呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


最終幻話(ファイナルファンタジー)やって考えた 総括4

 すあああて、重たい7月もあと1週間。力を入れて頑張ろう。というわけで、いよいよFF9の最終回だ!
 「何か無理してないかニャ」
 何を無理しているのかな。マイフレンド。HAHAHAHAHAHAHA。
 「(ため息)ま、いいニャ。人間誰でもふれたくないことがあるニャ。で、いよいよFF9の人造生命体とクリスタルについて話し合う必要があるのだニャ」
 そういうことだ。
 「果たしてあの生命体はなんだったのかニャ」
 さてな、ただ、あの考え方はライフラインだよな。
 「ライフライン?」
 風水とも、龍脈とも言うが、ようは生命エネルギーの流れだ。そこに異物を流し込んで惑星を侵略するという考え方は別に新奇でも何でもない。過去にごまんとある。
 「ふむふむニャ」
 だから、前に友人T。貴様が聞き付けてきたFF9=『ブレードランナー』というのは表面的な見方でしかないと思うのだ。
 「どうしてニャ」
 少なくとも、FF9ではそこまで深く人造人間の悲しみを描いていない。
 「をいをい。ここで突然FF9を否定するニャ?」
 いや、否定じゃない。FF9を無理矢理人造人間の悲しみにつなげようとする方々を私は納得できないと言っているだけだ。だいたい、だったらクジャの書き込みが浅すぎるじゃないか。
 「それは言えるな」
 出たな、友人S。
 「ようやく一応夏休みでな。講習やら何やら、まだまだ仕事は終わらないが、一応、終業式も終わらせたんだ」
 それは良かった。
 「で、悪役論議だが・・・。クジャを憎めたか?」
 「どういう意味ニャ」
 「そして、一方で彼の理論を主人公達の相対的な論法として納得できたか?」
 「・・・」
 何が言いたい?
 「いや、FF6の名悪役、ケフカは、一方で納得しかねない行動原理を持っていたと思えるんだ。あいつは味方キャラとプレイヤーの憎悪を一人で引き受けていたんだぞ。凄いことと思わないか? 同時に、その考え方は下手をすると納得しかねないものでもあった」
 ふむふむ。
 「対してクジャの戦う理由は単なる己が寿命に対する反抗でしかない。もっと邪悪に、もっと卑劣にやってくれないとプレイする側もいまいち憎みきれないんだ。それでは悪役として成立しない」
 そういうものか?
 「そういうものだ」
 「確かにクジャは竜頭蛇尾だったかも知れないニャ」
 「逆に言えば、つくられた生命としてのクジャが、生命をもてあそんだ創造主に対して異端種として立ち上がり、その目的はジタン達と同じだが、その道が違うなんていう設定であればおもしろかったかも知れないな」
 王道と覇道だな。
 「神が生命をもてあそぶならば、神の頸木から逃れた私が生命をもてあそんで何が悪いのニャ。今日の百万の死が、明日平和な王国を築くのニャ。ジタンくん」
 うーん、ニャアニャア言葉ではいまいち説得力がないぞ。T。しかし、S。貴様はこう言いたいのだな。「医者はどこだ」
 「・・・」
 「・・・」
 ・・・。俺が悪かった。
 「わかればいいニャ」
 「ともかく悪役の中途半端さが結果として不幸を産んだことについては納得してくれているんだな?」
 ああ
 「その通りニャ」
 そうか、結局彼はトレーズ様の出来損ないだったのか・・・。
 「う・・・」
 「そうだったのかニャ」
 「じゃあ、ミコトがレディ・アンになって絡んでくればもっと面白かったかもしれないんだな」
 そうなのだ。最初からちらちらと現れるジタンと同じしっぽを持つ少女は敵か味方か?
 「でも、レディ・アンほどの覚悟はないニャ」
 「ドロシー嬢といったところかな」
 あ、そこまで凄くはないと思うのだが・・・。逆にアン特佐殿はベアトリスではないのか?
 「うーん。言えるかもしれんなあ。でも安いがな」
 Wのキャラは濃いからな。
 「まったくニャ」
 しかし、本当にミコトはもったいないキャラであった。
 「まったくだ。最近のスクェアーは量産のためか、後半息切れするゲームが多すぎないか?」
 「ゼノギアスもそうニャ」
 あれは、ああしないと終わらなかったという話もあるがな。
 「まったく、そうかもしれん。しかし、惜しいゲームだったよな」
 「本当にそうニャ」
 で、クリスタル。
 「アカシックレコードでしかないんだ。あれは」
 「何が、クリスタル復活ニャ」
 おいおい。
 「あれ程の詭弁を初めて見たニャ。あれでクリスタルだったら、今までのクリスタルは何ニャ」
 まったく同感。過去のクリスタルとは全く別物だよ。あれは。カオスもムダ使いであるしな。
 「あの、四つの祠は
何だったんだ? あれこそこっちで攻略したかったぞ」
 今、FF5やってるんだが、眠くならないのだ。全然。
 「そうなのかニャ」
 もう、無理矢理終わらせて職場に行くという不健康な日々を送っているのだが・・・。やっぱりあの頃が盛りだったのか?
 「そうは思いたくないんだが・・・。そうかもしれない」
 「残念な話ニャ」
 「というわけで、まだ、引くのか? このネタ」
 うーん。折角だから終わらしたい。次回で本当にラスト。ラストシーンとキャラ総論だ。
 「Sが入った分、長くなってるニャ」
 「うさい!」
 わあああああ。(フェードアウト)(00,7,25)


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