育児の広場  I-023  乳児の抱き方  と だっこ用具       育児Top へ戻る
 
 多くのママは誤った抱き方をしています。
 
 早くからの ‘たて抱き’・‘赤ちゃんの姿勢を無視した抱き方 (誤った抱き方)’ 等々です。
 
 スリング・抱っこバンドの使用法を誤って使用している抱き方も該当します。
 
 抱く時の注意点は、赤ちゃんの体は全体にねじれがない事、頭から尻にかけてかるくカーブを描いて前屈している事に注意してください。
 
 この注意点を無視した抱き方を続けると赤ちゃんの姿勢に悪いクセを残す心配もあります。 ‘寝返り’・‘上肢の支持力’・‘四つ這い’ の獲得にも影響します。
 
 スリング・だっこバンド等を宣伝するパンフレットを見ますと、保護者のファッションを意識した宣伝文句も見受けます。
 
 厳格な視点でパンフを見ますと、正しい使用法・月齢に合わせた使用法が説明されていません。
 
 スリングを宣伝するパンフで 「三才まで使用出来ます」 と書かれていました。 このパンフに載せられた写真を見ますと、二才前後の幼児が手足をスリングに囲まれ自由な運動を止められて写っていました。
 
 スリング使用者の大半は誤った使用をされています。 
 
 正しい使用法は上の ‘抱く時の注意点’ を守り、乳児の手足の自由な運動を止めない事を守るべきです。
 
 育児用具は赤ちゃんを心身の両面で守るものです。 保護者の便宜・ファッション優先には賛成出来ません。
 
 他の育児器にも云えることですが、正しく使用されないなら使用に反対します。  正しい使用法を伝えない販売には賛成出来ません。

 赤ちゃん正しい抱き方は 【運動発達のコーナー 乳児の抱き方】 で説明しています。  

 追加 抱き方と股関節脱臼の関連に関して

  股関節脱臼を予防するとして、 ○ 立て抱き × 横抱き  を主張される意見があります。

   このHPでは横抱きは同等、あるいは以上に、股関節脱臼の予防に有効と考えます。

  股関節脱臼の予防として、『横抱きは止めましょう』 とのキャンペーンには賛成できません。  

  詳しい説明は [抱き方と股関節脱臼] を読んでください。

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