『8月』
「おいしいHな実話コミック」日本文芸社
「死ぬかと思った嘘のような恥ずかしい 話」日本文芸社
「実話バン」サン出版
描いた雑誌がまとめて出た。発売中。「おいしいHな実話コミック」は幻の「ふうぞく刑事・新宿鬼鮫」4コマ・6Pが載っているのである。幻の……というか幻になりかけていた「新宿鬼鮫」なのである。営業や持ち込み投稿用に描いた漫画なのである。それであちこちに送ったりして、発表はできないで終わるか?という可能性もあったが「おいしいHな実話コミック」にめでたく掲載された。
題を見てわかる通り大沢在昌の「新宿鮫」へのオマージュ的話なのである。「新宿鬼鮫」の前に「新宿青鮫」というキャラを「極道ラーメン」に出していた。それの発展系なのである。「極道ラーメン」も再開することになったので、今思いついたばかりだが、新宿鬼鮫も「極道ラーメン第二部」に出して使おう。主人公の邪魔をする歌舞伎町署の悪徳刑事である。
ヤマモ。
いやあ、ヤマモですよ、ヤマモ。こんなところで見るとは思わなかった。ちなみにヤマモという人は確か女子プロのJWPの代表かなんかだった人である。しかし「ヤマモみたいな人がいるな、そっくりさんか?死んだはずなのに……」とずっと思いながら見ていた。「名前も似ているしインディー界ではヤマモのそっくり司会者として売っている人なのだろうか?そういえばそういう人がいると聞いたことがある。」とか勝手に空想が広がっていた。
途中で気がついた。自殺したのはFMWの荒井社長だった。頭の中で同一人物にしてしまっていた。だから今日のこの瞬間までヤマモは死んでいるものと思い込んでいたのである。勝手に殺すし。しかもそっくりさん司会者までねつ造するとは……。まあ、故荒井社長とヤマモは顔と身分やプロフィールや位置関係が似ているのである、
で、これは何かと言うと新宿のヘッドステーションで開かれた、〜CPE夏祭り「どきっ!女だらけのキャットファイト祭2003」〜である。超満員でオールスタンディング。イスはほしいなあ。感想は途中にスカパーのテレビ収録がはさまれ、タレントがしようもないつまらないコントを繰り広げていたのが長過ぎでひっぱりすぎで死にそうになった他は面白かった。あれも15分くらいならいいのだが1時間くらいやっていたし。ネタ的に15分くらいしか持たないと思うのだが。試合になると急に空気が引き締まって面白くなる。
グレイヴ・グラインダーと地獄女史。というか何写っているかわからない。
特に面白かったのが地獄女史が連れて来たこのグレイヴ・グラインダーという新しい選手。この人は面白い。一言で言うと女ジェイソン。日記も読んでいて面白いと思ったが生本人はもっと面白かった。あまり近くにいてほしくないが。
ぜひ、くすぐリングスでも呼んでもらいたい、と思った。くすぐリングスの人事権というのは誰にあるのだろう。もしかしてベギラマだろうか?考えたことなかった。ベギラマ、呼べ。いや、くすぐり男爵なのか。個人的に推薦。ガチな興業よりくすぐリングスのようなゆるい所の方がキャラが引き立つと思うのだが。
地獄女史(中野貴男監督)も始めて見たが面白かった。中野貴男監督とは少し関係があるのだが生で見るのは初めてだった。ただメインイベントで地獄女史配下の選手が欠席したので地獄女史自体の出番があまりなくてたくさん動く所を見られなかったのが残念だった。メガホンで割とそのままな突っ込みを入れるところが可笑しい。
明日がアシが来て明後日もアシが来て明々後日が親知らずを抜く。歯茎に麻酔を掛けて切り開き埋もれている親知らずをゴ〜リゴ〜リ半分に切断して取り除くのである。痛そう。
[2003年8月30日]
昨日はなかなかよく働いた。顔のペンいれを16枚。そのかわりすっかり夜行性が定着。明日からアシスタントが昼間に入るので、早寝早起きして挑まないと、と言いたいが早寝はできないので睡眠不足で挑むことになる。
嫁姑漫画が16Pと風俗漫画が8Pの合計24Pである。背景仕上げは二日で16Pがぎりぎりという感じなので、俺も背景をやれるように今回は早めに顔のペン入れを終わっておいた。
