呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


祝 納車

 さて、猛烈に忙しいのだ。もう・・・無茶苦茶である。(なんか、いっつもだが)が、しかし、世界は少しづつ動いている。
 世界情勢は大きく変わろうとしているが、ここに小さな世界の小さな住人にも確実な変化は訪れた。(そんな大げさなことか?)というわけで、私は朱雀の家を尋ねている。
 さて、長いこと朱雀の、そして私たちの『旅する奇怪』に貢献してくれた、朱雀の愛車スバルレオーネGT/2(本当はローマ数字)が11月8日その寿命を全うした。ご愁傷様である。まったく、もう少しユーザーが気を遣ってくれれば15年、13万キロどころではない時間と距離を走り続けることが出来たかと思うと、それは感無量である・・・。
 ああ、可哀想なレオちゃん・・・。もう少し私に甲斐性があれば、朱雀から譲り受け、50万くらいかけて、ボディの板金(30万)と、シャフトのオーバーホール込みの車検(20万?)を通したものを・・・。
 ここに、その、最終日前日のレオちゃんの勇姿を掲載し、その栄誉をこのサイトが続く限り、称えたいと思う。

 本当にありがとう・・・。レオちゃん・・・。
 「少し待て、貴様・・・」
 おお、朱雀、どうしたのだ?
 「どうしたもコウしたもあるか! 貴様、なんか上の文章を読んでいるとレオちゃんのオーナードライバーが極悪人のように聞こえるだろうが」
 違うのか? 天下のスバル様だぞ、20年15万キロ以上は当たり前ではないのか?
 「うぐ・・・」
 それを簡単に15年13万キロで放り出すなど、しかも、下回りはサビサビ。98%廃車になるなんて。言語同断、コンゴは動乱。結構毛だらけ、猫灰だらけであろうが!
 「ぐ・・・。しかし、最大メーカーや、スポーツカーメーカーは10万キロで寿命が多いらしいぞ」
 それはそれ、これはこれだろうが。貴様が乗っているのはスバルではないのか? あの天下のスバル様なのだろうが!
 「ごぼ・・・」
 勝った・・・。しかし、空しい勝利だ。
 「いい加減にするニャ。一応、今回は『祝 納車』なのだニャ。朱雀を苛めるのなら、そう、『可哀想なレオちゃん』とデモすべきだったニャ」
 ま、よかろう。
 というわけでいよいよ新車のお目見えである。

 「うわあ! 不味いニャ、不味いニャ、ナンバーがもろ見えニャ。これはプライバシーの問題上、非常にまずいことニャ」
 「あ、問題ない。問題ない。これ、ナンバー変える事になってるから」
 復活したな。しかし、こんないいナンバー捨てるのか? 貴様、4、9ついていないのに変えるとは酔狂な・・・。
 「まあな・・・。今度も15年乗る予定だから、いいナンバーにしたいじゃないか」
 「ま、まさか・・・ニャ。あれは本気だったのかニャ」
 ともかくだ、HIDライトと、クリアビューパックとやらを装備したのは聞いたが、そのほかは何を装備したのだ?
 「うむ、まず、カーゴルームプレートとカーゴステップパネルのリヤゲート用のプロテクター一式にトノカバーだ」
 「そうだニャ、荷物積む予定で購入した車だニャ。やっぱりそういうところはしっかりする必要があるニャ」
 「それと荷台スペースにオールウェザーカーゴマットを装備した」
 うーん、派手な緑色だぞ。これ、貴様、色使いというものが解っていないな。
 「すまん、上杉、そう言う台詞は美しい両性具有者に言って欲しいのだが」
 うむ、やはり解ったか。
 「何ニャ? 何二人で分かり合っているニャ?」
 「ついでに言うと、オールウェザーシートカバーも発注してある」
 ぐげ・・・。車内全部緑色かよ・・・。
 「機能第一だからな。あとは、サイトシルプレートも装備した」
 「ろまんちすとだったのニャ。朱雀。レオちゃんにはきっちりSUBARUと入っていたニャ。それを偲んでの装備ニャ」
 そうなのか?
 「ま、人生いろいろあるわな・・・。あとはリモコンエンジンスターターくらいかな。あ、そうそう、パワーコンセントもついているぞ」
 何に使う気だよ・・・。そんなもの・・・。
 「あのニャ・・・」
 どうした? 武田?
 「あのニャ・・・。後席用のカップホルダーはどうしたニャ?」
 「何?」
 「後席用のカップホルダーニャ。あれがないと、安心してビールが飲めないニャ」
 「自分の車につけるんだな」
 「鬼ニャア!」

 この場合・・・。どっちが悪いのだろうか? しかし、お前ら、最近、実名でも匿名でもあんまり変わってないような気がするのは私の気のせいか?(01,11,10)


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