呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


私はSFを極めたか?

 野田昌宏氏といえば宇宙軍大元帥。退役(元)辺境宙域(東京以外)宇宙駆逐艦(弱小同人会)の艦長(会長でも、駆逐艦艦長って一応大尉なんだよな)から見れば雲の上。その元帥が薦めるSF50冊を集めたのが、『SFを極めろ この50冊』(早川書房)なわけだが、果たして私はSFを極めたのであろうか。三十路のSFファンと威張っていられるのか? それとも単なるミーハーなのか。いざ、勝負。

 以下、『』は自腹切って買った本、『』は図書館でもしくは少年向き、『』はなんてこったい読んでねえや。を現す。

『月世界へ行く』これは図書館で少年向きを読んだ。どーも私は生まれつきケイバーライトの方が好きらしい。
『タイムマシン』これも図書館で読んだ。SF全集のウェルズだったと思う。映画も見た。けどなあ。後味が良くない。(だから続編があるんだが)
『火星のプリンセス』これは昔近くにあった古い図書館で少年向きを読んだ。重力さえ軽けりゃ運動音痴の私だって・・・。と宇宙見上げて泣いた日々があったなあ。
『大宇宙の魔女』これは持ってる。ノースウェスト・スミスだぞ。松本零士氏のイラストもいいんだよなあ。
『宇宙のスカイラ−ク』これも確か自分で買った。ただ引っ越しかなんかでどっかいったのではなかったか。このシリーズ。銅線を廃液につけて宇宙旅行ができるんだったら私だって・・・。(以下同文)
『時のロスト・ワールド』キャプテンフーチャーだ! 時は未来、所は宇宙。だったりなんだりして。いやいや・・・。「でも、やっぱり真空冷蔵庫ですよ」(YAN氏談)親が科学者だったらもしかしたら私だって・・・。(以下同文)
『火星年代記』げえ、この名作を私は読んでなかったんだ。記憶がない。
『われはロボット』これは図書館で読んだ。というか大抵の御三家の作品は図書館のSF全集で読んだのではなかっただろうか? 私。
『宇宙船ビーグル号』これは本棚のどこかにあるぞ。しかし、ムギがクァルだとはねえ・・・いや、もっとスマートな連想があったモンだから。
『幼年期の終わり』げえ、これも読んでないぞ。私。既にマイナス2ポイント!
『人間以上』これは少年向けを呼んで、凄く怖かった覚えがある。
『火星人ゴーホーム』読んでないその3!
『虎よ、虎よ!』冷静に考えると・・・。私、この作品解説は読んでも本物は読んでないその4か!
『地球人のお荷物』これはね、ホーカーがかわいいんですよ。ええ。とっても。笑える。
『夏への扉』いやあ・・・やっぱり時期があると思う。少年向きを中学生の時に読んで、大学に入ってから文庫読んだんだが・・・寝るんだよな。途中で。やっぱ、感性が摩耗しとるな。私。
『タイムパトロール』これは少年向けをボロ図書館で読んだはず。
『ゲイルズバーグの春を愛す』読んでない5。
『ソラリスの陽のもとに』映画は見たんだけど・・・原作は読んでない6。
『恋人たち』どっかにある、本棚のどこかにある。いや、引っ越しでなくしただろうか。出た当時騒がれて、読んだ記憶はある。しかし・・・内容がほとんど思い出せない。うう、記憶力の減退が・・・。
『地球の長い午後』少年向けを読んだはず。少年向けって題名が違うもんだから困ってしまうが、間違いなく読んでいる。
『猫のゆりかご』カート・ヴォガネット・ジュニアはHさんが好きだったんだよなあ。大学時代に図書館で読んだぞ。お元気だろうかHさん。
『デューン砂の惑星』わっはっはは。読んだぞ。読んですっかり忘れたぞ。でも、作者はデューンじゃないことは覚えている。
『ジョナサンと宇宙クジラ』あ、有名なこの作品を私は・・・読んでない7。
『アルジャーノンに花束を』これはね長編は持ってます。でも、図書館で読んだ中編の方が泣けるんですよ。何故か。
『バベル−17』読んでない8。
『光の王』う・・・。私ゼラズニィ嫌いなのかな・・・。記憶にないんだよな。読んでない9。
