと 私は信仰している
ならば私は 総兵力半人の軍集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている上司を叩き起こそう
髪の毛がないのでつかめず 引きずり下ろすこともできないが 眼を開けさせ 思い出させよう
連中に恐怖の味を 思い出させてやる
連中に我々の キーボードの音を思い出させてやる
天と地とのはざまには 上司の哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
半人のろくでなしの戦闘団で 会社を燃やし尽くしてやる
企画部編成課第五係付きより全備品諸君へ
目標、崩壊しつつあるスケジュール!!
第1701スケジュール修正作戦
修正を開始せよ
征くぞ、諸君(02,9,24)