呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


よりによって・・・今日やるか?

 前略
 まずは心よりのお祝いを言わせていただきます。8月9日。日本が真の民主主義国家となるために、数多くの命が失われた日に、このようなすばらしいものが国会にて決められましたことは、歴史に残る快挙と申せましょう。

 といった感じでこの文章を書こうと思ったのだが、あんまり頭に血が上りすぎて「夜明けに書いたラブレター」(O友人S)のような文章になったのでぜんぶほかしてやり直したのがこの文章である。
 いやあ、やってくれたな。まじで。
 最初に個人的な意見を言わせてもらうと私は「君が代」反対、「日の丸」賛成派だ。
 「日の丸」が悪いのではない。「日の丸」をシンボルにしてなんだかんだやらかした連中が悪い。「日の丸」はデザイン的にもすばらしいものだろう。太陽。あまねく世界を照らす太陽の旗。
 ただ、アジアにおいては(そして、日本国内において前大戦で家族を失った方々にも)「日の丸」には悪いイメージが存在する。よって世界において日の丸が良い旗。自由の旗となるには、余程のことをしなければなるまい。
 実際問題として、日本の国際貢献っていうのは結構なものである。国際連合で日本の貢献度は世界第二位。しかも、第一位のアメリカは、国連がアメリカの言うこと聞かないとすぐ「金ださんぞ!」と言うのに日本はきちんと毎年決まった時期に払うので頼りにされてるという話だ。
 ただ、国連職員は給料が安いというので、なかなか日本人はなろうとしないみたいなのだが。
 金は出すが口も、パフォーマンスもしない日本。これからはパフォーマンスも必要であろう。湾岸戦争時に90億も金を出しながら、クェートに「世界のみなさんありがとう」広告で名前を抜かされた事実もあるのだ。
 第9条の問題もあるので、国際紛争地域は無理にしても、天災発生と同時にその地には、赤いミートボールの旗がはためくのである。そういうんだったら私は税金を払おう。そうすることで災害地の人々にも「日の丸」はいざというとき頼りになる国の旗として認可されていくのではないか。国民においても、世界の災害救助隊の旗として誇りを持って仰ぎ見られるのではないか。と個人的には考えている。

 しかし、「君が代」は・・・。君。である。これはどうしようもない。民主国家の国家としてどうしようもない。そう考えるのだ。

 ただ、どちらにしても、あまりにもやり方がせこい。もっと時間をかけ、何だったら国民投票という形をとってでも良かったのではなかっただろうか。この拙速が将来長きにわたってしこりとなることを懸念してやまない。

 学生時代、右と言われたが、今、職場で左がかっていると言われる。私の性格は一切変わっていないのに社会がそれだけ右旋回しているようでなんとなく不安だ。

 今回、ちょっと政治の話になった。政治と宗教の話はしないが吉なのだが。次回から、また莫迦話に戻ると思うので赦されたし。8月は重い月だ。


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