大正桜にロマンの嵐
さて、前回、時間切れのため、途中で終わってしまった『サクラ大戦』の話である。
本当はこんなことをする暇も何もないのだが、私は、こう言うときだからこそ、ウェブサイト更新したくなるという因果な性格をしている男なのだ。こればっかりは仕方がない。本当なら更新なんぞしている暇も何もないのである。
実は、現在、
「職場の皆さん、私に憎しみを抱いてますね。そうでしょう。そうなんでしょう!」
と言った状態である。
私が何か悪いことでもしたのか?
2月頭に出した企画書に、急遽明日までに模式図を増設せよという仕事が今、大仕事の最中に飛び込んできたり、突然外回りに出されたり・・・。きっと、私は橋の下で拾われたいらない子供なのである・・・。(ネタが古い)
などと落ち込んでいるときはいい仕事ができっこない。だから、どーでもいいことを書いてリフレッシュするのが筋である。と言うわけで、これは仕事の一環なのだ。(なんと気持ちのいい自己弁護)
というわけで『サクラ大戦3』であるが・・・。
ま、まずまずではある。相変わらず、シミュレーション部分はしょぼいがま、そんなものをこのゲームに要求する方が悪い。このゲームはそう言うゲームではないのである。そう言ったゲームがしたいのならば光画堂の『パワードール』でもしていればいいのだ。私もばりばりシミュレーターがしたいときにはそうしている。
しかしだ・・・。疑問もまた存在する。
これって、『サクラ大戦』なのか?
これである。いや、主人公一新のゲームと言えば、先程も例に出した『パワードール』が著名だ。あれは『2』と『3』のキャラクターには因果関係はない。ただ、部隊名『ドールズ』と『パワーローダー』というタームが二つを結びつけているのだ。
ま、もっとわかりやすくすれば、
目が二つでV字型のアンテナが付いていれば『ガンダム』なのだ。
こんな感じである。
しかし、『サクラ大戦』である。どう考えても『サクラ大戦』のヒロイン神宮寺さくらから取ったゲーム名を、当初彼女が出てこない(おそらく、後半ゲスト扱いで出てくるのだろうが・・・)ゲームで使って良いのだろうか? この疑問がどうしても頭から離れないのだ。
考えても見て欲しい。これは、あの赤いお方がちょい役でしか出ていない作品に、『逆襲のシャア』とつけるようなもんだと思うのだが・・・。
ま、それはおいておいても、プレイヤーキャラクターが再び大神一郎というのも問題ありである。
あそこまで『すみれさん』に入れ込んでいながら、今回あっさり他の女の子に手を出すか? お前はその程度の男だったのかぁ! え、S! 恥を知れ!
という気持ちがどうしても起こってしまうのだ。(なぜ、友人Sを例に出す、私は)
しかしま、それらを全部押しのけることができたなら、なんとも面白くはある。
ただ、これが『2』だったらという気持ちが私のどこかにある。
というのも、『サクラ大戦2』を、私はどうしても納得できないのである。
『サクラ大戦』で、あそこまで、善と悪とのハルマゲドンをやっておいて、『2』を出すか? そういう風に考えてしまうのだ。『サクラ大戦』は、1作で完結している。それを無理矢理続編を作ったが故にストーリーで破綻を来してしまった。そう考えてしまうのだ。
しかも、『サクラ大戦2』では致命的な間違いを犯している。そう、神宮寺さくらに突出した役割を与えてしまった事である。封印の力は神宮寺にあり。で、あの演出だ。
ええ、あんなに『マリア』に入れ込んでいながら、今回あっさり『さくら』と逃げるのか? 貴方はその程度の男だったのですか! え、冴速さん! 見損ないました!(なんか表現が微妙に違う)
やっぱりこの手のゲームは一人の女の子に突出したストーリーを作ってしまうとダメだと思うのは私だけだろうか。
がだ、今回の場合、前出の問題点以外はクリアしている。そう、『霊子力甲胄』と『華撃団』をタームにしてしまえば『パワードール』である。間違いなく。前出の問題は消滅する。
ま、こういう考え方は嫌いだが、世界各地に蠢動する古きもの。それに対抗する『霊子力甲胄』と『華撃団』。これでOkである。ヤンキー姉さん(この場合、私は個人的には古きものにつきたいなあ)でも、パリジェンヌ(今回か)でも、ジョンブル娘(この場合も、やっぱり古きもの側につきたい私って・・・)でもOKなのだ・・・。うんうん。
しかし、最大の問題がひとつ。『サクラ大戦』で善と悪とのハルマゲドンをやってしまった。これである
これは少なくとも場所として日本で、しかも第一作目でやってはいけないのではないだろうか。もう、終わっているではないか。
やっぱり『サクラ大戦』は1作目で完結していたのだ。(01,3,31)