呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
二つの二番目
さて、前回は少しばかり政治的になりすぎてしまったかも知れない。しかし、一発言っておかないと、いけないこととは確実にあるのだと信じるし、その事をこのような意見を発表できる場所を持つ人間が発表することは重要だと考えての行為である。あまり政治的な問題には踏み込まないようにしているが、こればかりはご容赦願いたい。
もうひとつ。このサイトを開設して3年と2ヶ月と18日がたった。日数にして1145日。27480時間。1648800分、98928000秒の間、知人以外のご意見、ご感想、激励のメール等は一通もなかったのである。確かに悪友としか言いようのない朱雀や武田、予備高時代の友人(という言葉が成立するのか?)である小白滝、朱雀の高校時代の友人である冴速氏、朱雀のバイト先の社員さんで今は私の方がお世話になっている久部さん・・・。等々、顔も性格もよく知る人々からのご意見、ご感想(ここまで冴速氏、久部さん)、突っ込み(小白滝)、誹謗中傷エトセトラ(朱雀&武田)はあったのだが・・・。
今回は、本当にネットの向こうの知らない方からの激励のメールである。これを喜ばずして、何を喜べというのだろう。
ありがとう、『えみりー』さん。落ち込んだりしたこともあったけど、私は元気です。
これで、もしかしたら知った連中しか読んでいないのではないか? とか、誰もいない場所で卓球の壁打ちしているのではなかろうか? とか、ホームページ分析によると3月から49人の方が一回訪問されただけで、二度と訪れてくれないのは何かこのサイトに欠陥があるんじゃなかろうかという不安から解放されたのである。本当に有り難う。
と言うわけで今回の本編に入ろう。
8月15日、夏休み最後の日に、『MIB2』を見てきたのである。前作は97年の公開であったが。(そんなに昔になるのか? おい)。
あらすじはここに書くまでもあるまい。宇宙人は存在し、人類の中に兵器で暮らしている。その事を隠蔽し、エイリアンとの交流をスムーズにし、エイリアンの起こした犯罪を解決する黒服の男達『MEN IN BLACK』というわけである。
作品自体は実にもってよくあるバディムービーだ。老・若、男・女、ベテラン・ルーキー。性格も世代も違うような人間が二人、幸か不幸かコンビを組み、一つの目標に突き進む。『リーサル・ウェポン』シリーズ。『エイリアンネイション』『48時間』シリーズ『ルーキー』『ダーティハリー3』等々。はっきり言ってハリウッドはこの手の作品が大好きである。
前作に比して大俳優になったトミー・リー・ジョーンズと。ウィル・スミスが再びジョージ・ルーカスのもとエイリアン相手に大活躍なのだが。
残念ながら私には前作ほどの感動を与えてくれるものではなかった。シリーズ物のバディムービーの醍醐味はその主人公二人の関係の変化にある。『リーサル・ウェポン』の二人の関係の変化が一つの見所でもあった。(これは逆説的に言うならば、頭の固いベテランはルーキーによって価値観に変化をきたし、ルーキーはベテランになって二人は同質化し、バディムービーとしての寿命を終えることになるのだが)対して、『MIB2』は前作のラストで引退したトミー・リー・ジョーンズが記憶を失い、前作でルーキーだったウィル・スミスがベテランとして登場する。立場の逆転。ここから物語が始まるのだ。ヒキとしては上々の部類に入るだろう。しかし、物語半ばトミー・リー・ジョーンズが不完全とはいえ記憶を取り戻した結果、嬉々としてウィル・スミスは前作の立場へと戻ってしまう。これは、少なくとも私にとっては興ざめであった。
また、地球の危機自体も、前作の悪役がちんぴらのような悪。というふれこみなのだが、イマイチ説得力に欠ける。残念ながら、この作品は『ROCK YOU』『小林サッカー』に続いて、DVD購入を踏み切らせるほどの魅力を私に感じさせてはくれなかったらしい。
と言うわけでもうひとつの二番目。『行殺新撰組 FLESH』。あの、2000年4月に発売されたライアーソフトの『莫迦ゲー』(褒め言葉)人切り美少女アドベンチャーのリニューアル版である。武田からの借り物だ。
ネット上ではやるに耐えないバグがあるとか色々言われたが、私の環境では致命的な物ではなくさくさくクリアー。こちらは前作以上の楽しさとなっている。いや、新撰組に詳しい人で、こういった冗談が許せる人間は、一回チェックしておくべき物だと思う。芹沢鴨がここまで好意的に書かれた新撰組(もどきか)はちょっとない。ともかく、私としては『そーじ』萌えだったりするのだ。(どーして沙乃に萌えないのだろうか?)ともかく、今日当たり、いよいよCGオールコンプを狙いたい物である。(少し閑になったのか? 私)(02,8,20)