呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
最終幻話(ファイナルファンタジー)やって考えた
曰く『黒魔道士復活』
曰く『クリスタル復活』
などなど前評判の高かったFF9を購入した。否定するにせよ肯定するにせよ、何はともあれやってみなければ話にならない。そう考えてのことである。
で、結論から言おう。
はまった!
真面目にはまった。いやあ、四角社のゲームでここまではまったのはゼノギアスの1枚目以来である。黒魔導士のビビのちょっとした仕草がかわいい。ジタンも今までの根暗系主人公から離脱しているのが好感が持てる。ストレス解消に電脳遊技を行っているのに主人公にうじうじされたらストレスがたまる一方ではないか。冗談ではないのだ。ただでさえ職場でストレスがたまっているというのに・・・。いやいやいや。
だから、今回のジタンの根明さは救われる思いがするのだ。といっても、せいぜいバッツどまり、ロックまで行っては欲しくないのだが・・・。果たしてでるか
「俺が守ってやる」
でもって、今回のFFらしさの復活はなんといってもポーションの使用量だろう。99個購入しても即品切れである。武器の強化よりもまずポーション。これはまるでFF2を彷彿とさせる。PS版になってから(FF7の最初に購入したのがずっと余って以来)ポーションを山ほど買った記憶がないのだが、今回は別である。まるっきり給料がでたらインスタントラーメンと麦酒を箱買いして、「これで一月大丈夫」と安堵した自炊時代を彷彿させる。
さて、それでは前回、私に大ダメージを与えてくれたヒロインはどうなのだろうか? 今回のガーネット姫は私にとってまともなヒロインだったのか? 結論から言おう。
もう、メロメロ!
わずか2時間でこの体たらくである。残念ながら、エアリスの優位は揺るがないだろうが、それでも8の○○○よりは百万倍ましである。
ところが、ネット上では○○○とガーネット姫が同じじゃん。という論調が主流のように聞こえてくる。確かに二人とも黒髪のヒロインではあるが・・・。
全然違うだろうが!
そう、声を大にして叫びたいのだ。
むろん、「二人とも我が侭娘だ」という女性の声には頷くところが多々ある。女性から見れば同じ我が侭に見えるかもしれない。しかし、男から見ればこの二人は天と地ほどの違いがあるはずだ。それが解らないようでは・・・。と意味もなく優越感に浸っていないでこの二人の差異を見ていきたい。
○○○は自分が可愛いことを知っている。そして、そのことを武器になること、武器にすることさえも知っているのだ。そして、その武器を実際に行使している。ここがたまらなく生臭い。
逆に言えばガーネットはそうしない。確かにその行動は笑ってしまうほど愚かではある。言ってしまえば、
母親の豹変。
宮廷を覆う不審な人物の影。
そのことを憂いた彼女はなんと父王の親友にして隣の王に母親を説得してもらおうと行動を起こすのだ。思考が幼児的であることは間違いない。そこがブリだ。カマトトだと嫌う同姓が存在することは当然理解できる。
しかしだ、考えて欲しいのは、彼女は純粋培養、温室育ちなのだ。そこを考えてもらいたい。今までのFFの王室の女性達は年は若くとも一国を背負っていた。女王であったのだ。しかし彼女は王女である。この違いは大きい。なのにシリーズ中の他の女王と同等の性格を求められるのは不本意であろう。FF5の姉妹はどうだったか? 彼女たちは良くて何故ガーネット姫がいけないのか? ブリだのカマトトだの言われなければならないのか? 王族でなければひたすら病弱でパーティの足を引っ張っても許されるのか?
彼女はその美しさも地位も主張しない。武器にしない。ただ、母親と国を憂いて行動する。むろん、その行動には愚かさが見え隠れするが、それは無知故の、純白の愚かさではないのだろうか?
おそらくはその丸顔黒髪がいけないのではないかと愚考するのだが・・・。これが瓜実金髪ならばまた違っていたかもしれない。
彼女には前作の○○○のイメージが残ってしまうのかもしれない。私はそうは思わないのだが・・・。
ま、何はともあれ4枚組のゲームの海原に私は乗り出してしまった。約60時間の長旅である。女将軍に返り討ちにあったことだし今日は寝て、明日また頑張ろうと思うのだ。 (00,7,7)