呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
自転車について考えた
実は、まだ自転車を買おうと考えている。ドロップハンドルのサイクリング車・・・。どこかに私の魂の半分が存在するのだ。嗚呼。それはどこなのだろうか・・・。
「アホか」
おお、勤務校の全道大会出場おめでとう。S。
「いやあ、ありがとう。ではなくて、まだ自転車で騒いでいるのか?」
騒いで・・・とは失礼だな。しかしその通りなのだ。あのあと何軒か自転車屋を廻ったのだが、
「ドロップハンドルのサイクリング車・・・」
と言った瞬間に
「もう、ロードマンは作ってないからねえ」
と言われてチョンなのだ。真面目に困っているのだ。
しかし、即座に『ロードマン』の名前が出るならば、需要があるような気がするのだが、どうして発売してくれないのだ。
「普通、30代も半ばで自転車を買うとしたら普通の通勤車両を購入するのではないかな。それでもドロップに固執するならば、長距離サイクリング用の10万円近く出して購入するのと違うか? 5万円程度でドロップハンドルを買おうという根性が間違っているのではないかな」
そうなのだろうか・・・。しかし、どこかに私の相棒となるべく眠っているドロップハンドルの自転車が存在するはずなのだ。こればっかりは縁のはずなのだ。
「縁か・・・」
お、やけに意味深なため息をつくではないか。こりゃ、苦しくない。語ってみよ。おぬしの女性関係はほとんど熟知しているはずだが、そんなため息をつくような「縁」があったのか?
「縁がなかったんだよな・・・。だから、彼女は他の男の所に嫁いでしまったのだよ」
へ、そんな深刻な話、あったのか? 例の宗谷から帰ってきたときの話以外に・・・。
「おまえも聞いたことがあるだろう。史上初、キーボードが折り畳めたノートパソコンの話を!」
おーい。
「その名もTP−701。姫様TP−560も銘機だが、蝶々TP−701も銘機。欲しかったんだよ。実は。それで、製造中止になってからだいぶたって、あれの展示品が山形で存在するという話をニフティのフォーラムで教えてもらったんだがな・・・。そのとき、二十数万という金が工面できなかったんだ」
おーい、聞こえてるか?
「だから、彼女は誰か他のユーザーさんの所へ行ってしまったのだ・・・ああ、今でも夢に見る・・・。縁がなかっんだなあ。今だったら借金しても買うのに・・・」
あのなあ・・・。
「・・・」
・・・
「・・・」
・・・。はあ。
「よし、わかった」
わあ、びっくりした。
「貴様の縁のため一肌脱ごう。俺のような悲しい想いは俺だけで十分だ」
あやや・・・。
「おまえ、俺の家のすぐそばの自転車屋はのぞいてみたか?」
あの、異様に小さい自転車屋か? あそこにはないだろう。
「いや、何台か天井からドロップハンドルがぶら下がっていたはずだ。おし、今から行ってみよう」
いやな、今日は日曜日だでできたらFF三昧したいなあと、そう思っているのだがな・・・。
「よし、行くぞ」
そして、私は彼女と運命の出会いをしてしまったのだった・・・。(あざとく引きつつたぶん続く)
(00,7,9)
追伸 Sの宗谷から帰ってきた時の話についての質問にはお答えしかねるのだ。真面目に命が危ないのである。(苦笑)(00,7,12)