呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

外道と鬼畜

 かの昔、RPG世界にある、男がいた。(いや、まだいるか?)
 その名は、アドル・クリスティン。真実を知る者は彼を外道と呼ぶ・・・。
 何故か? 『イース』シリーズの主人公である彼はなんと、毎回毎回、ヒロインが違うのである! 普通、シリーズ物は世界観が一緒であっても主人公は異なる。しかし、このイースシリーズ。毎回毎回、見事に主人公はアドル・クリスティン。ただ一人なのである。なのに、ヒロインは毎回異なる。これを外道と言わず何というのか? 行く先々に違う女である。むろん、これでおのおのに振られでもすれば「RPG界の寅さん」という評価も成立しようが、彼の場合、振るのは常に、アドルなのだ。冒険に託けて、かれはヒロインを振って次の冒険に旅立つのである。これを外道と言わずして、何というのか?
 名付けて『赤毛の外道』
 しかし、この名を私が継いでしまった・・・。
 前回、

 雑魚はいくら逃がしてもムダである。関係ない。スキュラとかミノタウロスとか大物を逃がすと、雑魚を編成してまたまたやって来るようなのだ。要するに、幻獣は生かさず殺さず。幻獣は百姓とゴマの油のように絞れば絞るほど出るのではない。絶滅寸前の貴重種のように手心を加えてやる必要があるのである。
 そして、そうやって、大事に育てた幻獣がやって来たらば、直ちに出撃。
 まず、いの一番に敵中に幅跳び前で突入、スモーク一発、ナーガやスキュラの レーザーを封じ込め、ミサイル一発、雑魚は全部ぶちのめし、ガンパレードマーチを歌える状況になったら必ず歌い、敵の撤退を足止めしたら、敵の増援を待って、ミサイルもう一発。これで倍はたおせるではないか。
 更に、司令は好戦的な人間にやらせると、敵のいるところを転戦してくれる。
 これで意気揚々と毎回銀剣をもらって幾星霜、撃墜マークは 316だ。

 と、書いたら冴速さんからメールをいただいた。

 アドバイス有り難う。
  つまり、 取る漁業から育てる漁業へ。 世界の平和をよそに、せっせと幻獣の養殖ですね。 それから自然の摂理、弱者からやられる。強者はのこる(のこせ)。
  うーん、ふかいな。(ふかいか?)
  やっぱり絢爛舞踏を取るやつは人間じゃないな。(別な意味で。外道と呼ぶ)

 うぉおお、私は外道だったのか! そうだったのか! 私はアドル・クリスティンだったのである。思わず納得してしまった。しかし、冴速さんだって、外道ではないにしろ・・・いろいろやっているではないか。

 密会技能を3までゲットしたおかげで殆ど争奪戦が起きなくなったのは良いけれど。 会う人、会う人、Hな気分になってしまう。
 一時の気の迷いから恋人になった壬生屋とは「別れる」コマンドを使っても別れられない。
 原先輩にはナイフで刺されるも何とかリセットで生き延びる。(幻獣相手には無敵だが先輩にはかなわない。でも原先輩もなかなかいいっす)
 友軍のウォードレスを減らすにはどうしたらいいのだ。
 撃ち殺そうとしても味方は撃てない。

 出てくる異性は総て俺の物。自分の為なら味方も倒す。こういう主人公が、実はRPG世界にはいるのである。その名はランス。そう、アリスソフトの誇る『鬼畜王』である! 私が外道なら、冴速さんはしっかり鬼畜ではないか!
 「どっちもどっちニャ」
 やっぱりそうだろうか・・・。
(01,1,19)


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