呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


赤面しちゃうぞ

 いやあ、どうでもいいことだが・・・。前回、携帯電話の話があったのでその続きである。
 ま、このサイトは、「人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ」なので少々おつき合い願いたい。
 最近の携帯電話の跋扈は凄まじいと思う。
 そう言うことが気になるのは、もう、年を取ってしまったのであろうか・・・。だろうなあ。
 さて、その携帯電話だが、心配なのはこの携帯電話という奴、御上は安全宣言をしているが、確実に電磁波が出ているのである。
 これは朱雀奴の実体験なのだが・・・。
 あ奴がカシオの『WAVE CEPTER』(電波式腕時計)をサスペンド状態のノートコンピューターのそばに一晩おいた場合、なんと早朝4時の電波受信が不可能になるのだ。電波時計が受信できないくらいの電磁波はノートパソコンから出ているのである。
 それよりも遙かに小さい日本の携帯電話である。電磁波防護もノートパソコンよりははるかに弱いと考えられる。それなのにああも常時持ち歩いていれば・・・。私も仕事柄ノートパソコンを持ち歩いているが、常時は電源を切っている。なのに、常時待機状態では・・・。どうなるのだろう。
 ヨーロッパやアメリカの携帯電話があんなにごついのはそのあたりの防御が段違いだという話もある。
 ま、電磁波で癌になるのは彼らなのだから、私はどうでもいいのだが・・・。

 あとは、傍若無人のあたりかまわぬ通話である。だいたい後ろから突然声をかけられて飛び上がったことは一度や二度ではない。振り向くと白い視線が身を貫く・・・。
 携帯を持っている人はその場合、どのように反応されているのであろうか?
 もう、携帯電話以外には一切反応しないのであろうか?
 目の前に知人がいても、声をかけずに、まず携帯電話で電話を入れてから挨拶するのであろうか?

 △△さんが道端で○○さんを見つけた場合・・・。
 「あ、○○だ。声をかける前に携帯、携帯」
 ぴるぴるぴる。(古いか?)
 『はい、○○です、あ△△、久しぶり』
 で、すぐそばにいるのに携帯で話を続ける二人であった・・・。

 これ、正常なのだろうか? これを異常に感じてしまう私がいけないのであろうか?
 まったく、これでいいのであろうか?
 更に高吟放言の通話状態。前にも書いたかもしれないが、恋人と自分の近況を付近の人間にだだ漏れさせるのはどういうものだろうか?
 ただ、若者に言わせると、自分と電話の向こうの彼以外はまったく『モノ』であって『ヒト』ではないのだそうだ。だからかれらは誰もいない無人の空間で、電話の向こうの彼と二人っきりの時間を過ごしているというのである。
 自分と自分の知人以外はすべて『モノ』。だから、地下鉄の中で着替えしようが、化粧を直そうが平気なのだ。
 故に、この彼女に『モノ』扱いされた人間も、その化粧をしている人間は自分の知人ではない限り、関心を持ってはいけない。それがあたりまえのるーるなのだそうである・・・。
 このるーるを守らない人間はオヤジなのだそうだが・・・。
 あーあ。まるっきり人情フロンガスではないか・・・。
 ま、私の前でしなければ平和なのだが・・・。
 しかし、携帯などなくても二人の世界を築いてしまっていたアベックは今も昔も変わらないのかもしれない。秋の夜。二人ぴったり体を寄せて二人だけの世界を展開する場合、昔から周りの人間は芋やカボチャであったのかもしれない。ま、その延長線にあるとしたら・・・。
 うーん。やっぱりこれらのことは「最近の若い者は」発言でしかないのかもしれない。ま、朱雀と違って気楽なサラリーマンの私としては、若者のるーるをここでどうこう言うつもりはない。もしかしたら、私だって数少ないそう言った経験の中で、常軌を逸する行動をしていたのかもしれない。
 だから、おじさんが書くのも恥ずかしい会話を交わして地下鉄の駅を登っていったアベックのお二人。どうかどうか、お幸せに。
 あーあ。赤面しちゃうぞ。おじさんは。(01,10,23)


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