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過ぎし日の Small Talks

第6集 : 12/8/2000-4/28/2001 編

超訳: いたがきもと


【4/28/2001】 大阪へバンド練習の行きしなの車の中、職場仲間でもあるSさんと。

ホーンが絡まない曲の時は、パーカッションもやってくれへん? という話。

「コンガ、ボンゴやろ、それからタンバリンとな、 あとトライアングルも買わな。」
「トライアングルって、小学校とかで使ったようなのと比べて、
 やっぱプロ用ってゆーか、本格的なやつって高いんですかねぇ?」
「さぁー、知らんけど、いくら高くても10万円とかせぇへんやろ。
 純金製とかやったら高いかも知れへんけど。」
「純金製だと、叩くとどんどんヘコんでいきそうですね。
 でもわかりませんよ、手に入りにくい高級素材とか使われてたりして、
 音域の出とかが極端に違ったり。 どこどこ産の鉄でなきゃだめだとか、
 一個一個職人さんの手作りで世界に二つと同じものがないとか、
 ヴィンテージ何年物とかあってものすごい値がついてるとか。
直筆サインが彫ってあって本物かどうかわかったり
 でもその道一筋30年のトライアングル職人とかさすがにいーひんやろ。」

ざっと Web検索してみたところ、 やはり材質や製法の違いはあるようで、 小学校で使うようなものは800〜1000円弱、 まともなやつは約3000〜5000円、 いいやつは7000〜8000円くらいするようです。 ってことは、数万のものがあっても不思議ではなさそう。 この世界もよく調べるときっと広く深く色々なものが出てくるかも。 たかがトライアングル、されどトライアングル、ばかにできません。 オケ部の経験者の話によると、 フルバンドがどんなに盛り上がって演奏しようともトライアングルの音は客席に届いてしまうので、間違うことのできない難しい楽器なのだとか。

さて、ホーンが足りないということで、 「フルートさん」としてSさん(ds)に誘われたこの初参加バンド、 指向のメインはアシッドジャズっぽいものからソウル・ファンク、 ヨーロピアンポップスといった、 割合カッチリとしたリズムの上にホーンリフや複雑なコーラスが絡むような路線。 Swing Out Sisters、Incognito などなど、 かと思えば往年の名曲ともいうべき What's Goin' On や Antonio's Song なんかも候補に上がってたりして。 実はこのヘンのジャンルは基本的には自分の趣味の範疇外なのであんまり知ってる曲がなかったけど、 やってみるとケッコウ楽しい。 転調なんかもさほど激しくないし、 テンポはイーヴン(たまにHip-Hop的ハネ系)だし、 スピードもド速くないし、 リフのフレーズとキーだけ把握しておけばフルート的にはそんなに難しくはない。 僕自身大してうまいわけではないけど、 いきなり初めての曲でもキーさえわかればあとはその場のアドリブでそれっぽいオブリやリフを加えていったり、 ソロスペースをこなしたりしてなんとか対処できるのは、 やっぱり Spokane 時代に Jazz Bari Jam に参加させてもらっていた経験がけっこう効いているのだな、と思ふ。 (よくあるジャズのジャムセッション... その場でいきなり譜面渡されてヘッドアレンジされて、 演奏しながら各人のソロ回しの順番が振られていく、 とかそんな感じでやってたから。)

【余談】このSさんと職場で「ボンゴっていくらくらいするんやー」 とWeb検索していたら、 楽器じゃなく、いすゞボンゴ(軽トラック)がやたらと引っかかった。 よし、この軽トラ買って、荷台にコンガとボンゴを積んで練習に行こう?!


【3/25/2001】 神戸市内の某病院にて、患者は語る

うちの部署の某マネージャが、某病気を治すべく某病院に2週間ほど入院中。 術後経過は良好でヒマしてそうなので、職場の友人とひやかしに行った。

まずは数週間前、職場にて。
え? 入院して手術ってホントですか? 何の病気なんですか?

