呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
ラナちゃん泣かない!(未来少年コナン)
さて、どういう訳かこういう訳か、『未来少年コナン』をレンタルビデオ屋から借りてきてしまったのだ。5本割引にするのに、今回『クウガ』を2本借りたら、枠が残ってしまったのである。だから、3本『コナン』を借りてしまったというわけだ。
しかし、昨今『コナン』といったら少年探偵という連想が跋扈するのは大変嘆かわしいと思うのだが・・・。ま『未来少年コナン』全盛の時代に、『コナン・ザ・グレート』を連想しない奴は嘆かわしいと小白滝が憤慨していたのと同じような嘆きを感じているわけだ。
寒い時代になったとは思わないか・・・。
などと呟いてもしょうがないのだが、しかしである。今回、3本、12話まで見て、後を引いてしまって更にどんどん借りてしまったのである。
そこで、面白いことに気がついてしまったのだ。そのことについて少し考えてみたいと思う。
まずだが・・・。モンスリー女史がここまで悪女とは・・・。
冒頭「おじい」が死ぬ原因を作り、ヒステリックにラナを襲う・・・。うーむ。女傑という個人的なイメージがぼろぼろ崩れる。ま、後半のあの可愛い(殴られるかもしれない)「莫迦ね」のお姉さん以前はこうだったという記憶は朧気にあったのだが、しかし、ここまで凄かったかな? と・・・。
あと、ダイス船長は最初から小悪党だとは思っていたのだが・・・。しかし、こんなに愛おしい小悪党だっただろうか?
ラナちゃんのためにあれこれと頑張ってしまうダイス船長がなんか愛おしい。
ラナちゃんみたいな美少女相手なら、少々小悪党になってもしかたがないな。そう思ってしまうのは、私も青年の美少女好きから、中年の美少女好きになってしまったのであろうか?
しかし、コナンは完全にもう、キャラクターというよりも『存在』なのではないのだろうか?
なんか人生誤ったお姉さんとおじさん立ち直らせているような気がするのだが・・・。うーむ。そうとでも考えないとあのバイタリティは想像できない。
しかし、ラナちゃんである・・・。どうも過去には
『ラナ、いっぱい泣いちゃった』
に代表されるようなヒロインだと思っていたのだが・・・。
いやあ・・・結構頑張るではないか・・・。
というか・・・このお嬢ちゃん、単なる泣き叫ぶヒロインではないのは、宮崎アニメであるから当たり前なのだが・・・。単に待っているお姫様ヒロインでもないのだ・・・。
なんということだ・・・。
うう・・・。少女でありながら唯一太陽発電衛星の座標を知るお祖父さんとテレパシーで通話できることで、時の権力者達インダストリアに追われる少女。しかし、彼女は決して受け身ではない。結構アクティブなのだ。
ここまでアクティブだとは思わなかった・・・。
しかし、なんか残され島からインダストリアへ、そしてハイハーバーへと行くのだが・・・。私の記憶からハイハーバー編がすっぽり抜けているのである。
え、コナン達、ハイハーバーに行っていたのか?
そして、確か、最終回でジムシーといっしょにウマソウの上に乗っていた女の子は、もっともっと幼かったのではないか? あんなに性格の悪い女の子だったであろうか?(この子も最終的には可愛くなるのだが・・・)
というわけなのだが、しかし、初放送から何遍も再放送を見ていたはずなのに・・・。
どうしてすっぽりとハイハーバー編が抜けているのだろうか・・・。
しかし・・・。レプカもここまで悪党だったかな・・・。というわけで、次回に続くのである。(01,10,8)