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。これは読みましたよ。ええ、でも、誰かに貸して戻ってきてないんだよな。しかし、この乾いた世界をどーやったら映画の湿った世界になったんだ?。
『闇の左手』うう・・・。これも読んでな10。なんか自信なくなってきたな、私。
『リングワールド』これはばっちりです。読んでます。いやあ、面白かったという感想しかない。すっごい分厚い文庫だったな。
『九百人のお祖母さん』これはたしか立ち読みで読み切ったのではなかったか。セールスマンの話が一等面白かった気が・・・。
『世界の中心で愛を叫んだけもの』この作品を私は読んでないのだった。読んでない11。
『ヴァーミリオン・サンズ』バラードでしょう。これは図書館で読んだぞ。たしか、「結晶世界」といっしょに載ってなかったかな。
『ストーカー』ストルガツキーは読んでないんです。映画見て食わず嫌いです。読んでない12。
『夜の大海の中で』うふふふふ。ナイジェルがね、いい味だしてるんだよ。徹夜の一気読みだったなあ。まじで。
『ノーストリア』人類補完機構! すごく読みにくかったのを覚えている。たしか市立図書館だったはず。暑かったなあ。あの日は。
『愛はさだめ、さだめは死』ティプトリー。あんまり好きじゃないんだけど。あれ(「たったひとつの冴えたやり方」)はないよな。でも、文庫は買って流し読みはしてるんだけど、あれはないよなあ・・・。
『ゲイトウェイ』うふふふふふ。これはね、妙に後を引く作品でしたね。ええ、すっごく分厚いんですけどね、途中だれ気味だったけど、4まで読みました。
『無伴奏ソナタ』読んだよ・・・。読んだんだよ。エンダーのゲームの短編を。どーいうわけかそこですぱっと記憶がとぎれてるんだな。いや、人間、想い出したくないものってあると思うんだが・・・。想い出さない方がいいと思う。
『竜の卵』懐かしいなあ・・・I先輩、K先輩、お元気ですか。上杉はこんなにロクデナシになりました。竜タマです。覚えてますか。先輩がた、今度3人で飲みたいですね。。いや、懐かしいなあ・・・。
『いさましいちびのトースター』立ち読みで続編の「いさましいちびのトースター火星に行く」済ましてしまった極道ものだな。私。
『銀色の恋人』いや、読んでないですよ。ええ、「眠り姫」は読んでるんですがね(おっとっと)読んでない13。
『ソフトウェア』ラッカーでしょ。表紙に惹かれて立ち読みして、買うまで行かなくて、結局何遍か本屋いって読み切ったはず。そんでも買わなかったのはやっぱり学生時代は金なかったのかなあ。いまなら買ってるんだろうけどなあ。
『ニューロマンサー』うふふふふふふ。サイバーパンクはほとんど持ってるぞ! これも面白かったぞ。ただ、爪から刃物が出るのって生理的にダメです。
『蠅の女王』これは面白かったと思う。でもギブソンの方が好きだったなあ。
『ハイベリオン』文庫になったら読もうと思ってました。だから読んでない14。
『銀がおさわがせ中隊』私はパラダイスの方が好きなんですがね。このシリーズは。でも、新作の翻訳が出ないんだよなあ。
『凍月』読んだはずだ。すさまじいイメージが、イメージだけが残っている。こーいうのがあるからSFはやめられないんだよなあ。
『ジュラシック・パーク』図書館で流し読み。ま、あれはモトネタひとつでよくぞ引っ張った。と言えるんじゃないですか。
『ヴァーチャル・ガール』う、これは不味いでしょう。買ってないですよ私。ええ、これは友人Tでもあるまいし、好みの女の子を創ろうなんて・・・。メイドロボでもあるまいし・・・(錯乱)読んでない15。です。(断言)
『大いなる旅立ち』
はっきり言って、SF版「細腕繁盛記」いや、「どてらい男」か。ともかく、主人公に与えられる苦難が伊達じゃない。更に自分に対して異常に厳しい主人公。で、襲い来る苦難の山! いやあ、次回作が待ち遠しい。

 というわけでこの勝負。『』21冊『』14冊『』15冊。どうでしょうかねえ。威張れる成績なんだろうか。良かったら感想をメールででも下さいね。(99,7,25 99,7,26一部修正)


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