呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
こんな夢を見た
いや、題名に深い意味はない。私は『用心棒』好きの1ファンでしかない。(自己弁護)
忙しいのである。真面目に忙しいのだ。日曜出勤当たり前、今日も明日も、あさってもである。
よって、せっかく快調にいっていた更新ペースもカクンと落ちてしまった。ま、一時期の週間ペースに戻ったと言えば言えなくもない。(否定の連続)
しかし、最近眠りが浅いのか、夢をよく見るのである。
先だって見たのはこんな夢だった。
剣と魔法の世界なのだが、衣装風俗は日本である。よくあるヤングアダルトファンタジーの世界だ。
今回の私は、その世界で長い歴史を持ちながら今はその勢力を辺境に押し込められた小国の精鋭部隊の隊長をやっている。実際世界では全くの運動音痴だがせめて夢の中では格好いい役をやってもいいではないか。と自己弁護だ。
で、剣と魔法のその世界では良くあることだが魔物がいる。その異界の者どもを倒すのは法と術なのだ。法とは異界の力を借りてこの世ならざる事象を発生させるもの。術とはこの世界の力で異界の者を圧倒するもの。そして、私は「虎牙」という剣「術」の使い手なのである。免許皆伝。どうせ私の夢なのだ。自己充足をやって何が悪いと自己弁護である。
同じく「龍爪」という剣「法」の使い手である友人と、ずぼらな(こういうところだけは現実と変わらない)自分を助けてくれる部下達。そして、美人のねえちゃん(肌の色はあくまで白く、髪は冬の深夜の色。当然美人)に囲まれよろしくやっていたのだ。どうせ私の夢・・・。(いいかげんしつこい)
ところがである、好事魔多し。魔「法」兵団で最強を誇るねえちゃんが、私の友人と示し合わせ、古き伝承を伝えるところの「魔王の鍵」たる神殿の姫巫女と聖鎧をさらい、逐電したのだ。
当然、逐電した友人の友にして、逐電したねえちゃんの男である私にも容疑がかかる。
しかし、その前日まで思い当たるフシはまったくない。私の夢の中なのに、私に不幸は降りかかるのである。なんと悲しいことであろうか。
私はおぞましき精神探査にも耐え、一応の容疑を晴らすと3人を追うべく隊長の地位を国王に返上しようとした。しかし、兄の死により妾腹でありながら即位した苦労人の国王は私にこの事件の奥底に秘められた謎の探査を命じたのである。
が、その特命を受けた私に与えられたパーティの面々が泣きたくなるほど使えない。一人は友人を慕う魔「法」少女。力は姉ちゃん並だが技術がない。将来の逸材は今のお荷物である。しかも、「自分の恋人」をたぶらかした「毒婦」の男である私にひたすら辛く当たるのである。30にもなろう男(5年鯖読み)が、なんで小娘にぎゃいのぎゃいの言われねばならないのだ。私の夢なのに・・・。
もう一人は、皇子である。古き伝承によると姫巫女と、勇者と、聖剣と、聖鎧。この4点セットで魔を封じなければならないとされるのだ。しかし、この皇子は幼少のみぎり勇者の啓示を受けながら、使い物にならない。剣士にならなきゃならないのに一種の魔「法」オタク。
そんな二人を従えて(皇子様だから従ってか?)私は一路3人が消えた北(どーして魔界は北なのだろう。たまに南の魔界もあってもいいのだが)の原野、別名「白き闇」へ向かうのであった。
果たして、本当に友人とねえちゃんは私を裏切ったのか? 姫巫女をさらっていった理由は何か。最近の魔物の跳梁の原因は? ボンクラ皇子は使えるようになるのか? 少女は私を尊敬し、新しい愛が芽生えるのか?(できれば遠慮したい)ねえちゃんとの復縁はあり得るのか?(できればそーなって欲しい)
襲い来る敵。旅の途中で出会う懐かしき友。私を憎む「無能な働き者」。私の手の中、業物「吼虎」が闇を切り、少女の魔法が炸裂し、ぼんくら皇子はひたすら蘊蓄を垂れるのみ。
果たしてこの旅の終わりに来るものは? 今私たちの前に「白き闇」が広がる。目前の魔物達は友人とねえちゃんの悪行の証なのか? 今最後の戦いが始まろうとする。 手の中の「吼虎」が吼える。
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!!!
気がつくと目覚ましがなっていた。畜生・・・。いいところで。
しかし、こんな夢ばかり見ているから。疲れが取れないのである。(00,3,2)