呆冗記　人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

負けるなＤＱ

　さて、先日冴速さんとの飲み会でとあるゲームソフトを紹介していただいた。
　寡聞にして知らなかったが結構有名なＲＰＧなのだそうである。
　その名は『幻想水滸伝』。
　あまりにも強くお勧めなので、結構まじめに探してしまった。結局、中古屋でもベスト盤程の値段にしか価格が下がっていない。そこで『Ｙカメラ』で２の。『はい電気』で１のベスト盤を購入することに成功した。
　一方、ＤＱはというと、弟にＤＩＳＣ２までも奪われてしまった。
　そこで、仕方なしに『幻想水滸伝』を始めてみたのだが・・・。
　はまった。
　いやあ、こんな代物を知らなかったのは痛恨の極みである。おもしろいのだ。
　一言でいえばジェットコースタードラマである。以下、ネタバレがあるので興味のある人は飛ばしてほしい。

　主人公は帝国五将軍の息子だ。彼は父親とともに皇帝バルバロッサに謁見。親衛隊に配属される。彼は最初の任務として魔術師の島へ占い師の占いの結果を受け取りに行く。そこで占い師に意味深なことを言われながらも無事に任務を果たした彼は次なる任務、ロックランドの税金の督促に行くのである。税金の遅れが清風山の山賊にあることを知った主人公たちは早速その山賊退治を引き受け、成功する。
　そして帝都に凱旋した主人公たちを不幸が襲うのだ。親友の帝国による拉致と拷問、ようやく逃げ出した彼は主人公に紋章を継承する。主人公と帝国五将軍家のことを第一に考えた仲間の一人は友人が主人公の元にいることを帝国に密告する。思わぬ裏切りにあった主人公たちは帝都を脱出。すぐそばの町レナンカンプに身をよせる。
　ところが、そこには何というご都合主義か、解放軍のアジトがあるのである。その、アジトに身をよせた主人公たちの前に清風山の山賊の一人が、解放軍に助けを求めにやってくる。先ほど捕らえた山賊たちが満足な裁判すら開かれずに処刑されようとしているのだ。結局主人公たちは責任を感じ、山賊救出へ向かうことになる。
　その後、なりゆきまかせで主人公たちは解放軍の後方作戦に参加、アジトに帰ってきてみるとそこは帝国軍に襲撃されていた。子供を救うために帝国の凶刃に倒れる解放軍のリーダー。主人公たちはリーダーの遺言を果たすために帝国の要塞を越えていくのだ。その遺言とは、元帝国軍師にあってあるものを渡すこと。そのものとは解放軍の重要データであった。このデータを持つものは解放軍を継ぐ者でなければならない。
　主人公は今までの帝国の仕打ちに対し、父親とは違う道を選ぶことを決意する。それはいつの日か敬愛する父親と戦わねばならない茨の道であった。そして、主人公たちは解放軍の根拠地として今は荒れ果てた古城に巣くうモンスター退治に出発するのであった・・・。

　あーしんど。これでたったの３時間である。たったの３時間。ＤＱならようやくスライム虐めが始まった程度でこの内容・・・。息つく暇もないとはこのことである。いやあ、こんなのをよくやるものだ。しかも、水滸伝である以上、登場人物は味方だけで１０８人。いったいどんな作品となるのか・・・。この先主人公をどんな運命が待っているのか。私好みの女性キャラは出てくるのか・・・。パッケージイラストで主人公の右後ろにいる忍者の少女の活躍は・・・。
　なんだか、この後が楽しみになってきたのである。

　しかし・・・まじめな話ＤＱを終わらせることが私にできるのだろうか。
　がんばれ、ＤＱ！　負けるな上杉明！　でも、今は幻想水滸伝なのである。やっている時間はほとんどないのだが。ああ、今晩も睡眠不足が身に染みる。(00,10,20）