呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


映画見てきました

 実は、映画の日を直前にして映画を見てきたのである。
 いろいろ忙しいので夏休みが取れなかったので強引に年休を取っての映画鑑賞である。
 一本目はまずはもう見たくて見たくてたまらなかった『小林サッカー』を見に『S』へ。ここは正月、朱雀と冴速さんの逢瀬を邪魔してしまった映画館である。
 ま、それはおいておいて、映画自体だが・・・。
 DVD購入決定!!!!!
 思わず『!』を5つもつけてしまったがそのくらいの価値はある。
 いやあ、久しぶりにのめり込んでしまった。面白いのである。こんな面白い映画は『LOCK YOU!』以来だ。あれも色々言われたがどうも、最近、そういう作品に心の琴線を震わされてしまうのかもしれない。
 何というか・・・かんというか・・・。もう、冒頭からわらかしてもらった。いやあ。凄まじい。
 ストーリーはそんなに面白い物ではない。ありきたりだ。弱者の強者への対抗。集合。敗北。変身。勝利。ま、ありきたりと言えばありきたりである。しかし、それが少しばかり、いや凄まじくずれている。
 まず、弱者だが、只の弱者ではない。監督は八百長をに荷担した男であるし、主人公だって街のごろつきをカツアゲするような男である。完全正義ではない。そのあたりが面白い。
 更に、集合の部分も面白い。これって香港アクション映画の集合シーンではないか? 風にはためくトレンチコート。何でサッカーやるのにこんなシーンが必要なのだろう。
 でもって練習だが、これって本当に男同士でキスしてませんか? マジにやってませんか。である。何でこんな所に総力を投入しているのだろう? 思わず首をかしげてしまうのである。(故に笑えるのだが)
 で、敗北。というか。無茶苦茶である。ここまで凄い敗北はない。普通ならある程度の能力のあるチームに敗れるところだが、思わず笑ってしまうのが、このチーム。スパナやバールを持ったごろつきチームなのである。こんなのに負けてしまうのだから情けない。ところがここで凄まじい変身が起こるのだから、笑えるのだ。はあ。
 しかし、その間々に挿入される太極拳で饅頭を作る(という設定で初登場の時は笑えた)女の子とのラブロマンスが足を引っ張るのである。何で、こんな物が入るのか。
 それはトントン拍子で勝利する試合の先にあった。
 米国製の薬剤によって(このあたり、実に香港)強化された最後の敵。この強さは半端ではない。『小林チーム』が束になってかかってもビクともしないゴールキーパー。
 今まで鉄壁だったチームのキーパーが一発でボロボロになってしまうFW。
 こちらの攻撃を跳ね返すDF。
 もう、勝ち目がないのである。キーパーの『魔の手』が倒れ、FWの『軽功』が、MFの『鉄の頭』、が倒れていく。DFの『旋風脚』も倒れ、前半が終了する。
 いやあ、ここで、チーム結成時に一番ごねたDF『鎧の肌』がキーパーを買って出るのだ。渋いぞオヤジ! 格好良いぞオヤジ! うーむ。数年ぶりにこのフレーズを使ってしまったが、使っても損はない展開なのだ。
 でも、やっぱり負けるのである。うーむ。オヤジはやっぱり駄目かしらん。
 そんな中、少林寺の正当なコスチューム。そう、坊主頭のヒロイン登場である。ああ、この瞬間のためにあんなにストーリーをぶち切れにするようにして彼女とのイベントを用意していたのだな。そう思うと笑えるのである。流石は太極拳。でも、少林寺が最高ではなかったのだろうか。
 とにもかくにも、蹴られたシュートを受け止めて反撃開始。いやあ、こっから先は凄まじいの一言です。よくもまあ、こんなショウもないことにここまでマンパワー使ったなと。いやあ、最後まで笑わせてもらったのである。

 で、もう一本。『SW EP2』。
 いやあ、前半眠くて眠くて。うーん、SWにラブロマンスはいらないことが改めて了解できた映画であった。しかし、色々と4〜6の話との繋がりも見えてきたし、後半のあのライトセーバーぶんまわしは爽快ではあったのだが、どうもなあ、コストパフォーマンス悪いような。って、『少林サッカー』と比較するなんて、やっぱり私は性格歪んでいるのであろうか。(02,8,1)


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