「オレはな、 長男じゃなくてなんだよ。
 そんでもってマンション住まいでなくて、 大主なんだ。」

で、職場の通路沿いの予定表ホワイトボードには、 2週間休暇の矢印と、そして手術施行日にはセクレタリさんの手により
   'Z'-day
と記される。(^^;)

さて。本日病院にて。

「まぁ確かに女の人とかには言いにくいんだけど、 ここには女の人も何人か入院してるんだよ。 同じ苦しみを共有した仲間だから雑談も盛り上がるわけだ。 (そんな彼女らを) "G-friend" って呼んでるからさ。(^^;)」

いままでの体験談、予防法、生活習慣等、 体験者本人ならではのリアルかつ貴重な話をきかせていただく。 帰途中、同行Hちゃんの感想。

「んー、やっぱり体験者の話は貴重だー。 すごい充実した日だー。 もう大満足。 今日はいっぱい勉強したって感じだー。ためになるな〜。」
「で、あとは実践あるのみってか?」
「...いや、そちらの方はもとさんにお任せします。 私お見舞いに行くから。」

▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽

本日お見舞い品には定番「穴あきクッション」を。
いやがらせのために持っていったら感謝される (これは普通の人が敷いて座ってもけっこう心地良し)。
ほか、少々の雑誌類とイモようかん。
結局企画倒れに終わったモノ:
かわいくラッピングされた某ヒサヤ大○堂のクスリ
激辛キムチ
フランス書院の官能小説


【3/9/2001】 神戸の職場にて、マニュアル書きのエンジニアUさんと。

「板垣君、cdma2000 の方の仕様書、 マニュアルのドラフト準備したいから情報くれない?」
「あっはいはい、一応今週中に新規分更新して置くつもりでやってますけど、
 今けっこうたてこんでて追いついてないです、すんません。 もうちょいお待ちを。」
「なんかすごい忙しそうだよね。すぐにアップデートする暇なさそうだったら、
 ファイルの形でなくてもさ、 I塚さんに情報入れといてくれないかな、 口移しでいいから。」

(-_-;) .....ちとそれはさすがに勘弁して。
とりあえず固まってみたワタシ。

この話をきいた某マーケティングのI土氏
「おいおい、なんか想像しちゃったじゃん。」

I塚さん?ええ、もちろん男性です。壮年のおじさん。


【2/23/2001】 会社の健康相談室にて。

健康相談室には気分のすぐれない人のために仮眠用ベッドが置いてあり、 ノートに ID No. と症状と時間を書けば誰でも利用できるようになっている。
そのノートをパラパラ見ていて発見。

鍵 Lost で自宅から Lock out。  |  22:00〜8:00

こをゆう使い方があるのか。

久しぶりに自覚症状があるほど風邪をひいた。 この場合「久しぶり」というのは、体力勝負で生きてきた自分の場合、 5年10年スパンでの話。 昨日の午後、とにかく体の節々が痛く、後頭部がぼうっと痛く、 服を着込んでも寒い反面汗をだ〜っとかく。 かなり熱があるらしい。そして咳。 結局夕方のうちに帰宅しすぐ寝るも、 体の節々が痛いためいまいち熟睡状態に陥らないまま空腹で目覚める。 どうもこの期に及んでも食欲は衰えないらしい。

本日は午前半休を取り、 昨夕から延べ10数時間寝てある程度回復したので仕事に出たらハマり、 結局半休を取って5時間残業。そりゃアカンですわ。イミなし。 今日は職場で会う人会う人に「大丈夫?」といわれたので、 相当につらそうな顔をしていたのであらう。 しかし健康相談室で熱計ってみたら、 36度8分しかなくかなりガックリ。 結局ベッドは使わずそのまま仕事に復帰。

ちなみに件のベッド利用ノート、 普通は「風邪気味」とか「めまい」とか「生理痛」とか「寝不足」とか書いてあります。 あ、ひとつ「不安感」なんてのがあったな。 社会人はつらいのを。


【2/19/2001】 職場にて夜10時頃、某プロジェクトリーダーのMさんと。

製品のトラブル解析で夜ハマっていた頃、 同部署で別のグループにいる、 日常的に帰宅が午前様というワーカホリックのプロジェクトリーダーM氏が珍しくこの時間に帰宅しようとしているのを見てちょっとからかってみた。

「あれぇ〜 Mさん、もうお帰りですかぁー?? 随分早いじゃないですかー。」
「いや、実は今日全休取ってます。 ちょっと風邪ひいてまして。お先にー。」

ぜぜぜんきゅう?? じゃなんでいるのー? 仕事しないで寝てろー。


【2/17/2001】 鳥取大山スキー場にて、リフトの上からコブ斜面をみながら。

会社のスキー部行事 「大山カニ&温泉合宿(※注:スキーが第一目的ではないらしい)」にて、 大山上の原ゲレンデ最上部のコブ斜ヘヴィーローテーション中、 同じスキー部員でボクと同じくコブ好きK君はコメントする。

