呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
ウルトラセブン
はっきり言うと私はウルトラセブン世代ではない。リアルタイムで記憶に残っている最初のウルトラ怪獣というのは実はタッコング(帰ってきたウルトラマン)だったりするのである。しかし、個人的にうじうじタイプだった私は、郷秀樹とウルトラマン・ジャックはまるで手前を見ているようで、いまいち近親憎悪というか感情移入ができなかったのだ。それに対して、再放送で見たウルトラマンの脳天気さと、ウルトラセブンの哲学は私の人生に大きな影響を与えたのである。
というわけで、風邪をひき、仕事に明け暮れたこの週末、久部さんとも遊べない私はレンタルビデオ屋で98年度の三部作ウルトラセブンを借りてきて、熱に浮かれながらこうしてみているのだ。今、第二話まで終わったところである。
いや、やっぱりこういう作品になるのか。環境庁協賛?TVスペシャル作品は見たことがあるのだが、(あれはあれで笑えたのだ)あれとは別物の完成度の高さである。モロボシダンは単なる莫迦殿様(『暴れん坊将軍』怪傑ズバットと共演)ではなかったのだ。しかし、TVスペシャル最終話で記憶を失っていたであろうか?
やっぱりウルトラマンとウルトラセブンは別物なのだろうな。とふと思うのだ。逆立ちしたってウルトラセブンのキャラクターとフォーマットで潔癖性だなんだは出てこないであろう。ウルトラマンゼアス。あれはウルトラマンのフォーマットでこそ可能なのだ。(フジ隊員も出てきていることだし)
ま、個人的にはウルトラマンシリーズは3つのパターンに分かれるのではないかと思うのだ。マン系、セブン系、ジャック系。ジャック系を入れてしまうのは郷である。(って洒落てどうするのだ、この男)
なんだか話がそれた。(ウルトラマンの分類に関してはいつかやるかもしれない)
話を戻すと、三部作のウルトラセブン。結構見応えがあるのだ。モロボシダンがここまで渋くなっているとは少々びっくりした。しかし、第2話は少し出番が少なかったのが惜しまれる。個人の記憶、地球の記憶、宇宙の記憶で三部作なのだそうだが、果たして第三話ではどうなるのか? 十分期待を持たせる作りになっているではないか。
隊長から参謀に出世したアラシ隊員は(はい、ここで笑って。うーん。ただでさえないギャグセンスが熱で溶けてしまっている)いつも通りだ。。
でもって、ウルトラ警備隊の面々もなかなか個性的である。渋い隊長、正義感だけが空回りしてセブンとすり替わられるルーキー、イデ隊員を意識したか、頭脳労働派の隊員、(もう少し個性が欲しかった)女性隊員が無茶苦茶元気なのは今風か。しかし・・・。副隊長だが、とことん脳天気。どーして副隊長というのはこう脳天気でいられるのであろう。責任がないからであろうか確かタロウの副隊長も脳天気だったような。これは伝統なのだろうか。
決して名前が悪いとは思わないのだが。なあ、友人S。(00,3,12)