呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
縁のない日
さて、今日は、縁のない日である。縁がないといったら縁がないのだ。
しかたがないので、知っている人間にネタの提供を願うのだ。じーこじーこと。
「おい、T。いるか」
「くじら」
「えーい。その反応なんとかならんか?」
なにがくじらだ。
「それはともかくニャ、いよいよ着せ替え人形の関節がそれとわからないタイプが出るらしいニャ。で、下着のパンフの表紙にもなるそうニャ。いやあまるっきり4分の1」
「いや、そういう話ではなくてだな」
どこへ話を持っていく気だ。
「バレンタインデーの逸話があったら教えてくれ」
「ふむふむ、昭和21年、2月14日、GHQのバレンタイン少佐が、お菓子を食べられない日本の子供達に・・・」(著作権 ゆうきまさみ氏)
「いいかげんにせんか。おまえのバレンタインの逸話を聞かせろというのだ」
「あ、そうかにゃ。今年はなにもないニャ。でも、去年、職場の女の子にチロルチョコをもらったニャ」
「チロルチョコだあ?」
30男にチロルチョコとは・・・。義理でも非道い話ではある。嫌われてるのか? T。
「チロルチョコを莫迦にしてはいけないニャ。あれはあれでおいしいニャ。で、しっかりホワイトデーにおかえししたら、ずざざざざっと退かれてしまったニャ。あれって何かニャ」
「・・・」
どうやら、悪意に、善意で応えてダメージを与えてしまったな。さすがは脊椎反応だけで生きている男。
「照れるニャあ」
「えーい「」にだけ反応してろ」
「ところでニャ、例の5万円の・・・」
切るぞ。莫迦者。
うーむ。当てにはしてなかったが、このままではまじめに今回内容がないよう(寒い・・・。ストーブが壊れているのに寒すぎ)なので、もう一カ所電話だ。当てにはならんが。じーこじーこ。
「もひもひ」
「おうS。おったか」
「万博開発反対、グリーンピース」
すこし、どころかだいぶ苦しいぞ。S。しかし・・・俺の周りにはこんなのしかいないのか。
「いいところに電話してきたな、上杉。前回のあの俺の台詞、知らん人間が読んだら完璧に嫌な奴と誤解すると違うかな」
「違ったのか?」
「・・・。バレンタインおめでとう。どうだい今年の戦果は」
だから貴様は嫌な奴なのだ。
「えーい、聞くではない! 生徒からもらえる貴様とは違うのだ」
「いや、担任ないからな。今年は。戦果ゼロだ。ま、そんなもんだろが」
うう。女生徒に囲まれて、ここまで不憫だと声もない。下には下がいるのだ。
「あおいちゃんと、レミィ、やろうか?」
「いらんわ! ところでなふと思ったんだが。最近、チョコとお酒のセットというのが酒屋の陰謀ではやっているが・・・。少し怖い考えを思いついてしまったんだよ」
「ふむふむ」
「チョコと一緒に『スピリタス』(工業用エチルの次に強い酒。アルコール度数90度を超す)をくれる女の子。どうだ?」
た、確かに怖い。で、それをがぶ飲みする女性ならもっと怖い。
しかし、まじめに当分お互い縁ないな・・・。
たかがバレンタインデーに踊らされる気はないが、しかし、どうして、こんなに縁のない人間が集まっているのだろう。私の廻り。(00,2,14)