呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
正義の味方はストーカー?
「お願いだ、タウルス。僕を女の子を道連れにして死ぬような魔王にさせないでくれ、頼む!」(『A君(17)の戦争』より)
いやあ・・・。まだまだ『A君(17)の戦争』にはまってしまっているのだ。何と言う事だろう・・・。残念ながら小野寺業士君に感情移入できる歳はとうに過ぎ、やっぱり魔王田中和夫氏が痛いのだ。ああ、痛いよお・・・。もう、汚れてしまった自分の心を、この田中魔王様はえぐるのである・・・。ここは突っ込みなしだ。
それはさておき、行って来ました、網走まで。紆余曲折があって、私のボロ車ではなく、朱雀のインプレッサN20。通称「さっちゃん」での700キロの旅だったはずなのだが・・・。実際に走ったのが1020キロ! 一体これは何なのだ? どうしたらそんなに走れるのだ? ま、その七転八倒ぶりはきっと朱雀の『IPGF』で語られるであろう。というか、早く『仁義なき戦い』を入稿させるのだ。まったくもって・・・。
ま、このあたりを突っつくと返り討ちにあってしまう可能性が大なので、いい加減にしておいてだ、今回、変なソフトをプレイしてしまった・・・。どうも旅行というのは変な事が起きるものだ。そのソフトの名前とは
『正義の味方』(PS2)である。
なんというベタな名前であろうか。『正義の味方』。もう大上段に振りかぶっての直球勝負。題名だけで中身が分かってしまうではないか。『ガンパレードマーチ』では何の事か分からなくても、『正義の味方』これなら一発である。ああ、何と潔い名前であろうか。
それはともかく、今回、やはり何軒ものゲーム&古本屋を回る事を得たが、そのことごとくで売り切れ中。最初はなにげに見ていたのだが、この異様な人気は何なのだろう?
「きっと面白いゲームなんだニャ」
なんか、盛り上がっている男もいる。で、久部さんにお土産置いていったそばの本屋で『正義の味方』を見つけてしまったのだ。
「きっと面白いんだニャ」
しかし、題名がベタだぞ。もしかしたら、入荷本数が異様に少な買ったかもしれないし。
「えーい、買うがいいニャ、僕は『アーク・ザ・ラッド』3本買ってしまって金がないニャ」
と、半ば脅迫されるように買ってしまった・・・。ま、興味もあったのだが。
早速、家に帰ってきてPS2のスイッチを入れる。
おお、なんというか、チープな感じがたまらないのだが。
「『GPM』のオープニングよりはましニャ」
あれは、真面目に凄かったからな・・・。しかし、なんで、貴様がここにいる?
「あ、気にするニャ。僕の家にはPS2がないニャ」
そういう、問題だろうか・・・。ところで朱雀はどうした?
「奴なら、さっさと車洗いに家に帰ったニャ。後半、雨のおかげでドロドロになってしまったからニャ。本当に、レオちゃんの時はトムラウシ走ってもほったらかしだったのにニャ」
ま、それを言ってはいけないような気がするが・・・。乗っていった人間としては・・・。
「ま、ともかく、何にするニャ?」
このゲームは最初に主人公のコスチュームを選ぶ事が出来る。しかし、太陽の使者の半ズボンは少しお間抜けだ。やっぱり改造人間だろう。ま、名前はデフォルトから適当に。
で、やってみたのだが・・・。結局、これって今風の特撮ヒーローものなのだ。すなわち変に明るいのである。改造人間の哀しさ暗さがみじんもない。それどころか、なんか変な宇宙人から能力をもらうというのは、これは戦隊ものではないのか?
「おそらくは、これ、コスチュームは姿が変わるだけニャ。ストーリーはどのコスチュームでも同じではないのかニャ」
そんな・・・。
ま、あらすじは、なぜか小さな街を征服しようとする悪の秘密結社。そういえば『県立地球防衛軍』もそうだった。どうして、私はこういう設定が好きなのだろうか。
しかしだ、プレステのコントローラーボタンの区別がとっさに付かない私としてはこのゲーム、かなりきついのである。
「それは上杉の特殊性だニャ」
そうだろうか。ともかく、現在第三話だ。この話、本当に1ゲーム30分で終わるのだが、きちんとエンディングもあって次回予告や、視聴者のお手紙もいただける。
で、私の主人公、「ストーカーみたい」と言われてしまった・・・。嗚呼。哀しみの改造人間である・・・。(01,11,25)