「いやーボクはコブ斜面にはちょっとウルサいですよ
 って実はコブなら任せとけって意味じゃなくって、
 『コブは大きすぎず谷は深すぎず、雪質はどうこうで
 ゲレンデはある程度広くて逃げ場があって斜度はキツすぎず』
 って要するに色々注文がつくって意味なんすけどね。

今回初めて自分が滑っているところをヴィデオに取ってもらったが、 意外と自分の思っていたよりうまいこと滑れていることが判明。 ただ、特にコブ攻略の時は、 自分の目指しているスタイルとは多少違う方向に上達してるらしいことも判明。

さて会社のスキー部。 (正式には頭に「温泉」が付きます。) 競技に出たい人は競技にも出る、 温泉や宴会を楽しみながらスキーしたい人はそれもまた可という、 基本的には和気あいあい楽しくやりましょうな部なのだが、 そうは言ってもやはり一定レヴェル以上の人がほとんどって感じで、 この時代にあってほとんど皆スノボに走らずスキー、 という心意気が泣けるし、 しかも関西の部署にも拘らずそんな人間がこれだけの人数集まるというのもすごい。

さて、昨年7月くらいに「スキー用具買い出しツアーに行きます」 に参加した時、部長O君のコメントは軽い衝撃であった。
スキー買い出しって、今はこれから夏を楽しみましょうって時期なんちゃうの?

「いや大体人気のある板はこの時期ぐらいまででなくなっちゃいますから。」

で、わざわざ大阪の松屋町まで買い出しにいくの?

「ええ。 だって神戸にはスキー屋ないすから。」

ウッソー。 某アル○ンやゼ○オスポーツはスキー屋ではないらしい。
しかしよく考えてみれば、 今までやってきている自転車という趣味を考えれば同じことだということがわかった。

しかしスキー場に行くと、 巷で言われてるほどスキー人口はボードに圧されているという気もしないけど、 実際どうなんでしょ?


【2/5/2001】 出張先 Santa Rosa (米国加州)のオフィスにて。

時差ボケ検証の巻。

「ヘィ Moto!、nice to see you again! こっち(Santa Rosa)来てたのか?
オレたった今お前からのメールをチェックしたけど、 あれコーベから出したんじゃなかったのか?」
「いや、そのメールは神戸からだよ。 ボクはついさっきこっちに着いたとこ。」
「んじゃ、メールより先に本人が着いちまったワケか。 (←そんなわきゃない) で、日本は昨日出たのか?」
「いや、今日だよ。 今日の午後2時に神戸のオフィス出て、 ココ(Santa Rosa のオフィス)に着いたのが今日の午後4時だから、 ざっと所要2時間ってとこかな。 ウン。」
「そうかー。近くなったモンだな、ウン。 ...早くホテル帰って寝ろ。」

おお、アメリカ版ボケツッコミ? ボケとボケでおあとがよろしいようで。
てなわけで長い 2/5 であった。寝に帰ろう。

しかし海外出張もだんだん突発的になってくる...


【12/30/2000】 大阪梅田のしゃぶしゃぶ屋にて、関西地区の会社同期達と忘年会。

丁度ボクが日本に戻ってきた頃(2000年6月)、 入れ違いで同期の一人Oが会社を辞め、米国へ自費留学。 Arizona の大学のMBAコースにて学ぶ彼が、半年経った今、冬休みで一時帰国。

「んじゃ、もう向こうでクルマの免許は取った?」
「取った取った。筆記なんか一発でほとんど全問正解よ。」
「おおー、やるねー。あ、もしかして日本語で受けた? Spokane には英語しかなかったぞ。」
「いや。オレは中国語。」
「は?」
「マ ン ダ リ ン」とかいうやつ。」
「...。 『とかいうやつ』って? 中国語出来るんだっけ?」
いや全然。 頭から 1,3,2,2,4,1,3... とか解答の順番を暗記してくだけやねん。
中国語の問題用紙は一種類しかないから、 既に受けたヤツが正解の順番憶えてて、 その情報が学生内で回されてるわけ。」

