哀しきDVD
何か例によって前ふりが長くなってしまったが、「ヤマト」である。
『無頼航軌道』が終わってしまった・・・。第三艦橋を強化した本家本元の連載よりもはるかに面白そうだったのに。あれだけ風呂敷広げておいて、第一部完? である。悲しい・・・。
まったくあれだけ美味しそうな素材を用意して、あれはない。あれは・・・。
ま、これはコミックが出たら考えるとして、ヤマトである。ヤマトは第三艦橋を強化してはいけないのだ。それなのに、やっぱりあれはない。あれは・・・。それに、過去の兵装を全て下部に動かしたというのなら、第1副砲はどこに行ったのだ?前方に主砲塔2基、後方に副砲塔1基、主砲塔1基。誰が許しても私が許さないのだ。上部の兵装は「まほろば」と同じ。
えーい、少年ジャンプでもあるまいし、敵味方のインフレ化が激しすぎるのだ。何がしたいのだ? 『新 銀河鉄道999』の時は「ヤマト」は、まともだったぞ・・・。
最近、どうも松本零士氏の昔の続編? は面白くないような気がするのだが・・・。私の感性が鈍ってしまったのだろうか?
などと悲しい心をぶら下げて、街を彷徨っていた私は、とんでもないものを見つけてしまった。
それは、中古の『宇宙戦艦ヤマトDVDボックス』。それも二つも。
いや、確かに発売されているから驚くには値しない。しかし・・・。問題はその価格である。いちきゅっぱ。半額に近い。
なんと言うことだろう・・・。悲しい。悲しすぎる・・・。
少なくとも『宇宙戦艦ヤマト』と『劇場版 さらば宇宙戦艦ヤマト』は愛蔵するに相応しい作品ではないのか? それが新品同様で半額で売られているなど・・・。信じられない・・・。悲しい。哀しすぎるのだ。
この哀しみは定価で買っていたらもっと深いものになったであろう。
いや、見送っていて本当に良かった。今度、臨時収入でもあったら買ってこよう。(01,2,18)