昨日の俺は非常にテンションが高かった。いつもこれくらい高いと天才になれるのにな。なにしろ、脳みその中の血管が切れそうなくらいのテンションでのりのりである。ああ、切れそうという感じで脳の血圧が高くなっているのがわかる。脳内出血で死ぬのも少し困るので休んで頭を冷やしたりする。いつもは低血圧でだるだる〜という体調なのだが。テンションが上がるにはある程度のページの長さが必要である。反復が集中力を呼ぶ。
[2003年8月29日]
アサガオの花。
今年も咲いた。アサガオは植えておけば咲くので楽で良い。アサガオは全部アサガオでいいと思うのだが、種類があるようでこれは本当に朝しか咲いていない。ゆえにほとんど咲いているのに見る機会がない。この画像なんかは寝る前に撮った。
このプランターではトウモロコシもいい感じに育っていたのだが、高さ40センチくらいで、とうとう枯れた。やはりだめか。トウモロコシは育てるのが難しいようだ。プランターでトウモロコシでできて食べられたら面白かったのだが。
他にクルクマも育っている。マンション風の強風にあおられて葉っぱがボロボロである。去年も花が咲かないまま終わったが今年もこのいきおいでは咲かないで終わりそう。
昨日はヘロヘロの体調だったが、よく働いた。大沢企画の方の嫁姑マンガの人物線のペン入れを15P。これはどのくらいの速さかと言うと普段が12P/日くらいのペースなので、なかなかがんばったなあという速さである。時間的に忙しいのである。
来月から月刊ドンドンの16Pヤクザ漫画が突っ込んでくるので、こんな感じで忙しいがデフォルトになってしまうなあ。そんな中でさらに営業をしようと考えてるのがどうなんだろうか。最近知り会った編集者がいるので、編集者に会ったら"一応作品見本送って営業する"ということにしているということにしようかと思っているのである変な文章。さらにハムスター漫画雑誌が売っていたので、これにも何か描けそうだなあ、とか思う。営業するのか。
昨年の前半が仕事がなくて日干しになっていたので、入れられる雑誌があるならば全部入れてやろうかと思っているのである。入れてスケジュールを組んだらどこからか時間は湧いてくるのではないか?また、短いながらもたくさん描いていると、数本切られても関係ないので、アンケートが後ろに下がって来ても気にならない、という強みもある。生きてるうちに遊べ働け。
[2003年8月28日]
還付金がさらに戻ってくる。なぜ、今頃追加で戻るかというと確定申告の計算が間違っていたらしい……。言わないとわからないのだから、だまっていれば払わずにすむのだが、武蔵野税務署も。さすがそのへんは役所である。固い所が吉と出た。4万円と少し戻る。それにしてもちゃんと確定申告書は読んでいるのだな。毎年適当にしか書いてなくてすまなかった。
非常に身体がだるくて働く気が何もしない。困った物だな。どういうわけかダーティー松本の日記を毎日愛読しているのだが、やはり月に1日くらいはやる気がまったくなくなる日があるらしい。そういう物か。
目覚ましを1時に掛けて寝たのであたりまえだが1時に目覚ましが鳴った。しかし、やはりこうなるような気はしたがずるずるとなって起きたのは夕方の4時。この時間で起きる生活は身体がだるいなあ…。それからコンビニにいってCPEに、取材して描いた漫画の載った雑誌が出たので宅配便で出してくる。「死ぬかと思った嘘のような恥ずかしい 話」日本文芸社である。りえ坊も出ているのでりえ坊関係者は見ましょう。あまり本屋で売っていないが。
「死ぬかと思った嘘のような恥ずかしい 話」日本文芸社だがいつの間にか描いている人たちがけっこう豪華になってきたな。肩身がせまい。というかどんどん後ろに追いやられている。もうすぐ目次より後ろに追いやられて載らなくなるのではないか。竹本泉や永野のりこも加わったのは驚いたな。
日記速報が終わったようだ。いきなりなので驚いた。たぶんどこかで予告は書いていたのだろうが見ていなかった。最初の雜文速報の頃が面白かった。ごちゃまぜ感が。日記速報と雜文速報に分けてからは、あたりまえだが日記しか載っていないので面白くなくなった。雑文系の見なれないサイトが混じるのが長所と思っていたのだが。確か雜文速報を教えてくれたのはJOYさんだった。日記猿人の頃。時間が立つのは早い。ほとんどの人にはわからない文だろうな。
[2003年8月27日]
巨大ヤクルト。
