呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


屁婁沈愚!

 「もう、一月立ってしまったのかニャ」
 そうみたいだな。なんか2月に入ってから意識が時々しか戻らないようなのだ。もう、糞忙しいのだ。が、まあDVDを買って見る暇くらいはある訳なのだな。
 「それって不味いんじゃないのかニャ」
 なに?
 「3月の24日にそんな余裕があるって事が怖いんじゃないのかニャ。年間計画作成はどうなっているのかニャ」
 うう・・・基本資料がまったく揃わないのだ。
 「って、それって非常に不味いんじゃないのかニャ」
 ははは、その通りなのだ。今年はまるっこ48時間は遅れているのだ。
 「凄い話ニャ」
 ま、焦っても仕方がないからな。結局、私のところで帳尻をあわせるしかないのだろうな。ちなみに直属上司は4月に入ったら年休をとるのだそうだ。
 「・・・ニャ。僕の職場は僕がお給料もらえるくらいけっこうアバウトニャ。でも、そんなアバウトな上司はいないニャ」
 だって、年休は労働者の当然の権利だろう。
 「そ、それはそうだけどニャ」
 ま、考えようによっては私が権力を掌握しているとも言える話だからな。それはそれでOKであろう。
 「なんか、開き直ってないかニャ:」
 ま、しかたがないさ。もしも、職場にいて、なんかあったらすべての責任は私ではなく、上司の彼におっ被さってくるのだからな。そのために彼は安全な場所に身を引いたのだよ。今年は私が矢面に立つのだ。
 「そこまでわかっていて、まだ戦うというのかニャ」
 まあな、それが私の業なのだろう・・・。

 閑話休題・・・。

 「という訳で今回の『ヘルシング』ニャ」
 ううむ。どう思う?
 「どう思うって・・・。イスカリオテ機関と美術館で出会うのはマンガの通りなのニャ」
 うむ、そうなのだろうな。
 「でも、インテグラさん、少しめめしくないかニャ」
 それは言えるな。
 「あと、美術館のシーン。ノーキョーさんの登場がなかったのが悲しいニャ」
 うん。婦警の機転がないのは少しばかり悲しいぞ。
 「『はい、こっちですよー』ニャ。それに婦警はやっぱり制服でないと駄目ニャ」
 その通りだ! それと地下鉄のシーンだが、あれはアニメオリジナルだが、アンデルセンが演出上弱すぎるのだ。あれではリジェネイターが泣こうというもの。どう見たって女の子虐めてる変態おっさんにしか見えないのだ。
 「あと、やっぱり致命的な問題は美術館のやりとりというのは、原作では結構、静なのニャ」
 2000年の間、嫌みだけを鍛えてきたバチカンと、国王が離婚するために袂をわかったイギリス国教の意地の張り合い、嫌み合戦。
 それが、なんだかアンデルセンとアルカードのドツキ合いになってしまったのは惜しいのだ。
 「第8話の方なんだけどニャ」
 うむ、これは完全アニメオリジナルだな。
 「というか、ここから完璧に原作を離れるニャ。インコグニート編といってもいいニャ」
 マンガを愛する者としてはつらい日々の始まりなのだ。
 「でも、どうして西洋の吸血鬼というのは永遠に飽きるのかニャ」
 うむ、東洋では仙人になってまで永遠を追い求めるというのにな。ま、幼生固定りあるあんでっと。ヘレナ嬢のように音楽と書籍を友にしてアクティブに生きて欲しいのだが。
 「あれがアクティブかニャ」
 少し、自信がないが。でも、蝋燭は本の灼けには効果があるが、煤によって本を傷めるのではないかな。
 「問題ないニャ。だって、あの本はみんな羊皮紙装の古書ニャ。中世から蝋燭に燻されて生き残ってきた古強者ニャ。
 そうだったのか・・・。
 で、話戻るが、原作完全無視のインコグニート編だが、評判はボロクソだよな。
 「そうニャ。原作を完全に離れたことでもう、『ヘルシング』ではないという噂ニャ。でも、TVアニメとして考えるなら、結構TVアニメの限界まで引っ張っているらしいから期待できるニャ」
 原作を離れてしまったことを無視できればの話なのだな。
 「それが一番大きいと思うニャ。僕たちにできるかニャ」
 でもま、もう少しつきあってみようかと思うのだ。ヘレナかわいいし。
 「やっぱり言ったニャ」(02,3,24)


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