呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


恐るべし、日本亭・・・

 今日の夕食は困ったことになった。仕事が長引き空腹で目が回りそうだ。本来ならば家に帰ってST(スリムタイム)を飲むなり、西瓜を1/4食えばいいのだが、本当に目が回る。もしも、このまま帰宅してその途中、万が一、私の愛車で美少女など引っかけようものなら、そこから愛が芽生えて玉の輿・・・。いやいや、友人Tに言わせると、そういう「電脳遊技」もあるらしいが、(あれ、男女が逆だったかな。男も30すぎると阿呆になるのかもしれない)ともかく、気楽な独身生活を続けたい私はいつも利用しているホカ弁屋をめざしたのだが・・・。ああ、無情。ビルの新築のため閉まっていたのだ。困った私は近くの「日本亭」なるホカ弁屋へ足を向けた。
 私にとってのホカ弁の定番は「カラアゲ弁当」に尽きる。これは、過去において辺境勤務していた時からの癖である。鶏のカラアゲ。たしかに鶏のもも肉(これについてはいつか書く)にくらべれば、インパクトに欠けるかもしれないが、しかし、鶏のカラアゲは「麦酒によし、飯によし!」(狸小路ライオンビアグルメNo5。友人S談)という代物なのだ。当然、ダイエット中につき、麦酒は遠慮するしかないが、ホカ弁の「カラアゲ弁当」が私のお気に入りなのは変わりない。(蛇足ながら、それほどの名言を残した友人Sはホカ弁では、屑肉ミンチ(ハンバーグ)に異常な執着を示すのだ。私は彼の異様で愚かな屑肉ミンチに関するこだわりを知っているのだが「お前が言ったらコロス。俺がいつか俺のHPに書く」(友人S談)というのでここでは秘す。いつできるのかは知らないが。)
 待つこと6分。いや、待つことは苦ではない。かえって楽しいのだ。作り置きではなく、間違いなく自分のホカ弁が作られている実感・・・。しかしねえ。「はい、毎度」と手渡されたカラアゲ弁当は違和感ばりばりだった。「おばちゃん、この弁当、なんか異様にオカズ盛り上がってない?」車の中で開けてみておのろいた。(驚き戦いた)私の知っているカラアゲ弁当はせいぜい3センチ×3センチ×3センチのカラアゲが5つ程度入っているはずだった。ところが、このカラアゲは4センチ×4センチ×4センチのカラアゲが4つも入っているのだ。簡単に計算しても2倍のカラアゲである。しかも、ただのカラアゲではない! きちんと醤油で下味がついているカラアゲなのだ! 私はダイエットを忘れ、涙しながらカラアゲ弁当をむさぼり食った。偉いぞ日本亭。がんばれ日本亭。こんな誰も知らないHPだけど、ここに貴社のことを称える人間がいることを忘れないでくれよ。
 しかし、明日の体重計がマジで怖い・・・。(99,7,13)


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