はー。 英語版は何種類もあるからダメなんだそうな。

我々がUSに引越しそして車の免許を取る時、 州によって、また町によっても色々と条件が異なる場合がある。 特に筆記試験。 通常、英語とスペイン語はどこでも選べるらしい(もしかしたらフランス語なんかもポピュラーかも知れない)が、 カリフォルニアなど日本人が多い場所では当然日本語の問題用紙も用意してあるところも多く、 一発で受かりたい人(普通はそうだろう)は、それを選ぶのが常道であろう。 交通法規の世界もけっこう専門用語が多く、 英語で日常生活できるくらいのレヴェルの人でも見たことのない英単語が数多く出てくるからである。

さて、ボクが受けたのは 97年2月、お馴染みワシントン州スポケンで。 その頃は海外赴任の命を受けていたワケではなく、 生まれて初めての海外出張の最中であった。 「出張」とは云え 3ヶ月あったので、週末にフラリ好奇心で受けたのだった。
当然スポケンには日本語の問題用紙なんぞは用意されていないため英語で受けざるを得ないが、 わざわざ勉強するほどのことでもなかろう。
しょせん交通法規のベースになるのは日本でもアメリカでも 「安全」 の一言に尽きるであろうからして、 これに立ち返れば自ずと答えは見えてくる、 楽勝楽勝、 とナメてかかったらしっかり落ちた。 専門用語もそうだが、まず数字モノが全然わからない。

 【例題1】駐車禁止区域は、給水栓(fire hydrant)から何フィート以内?
     → 答え: 30feet (マウスを左クリックしながらなぞるべし)

 【例題2】夜間走行中、 車のヘッドライトを下げなけければならないのは、
      対向車がどのくらい近づいてきたら?
     → 答え: within 500feet (マウスを左クリックしながらなぞるべし)

とかね。
しかも困ったことに(?)、 ボクの受けた試験場はハイテク機器が導入されていた。 筆記試験は紙ではなく、 コンピュータのモニタにカラー写真付で4択問題が順次表示されていく仕組み。 それはいいのだが、 タッチパネルで一問一問答える度に正解不正解が判定されていくので、 これがコワい。
25問中20問正解で筆記は合格なのだが、 初回受けた時は、ナンと最初の6問中5問間違えてしまい、 残りを全問正解しなければならない危機に早くも陥った。 こうなると人間なかなか冷静さを保つことは難しく、 残り19問、一問一問がまさに綱渡り状態。 もう答えは一目瞭然の簡単な問題にまで過剰なプレッシャーがかかり、 パネルにタッチする指先の震えを止められない。
結局そのまま17問連続正解したものの、ギリギリ逃げ切れずにアウト。 まさに一瞬のスキが命取り、食うか食われるか、弱肉強食の世界である。(^^;

その時一番印象に残っている問題がコレ。 問題文がわずか2単語。

【問】Alcohol is?

は? ...てなモンである。でもって 4択はコレ。

a) Stimulant
b) Narcotic
c) Depressant
d) Tranquilizer

なんじゃこら。答えわかりますか? 単語の意味がわからない?
さてではそれぞれの単語の意味は何であろうか。 日本語にするとこうなる。

a) 興奮剤 (Stimulant)
b) 麻酔剤 (Narcotic)
c) 抑制剤 (Depressant)
d) 鎮静剤 (Tranquilizer)

ちなみに当時ボクが辛うじて知っていた単語は Tranquilizer のみ。 でもこれ、仮に4択が日本語であってもわからなかったであろう。
で、結局正解は c.。アルコールは脳の働きを抑制するからだそうだ。

それから一週間、試験場から貰ってきた無料の Driver's Guide (免許試験の予習用冊子 - 約70頁)を毎夜少しずつ読み、 2回目のトライは最初から20問連続正解にて合格であった。

余談:
この出張の直後にスポケン赴任の決定を知らされたワケだが、 赴任手続き中に海外赴任担当人事の人にびっくりされたこと。

「Social Security Number (:SSN) もまだ持ってないのに免許取れちゃったんですか?」

いわく、カリフォルニアなんぞは SSN がないと取れないらしい。 だって言わば住民票みたいなもんだもんね。
しかしそう、そこはスポケン。
なんてったってアメリカの免許さえ持ってしまえば、 米国内での身分証明はパスポートなんぞ持ち歩かなくてもコレでOK。 いいかげんなもんである。
まぁ、試験を受ける時には写真付IDの提示は必須だけれど (パスポートが使えた)。

そしてボクのこの免許も、 あと2週間ほどで迎える誕生日と同時に有効期限が切れる。
ああ〜、休み明けあたりに Spokane 出張ないかなー。 そしたら更新してくるのに。 あ、Lake Stevens でもいいや。同じ州だからできるはず。


