呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

さすがは大老

 さて、今年もクリスマスを無事迎えることができた。これもみなさまのおかげである。ストレス性か、なんなのか? 私の左手先は常に痺れたようなのだが、これはどうでもいいだろう。右足先が痛いのも気のせいだ。なんたって今日はクリスマスなのだから。
 そう、聖なる日を祝おうではないか・・・。
 というわけで、今年も12月23日(土)にクリスマスパーティを行った。その模様である。
 さて、クリスマスと言えば恒例なのが、友人Sのドタキャンなのだ。
 一昨年は、担任学級の生徒のことでドタキャン。去年は、突然、先生が足折ったとかで時間割作成のためドタキャン。今回は・・・。
 「Sくんはこれそうなのかい?」
 久部さんの問に、私はまたまたこう答えなければならなかったのだ。
 それが・・・。先生、病気で倒れて、また・・・だそうです。
 「難儀な男だね・・・彼も」
 「ほっておくニャ」

 内心、ほっとしているであろうTが言う。だったら前回、あんなこと言わねばいいのだ。

 それはさておき、酒もある。つまみもある。これから我々は宴会である。
 ワインは久部さんおもたせで申し訳ないが、国産白ヌーボー。それからオーストラリアの赤。オードブルは4人前を3人でである。贅沢な話だ。
 そんじゃ、余興行こうか。
 「まずは、とんでもないものから見せるニャ・・・。これ、あじすあべば氏のDVD!」
 まったく、とんでもないものから入ってきたのだな。いつものことかもしれないが・・・。
 こういう、とんでもないものに対抗するには、やはりとんでもないものしかあるまい。
 技を返すぞ。『ガンパレード』オープニングムービー!
 ぐはあああああ。しかし、この技は自分の体力すら奪うのだ。
 「な・・・なんなのニャ。こ、これ・・・10年は古いニャ・・・」
 「よっぽど作りたかったんだろうね・・・。作りたくてたまらなかったんだろうね・・・。きっと」
 久部さん。人の悪口を絶対言わないその態度には頭が下がります・・・。でも、こればっかりは言ってもいいような・・・。
 「じゃあ、これ・・・」
 そう言って差し出したのは一本のテープ。
 『四国R−14』?
 「四国に国道14号線なんてあったニャ?」
 いや、たしかなかったんじゃないか?
 「水曜どうでしょうの企画番組なんだけどね。ホラー」
 へ、真冬にホラービデオ? なんか暖かい部屋で薄着でビールの缶もって、ホラー。よくぞ北海道に生まれけり、みたいなシチュエーションですな。
 しかし、以前、本州の人が、『真冬に薄着でビール飲むのは邪道だ』みたいなことを言っていたがよけいなお世話である。(ここで怒ってしまうのが私の限界なのだろうな・・・)
 で、ビデオだが・・・。本当にDV(デジタルビデオ)一本で撮ったのだろうか?
 まじめに、低予算ながら、楽しめました。いやあ、引っ張る。引っ張る。
 さすがは『水曜どーでしょう』。たいしたものである。
 ちなみにR−14とは撮影済みテープのことをロールと言うのだそうだ。
 しかし、何よりも流石は久部大老。我々とは目の付け所が違うのである。(00,12,25)


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