呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


「暴プリ」見参!

 すあーて『正義の味方』も終わらないうちからもう、次のゲームである。これでいいのか? 上杉 明。貴様、真面目に真面目な社会人なのか?上杉 明。
 しかし、だ。『正義の味方』あくまでも飛び入りであって、当初の予定にはなかったのだ。よってこれでいいのだ。
 と、まあ、反省と反論はこのへんにしておいて、
 「今のが反省なのかニャ」
 おお、友人T。
 「まったく、人の身にもなってみるニャ。毎日毎日、遊びに来るのもきついものがあるニャ」
 別に来て欲しいものでもないが・・・。
 「そんな・・・。僕と上杉は友達ではなかったのかニャ」
 誰が・・・?
 「あ・・・そんなこと言うニャ。だったら、PS2とともに冥府魔道をさまようがいいニャ」
 わあ、PS2の上で缶ビールの缶を傾けるのはよさないか!
 「では、始めるニャ」
 く・・・。
 「この、『暴れん坊プリンセス』は『リンダキューブ』や『俺の屍を越えていけ』で有名な桝田氏と、『GPM』で有名なアルファシステム、そして、イラストも『マリーのアトリエ』のお姉さんニャ。上杉が『MGS2』を買わずにこっちを買ったことからも想像がつく、ちょっと毛色の変わったゲームニャ」
 ほっとけ。
 さて、オープニング。あ3Dだ。
 「ぐあああ、アルファシステムのオープニング3Dはいやニャぁ!」
 Tは逃げ出した。しかし、Tは回り込まれてしまった。オープニングの攻撃!
 「ありゃ、けっこうまともニャ」
 そうだなあ。『GPS』のオープニングから、もっともっと凄いものを想像してしまっていたが、これなら随分とまともではないか?
 「全くニャ。これならほとんど気にならないニャ。では、始めるニャ」
 しかし、オープニングが終わってすぐ「提供でお送りします」は掟破りの気がするぞ。これって角川アニメのお約束なのだが。

 ま、なにはともあれプロローグである。
 「うーむ・・・のっけから最強の敵かニャ?」
 紫のお姉さんと主人公に敵対する、プリンセス・・・。のっけから否応なしに物語にたたき込まれる。が、これは練習用。はっきり言ってこれで負けるようでは望み薄である。当然のように封印魔法でけりをつける。しかし・・・この魔法3回しか使えないのだ。しかも3回目は命と引き替え・・・。文字通り出世が先か、死ぬのが先かなのだ。
 「しかし・・・ニャ」
 うむ?
 「『リンダ』にしろ、『俺屍』にしろ・・・。テンポの良さが売り物だったニャ」
 うむ・・・。「ばーんと明日を信じましょ」だったな。
 「言葉の意味は解らないが、確かにそんな感じだったニャ。しかしニャ」
 友人Tは画面を見つめる。黒い画面に『NOW LOADING(はあと)(はあと)(はあと)』の文字だ。アニメーションとアニメーション、フロア移動とフロア移動の合間に必ずこの画面が表示されてしまう。これがテンポをそぐこと著しいのだ。せっかくの関西風のノリで物語が疾走しようとするのに『NOW LOADING(はあと)(はあと)(はあと)』なのである。貴様、いい加減にしないか! 状態である。

 しかし、それでも眠い目を擦ってやるしかないのだ。
 「しかし・・・、この時代劇テイストはいいニャ」
 だが、時代劇一つに2時間、3時間は長いのだ。『正義の味方』が30分に拘ったのが非常に得点が高く感じられる。(あれは途中、ランダムパートはおじゃまと思えるときもあるのだが)
 どうせやるなら、1話は必ず1時間、戦闘シーンは必ず45分頃にやるように組めなかったのだろうか? どうも『ファントムDVD』といい、フルボイスに喜んで、ゲーム性を損なっているような気がする。
 「あぎゃニャ」
 どうしたT。お・・・。
 警士所に姫様一行が入った直後、画面が放射状に分断されたような状況になっているではないか。
 「バクったニャ・・・」
 ああ・・・。これは・・・一体どういうことなのだろうか? 天の裁きが落ちたのか? 
 しかし、画面は放射状に割れたままだった。
 「セーブはこまめにニャ」
 ま、そういうことなのだろう。ああ、この1時間近くがぱあか・・・。しかし、これがうちの固有の現象でないとしたら、やばくないか? 角川エンタテインメント。(
01,12,1)


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