呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

なんてこったぁ(後編)

 前回のあらすじ

 2年に渡って続いた登旭動乱は遂に最終局面を迎えつつあった。
 侵略軍。昇月本国の謀反による混乱に乗じた登旭解放軍は遂に昇月本陣。懐かしの天照城突入に成功した。
 侵略軍の混乱に乗ずる事が出来るのは僅かに1日。しかしその間、敵主将黒太子は僅かな親衛隊と天照城にある。
 次々と倒れる仲間達の命と引き替えに、遂に登旭親衛騎士団副団長シュウは王の間で囚われのレイカ姫と黒太子の前に立った。
 解放軍の戦いに2度はない。しかし、黒太子が倒れ、登旭家最後の生き残りであるレイカ姫の解放がなされれば、昇月の混乱は更に混迷の度を深め、侵略軍は撤退を余儀なくされる。
 この一騎打ちはただの一騎打ちではない。登旭の明日、昇月の明日がかかった戦いだった。
 そして、シュウの剣が黒太子の左肩に振り下ろされたとき、レイカ姫の悲鳴が上がる。
 瞬時、シュウの剣は宙に止まり、黒太子の鋭剣がその右胸を貫いていたのだった・・・。

 違う! 惚けている場合ではないのである。
 そうだ、そうだった。ああ、そうだったのだ。
 なんと、どういうワケかgooに『風まかせ武田暗』が『夢民書屋』の検索で出るようになってしまったのである。なんと言うことだろうか。本家本元の『夢民書屋』が登録されていないのにだ・・・。不本意である。全く不本意なのだ。こんな不本意な話があっていいのだろうか・・・。いやない。
 と言うわけで、私は検索エンジンへの登録を決意した。こういう時の「さぶみっと」である。
 「さぶみっとJAPAN」では検索エンジンへの一括登録を行ってくれるサービスがある。それで一括登録を行おうというのである。
 で、行ってみた。行ってみたならば、なんと、紹介文書を書けと言うのだ。それも、40字、80字、150字である。
 確かケネディ曰く、2時間のスピーチなら今からでも始められる。30分ならば一晩。5分ならば1週間必要だ。そうだが、たった40字である・・・。どーしろと言うのだ?

 30男が、酒と本とゲームとマンガ、アニメの駄文書いてます。良かったら来て下さい。

 以上、40字である。だああああ。こんな紹介文で誰が来るというのだ。

 30余年の人生を、女に縁なし、酒、ゲーム、面白本に縁ある男の徒然の記、夢民書屋。

 以上、少しはマシであろう。40字・・・。しかし、女に縁がないなんてどーでもいいではないか! だから何なのだ? お前は私のお袋か? (本人である・・・)
 で、こんなのも考えた。

 人生方丈、30余年の人生を、酒、ゲーム、面白本に費やす男の徒然の記、夢民書屋。

 しかしだ、この呆冗記の原点、方丈記には実は「人生方丈」などという言葉がないことが判明したのである。(ネットワークって本当に便利だ)では最初のフレーズは使えない。
 というわけで、一晩悩んだ最終稿である。

 30余年の人生を、酒とゲームと面白本にどっぷりはまった男の日々の雑文サイト。

 あんまり変わらない気もするが、これで行くことにした。最近、アニメやマンガ、ゲームの比率が大きいのはこの際、無視させて貰う。一応、硬派を気取りたいときもあるのだ。
 でもって、あとは80字は簡単である。なんと言ったって倍もあるえはないか。

 30余年の人生を、酒とゲームと面白本にどっぷりはまった男が記す、『人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてある』サイト。それが、夢民書屋。

 そう、北杜夫氏の「マンボウ青春期」の私が一番好きなフレーズのもじりを書き連ねれば、いっちょ上がりである。で、150字はもっと楽なのだ。

 30余年の人生を、酒とゲームと面白本にどっぷりはまった男が記す、『人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてある』サイト。友人・先輩たちと酒を酌み交わし、無謀な旅行の顛末を語ると思えば、シミレーションゲームに熱く燃え、SFやファンタジー、架空戦記の昨今を語る場所。夢民書屋。

 如何であろうか? いや本当に、150字っていうのは冗長に書ける分だけありがたいのだ。やっぱり短い文章は難しいのである。
 で、キーワードを10個入れる。これは簡単である。
 まずは、私の心のふるさと。「SF」そして「ファンタジー」。
 思わず燃える「架空戦記」。
 心を癒してくれる「ゲーム」「マンガ」「アニメ」。
 命の水である「酒」。
 そして、たまにしか行けないので最後の方になってしまったが、(決して『風まかせ武田暗』に含むところはないのだ。って、こう書くだけでバレバレであろうか)「旅行」。
 書かないと冴速さんに怒られる「創作小説」。
 以上である。
 と言うわけで、どこかで、この『夢民書屋』が登録されていたら、「あ、こんなとこにいやがる」と、暖かい心で見つめて欲しいのだ。
 しかし、これからは今までのような常連さんだけを相手にした商売は考えなければならないのだろうか。(01,3,17)


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