2000/05/06[土]
江ノ島電鉄、京浜急行バス…鎌倉に登場したミニバスを訪ねて
2000/06/04作成
2000年春から、鎌倉駅の西口にバスが走ることになりました。これまでもバスの発着している東口と違って、駅前の広場が狭いため、小型バスでの運転となりました。
運転開始から1ヶ月ほど経たGWの後半、はたと思い立ってこのバスに乗りに行くことにしました。
まずは、鎌倉駅東口に出ました。最近、バスターミナルの整備が完成して、車の流れがスムーズになっています。
京浜急行バスのエルガミオがやってきました。関東地方では、かなり早い時期の導入です。
振り向くと、MBECSIIIとエルガミオが並んでいます。
京浜急行バス鎌倉営業所は、従来FHIボディのいすゞ車のみの配属でしたが、IBUSボディやふそう車、そしてあとにも出てきますが小型車の日野リエッセも配属されています。
さて、地下道を通って西口へ出ます。
駅前には、鎌倉駅西口停留所があります。が、ここは降車専用で乗車はできません。
やはり狭い駅前で乗車まで行なうと、交通を混乱させると判断されたためか、乗車は次の停留所からとなってしまいました。
そのまま西へずっと進んでいくと、鎌倉市役所前停留所があります。
が、よく見ると時刻に紙が貼ってあります。よくよく読んでみると、GW中は更に混雑するためバスそのものが鎌倉駅西口まで入らずにここで折り返すことになって、かつ乗車停留所が約50m先の鎌倉商工会議所前(無効に見える白い建物)に移転するとのことでした。
さて、それではバスはどうやって転回するのか、と待っていると、向こうから京急ポニー号がやってきました。
反対側の停留所(こちらは最初から商工会議所の前にある)で客を降ろしたあと、市役所(左手方向)に入ってきました。
ちなみに、右手方向は有料駐車場として使用しています。
そして、誘導されてバックしてきます。
その場所は、まさに市役所の真ん前なのでした。ここで、発車まで待機するわけです。
ちなみに、京急ポニー号は日野リエッセの導入第1号となった大船駅~桔梗山線に入った車両の愛称ですが、鎌倉駅西口に入る路線にも同じ仕様で導入されたようです。
ここでちと思案して、京急便はあえて見送り、次の江ノ電便まで待つことにしました。
理由は後述します。
そして暫く待つと、江ノ電のこまわりくんがやってきて、京急と同じように市役所前で転回します。
そして、乗車停留所にやってきました。
実は、京急便と江ノ電便は途中の梶原まで同じ経路をたどりますが、行き先が異なります。京急便は山の上ロータリー行(上記京急ポニー号第1号路線に接続)ですが、江ノ電便は鎌倉駅東口からの路線と同じ桔梗山行ということです。
桔梗山というのは、江ノ電バスの他の路線の終点であるとともに、京急ポニー号1号路線の終点でもありますので、もしかしたら両者の出会いが見られるかも....、と考えたわけです。
途中、多少の混雑はあったものの、20分もかからずに桔梗山に到着しました。
1枚上の写真と比べていただければ一目瞭然ですが、別の車両です。
ちなみに、「こまわりくん」という愛称は、UDのRN(チョロQ!)につけられたのが最初ですが、このリエッセにも名付けられました。ちなみに、江ノ電では初の日野車です。
京急バスの鎌倉行は時間があるため、しばらく待つことになりました。
江ノ電では代表的なUDのUA(KC-UA460HSN)がやってきました。神奈中と同じく、運賃支払いの表示窓がありますが、これは後払い路線がある藤沢、手広営業所のみの仕様です。
そして、京急ポニー号がやってきました。
運良く、さきほど乗ってきた江ノ電こまわりくんがまだ止まっていたので、みごとツーショットを撮ることができました。
このあとは、大船から保土ヶ谷へ行きました。
ちょうど、保土ヶ谷駅東口からもGW明けの5/8から日野リエッセを使用した新路線が開業します(212系統)。
今回は、家を出たのがかなり遅かったのですが、ちょうどGW中限定の鎌倉市役所折り返しやポニー号とこまわりくんの並びが見られたりということで、収穫はそれなりにありました。