【12/13/2000】 USから出張に来ているとあるマーケティングマネージャを京都に案内。

シリーズ「嗚呼、エンジニア」
先週末に、前出のマーケティングマネージャを連れて京都観光。

最初に立ち寄った清水寺にて。
「モト見ろ、 この塔の上から避雷針のアースがきちんと伸びて地面にささっているぞ。」

ん〜、確かに何重の塔とかって、いかにも雷落ちそうですもんね。 昔々まだ避雷針なんてものがなかった時代はどうしてたんでしょ。 雷雨の度に燃えてたんでしょーかね?

鹿宛寺金閣にて。
「このキンカクは全部 Gold で覆われているからもっと雷が落ちそうだが、 表面電流で中の人は助かりそうだな。」

ちなみに落雷で死亡する理由というのは別に体が燃えるからではなく、 電流が心臓を通るためのショック死なんだそうですが、 実は金属製アクセサリ(ネックレスなど)をしてる人の方が、 雷が落ちた時に電流が体内を通らず、助かる確率が高いんだそうな。 落ちる確率も別にアクセサリなしの人と大して変わらないらしい。

さて、「盲腸」という病気はホントは盲腸炎(※)じゃなくて虫垂炎であるように、 金閣もホントは金閣寺ではなく鹿宛寺金閣だってこと、知ってました? 英語でいうと、
ぬわんだそうな。 実際金閣に行くと、イヤミったらしく 「これは金閣です。金閣寺ではありません。」 とか看板立ってるし。

ちなみにボクは勝手に金閣のことを、 「次に行くのは "Gold Rush Temple" だよ」とか説明してました。

(※) 盲腸炎は、「盲腸」つまり虫垂炎とはまた違う別の病気のことだそうで、 ややこしい。


【12/08/2000】 三宮のレストランにて、 USから出張に来ているとあるマーケティングマネージャと。

今日のはプロダクトマーケティング関係ネタ。

「モト、HP/Agilent では defibrillator 作ってんの知ってるか?」
「は? なんだそれ?」
「あれだ。止まった心臓にパッドを付けて電気ショックを与えるやつだ。 Cardiology の分野の。」
「あー シンパイソセイ pad ね。なるほど、 Health Care Solution Group だね。」
「そうだ。あれは exciting だな。」
あれって、どうやって QA(品質検査)プロセスやってるんだろう?
「アッハッハ、いい質問だ。 きっと新人を使うんじゃないか?
「こんなのどう? 開発中に客先(病院)に 『βサイトヴァージョンです』 って供給したりするのかな?」

コワいですねぇー。バグとか出たら大変かも知れませんねぇー。
世の中未知の世界はまだまだあります...って、 これ、自社内の部署なんだからどこか身近に知っている人は必ずいるハズなんだけど、やっぱ未知の世界じゃ。

昼食時の雑談なんかで、 たまに自分達の製品開発プロセスに照らして勝手な想像を巡らせて楽しむことがありますが、 例えばマイコン電気炊飯器の開発ってどうやってるんでしょうねぇ。
各エンジニアの机の上に炊飯器のプロトタイプが乗っていて、 それに LAN かエミュレータか何か繋いでファームウェアを走らせたりしながら、 日々もくもくと御飯を炊いているんでしょうか?
ってこんな話もそのへんの企業で絶対やってるハズなんですが、 やっぱ未知の世界。

前 HP/Agilent も白モノ家電事業へ乗り込んだら? とかいう話をしたことがあります。
例えば冷蔵庫。 GPIBバス制御コマンド(SCPIコマンド)をずらり取り揃えてあって、 庫内温度の制御確度±0.6℃とかスペックシートに書いてあって、 Temperature Compensation(温度補正)用のキャリブレーションをやって出荷。 スペックを満足するためには 2年に一度サーヴィスセンターに出して較正を行なって下さい。 コア部はアルミダイキャストボードを使用しているので EMI対策も万全です。
リアパネルには GPIB、LAN(クロスケーブル使用)、 シリアル、Ext Trigger 、10MHz Clock Ref-IN/OUT の各ポートを装備。
オプションで冷凍温度拡張ボードも使用可能です。
マニュアルは Getting Started、Application Notes、 Reference Guide、GPIBコマンドリファレンス等添付されますが、 英語でごめんなさい。
アホか。


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