呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

アキちゃんがきた

 さて、みなさま、不況の折り、いかがお過ごしであろうか。わが職場においては不況の波をもろにかぶり、ボーナスカットなどというとんでもない状況となったのである。いやあ、まずいわ。ボーナス一括払いどうして払おう。
 いや、それはおいておいて、(おいておける話でもないのであるが・・・)そのとぼしいボーナスからこの冬買ったもの。『アキ3号』である。
 ついに、PC-9821Xt-13『アキ2号』をあきらめ、P2の450。自作機だ。ま、詳しくはSのWEBページで詳しく語られるであろうからここでは省略する。が、単純計算で133から450である。『エネルギーゲイン』が3倍はあるのだ。ケースも白いし、『RX-79』という名前をつけようかのと思ったくらいだ。ま、しかしここは上杉家の慣習に従い、『アキ3号』である。性能的には『ザンボット3』の小学生から『テッカマン・ブレード2』のチーフぐらいに昇格である。うう、モビルスーツの性能がすべてだなあ・・・。これだけ違うと。まじめにXt-13では実用に耐えられなかったゲームのムービーがさくさく動くのである。(がだ、SのP3−665だと、もっと凄まじいのである。しかし、あいつ、あれをなにに使う気だ?)こんなんで、リアルタイム大戦略(最新作がもうすぐ発売)やった日にゃあどうなるのであろうか? 考える時間もなにもないぞ。
 が、妖精さんの巨大ロボットゲームのオープニングを見ながら、ふと考えた。
 その昔、仲間内ではやったギャグにこんなのがある。
 『影技』というコミックがあった。(いまでも連載されているらしいのだが、最近リサーチが追いつかない)この中で主人公の使う技、『影技』は、奴隷の技、腕を鎖に繋がれた結果発達した足技中心の格闘技である。よって、当時金のなかった我々、ワープロ代わりにVZエディターを駆使し、ファイラーはFD、FEP(IMEじゃないのだよDOSでは)はWX2(な、懐かしい・・・)をカリカリにチューンして創作活動に励んでいた我々は己が存在を冷静に(いや、いくぶんかの自嘲があったかもしれない)『影技使い』と称したのだった。メモリもなく、金もなく、ソフトすら満足にない。それでも、希望だけは山のようにあった。そんな時代から、やがて、夢のようなスペックのXt-13を購入し、仕事に追われはじめ、気がつけば今だ。結局、社会を構成する砂粒になってしまったのは是か非か。
 そんなことを考えさせられた。
 Xt-13も夢のようなマシンだった。そして、その3倍のマシンがいま、ここにこうしてあるのをみると感無量である。このままでは、おそらく数年前に冗談のように言っていたクロック数1G(ギガヘルツ)、メモリ0.5G(ギガバイト)、HDは0.5T(テラバイト)なんて時代がすぐ、来てしまうのかもしれない。
 そんな時、『アキ3号』でふーふー言っているのもまたおつなものかもしれない。それまで、このWEBページ続けばいいのだが。(99,12,13) 


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