でかい!しかも、100円。ヤクルト(バッタ物)にしてはでかすぎる。500ml。飲むとなんかまずい。100円じゃしようがないか。「イキイキ乳酸菌」と書いてあるがほとんと死にかけた乳酸菌しか入ってないのではないか。
今日は午後2時に起きる。すっかり夜行性になっているので起きるのがたいへん。眠い。いつまでも目が覚めない。3時から駅前のルノアールで日本ジャーナル社の編集者と打ち合わせ。というか顔見せ。月刊ドンドンでの「極道ラーメン第二部?」のためである。11月頭から連載が再開。
それから西友にいって御飯を買って来て食べる。
おたふく豆というのを買って来た。乾燥豆というか生豆というか一晩水に漬けて水分を吸わせてから煮るあれである。今朝見たら水が足りなかったようで水がほとんどなくなっていた。そこでさらに水を入れてふやかしてる。本屋で乾物料理法の本が目についたので立ち読みをしたら、いきなり鍋に水と入れて沸騰させて火を止めて1時間放置でもいいらしい。豆はあまり食べる機会がないのでよく食べよう。
昨日は「節約主婦」の下絵。あたりをいれていた原稿に8P下絵。さらにあたりとセリフを4P入れる。
キム・ニューマンの「ドラキュラ戦記」を読む。地味な気もしたが後半だんだん盛り上がる。面白い。そこでキム・ニューマンのこの前編にあたる「ドラキュラ紀元」を買いに行くと売り切れ。この前はあったのに。誰だ買ったの。ディーン・R・クーンツの「悪魔は夜はばたく」とジョン・コリアー他「怪奇小説傑作集2」創元推理文庫を買ってくる。しぶい→「怪奇小説傑作集2」。
[2003年8月26日]
ああ、腹減った。
昨日はいろんなお絵書き掲示板に絵を描いて来た。そもそも掲示板に書いてくることもめったにしないのだが。特に言いたいこともないし。カッパとか犬とかネズミとかヤクザとかネコとか描いて回った。カエルも描いたがマウスでカエルを描くのはなかなか難しい。一匹描くと次次かきたくなるのである。
あっ、キノコ星人も描いた。キノコ星人が一番うまく描けていた。
仕事は昨日は大沢企画の「節約主婦」の下絵。表紙をまず描いてから、セリフとあたりを入れて行くが8Pまでいったら体力が切れる。止める。ネームも無事に通ったようだ。
コミックハウスの風俗漫画4Pは締め切りが先に伸びたようだ。これでだいぶ楽になった。なかなか俺に都合のいいように世の中が流れて行く。
今、なぜか衛星放送の再放送らしいしようもない懐かしの歌謡曲番組を見ているが、80年代あたりの。もう引退同然でたまに呼ばれて歌うのを楽しんでるような脂の抜けた人もいれば、アンダーグランドに落ちても、まだまだ第一線に未練がありギラギラしているのが見え見えな人とかもいる、ジョー山中とかもんたよしのりとか。面白い。どっちが良い人生なのだろう。他人ごととは思えないな。強く生きろ。
[2003年8月25日]
でたーーっ。ずいき。
という物である。いやらしい、いやらしい。ずいきとは食べ物だったのか!この皮がぬるぬるして気持ちいいんだったかな。あれはこれなのか?120円。食べてみるとすぐ火が通り
やわらかくなる、味は意外とたんぱく、あっさりしていて特にくせもない、ぬるぬるもしていない。
ずいきなどというものを生きてる間に食べる機会があるとは思わなかった。変な物を食べた。
仕事。「節約やりすぎ主婦」のネーム16Pを時間がないのでいっきに描く。どうなのかな。闇金融系の詐欺商売ネタをふたつくらい入れたが。日曜日なので編集部から返事が来ない。別なネタで……となると、ネーム切り直して半分くらい月末のアシが来る日にやって残りは来月頭に積み残して描くって感じにすればよいだろうか?
[2003年8月24日]
ああ、腹減った。
CPEの興業が8月29日30日とあるので、それの29日の方を見に行くことになった。取材ワクというのがあるのでそれでこっそりと忍び込もうという寸法だ。〜CPE夏祭り「どきっ!女だらけのキャットファイト祭2003」〜。
それで改めてサイトを見てみたら、くすぐリングスのメンバーも参加しているではないか。でもたぶんくすぐリ男爵は30日しか出ないのかな。
前にCPEの風音選手をインタビューしたのだが先に試合を見ておくべきだったな。そこまで気が回らないのがプロのライターと漫画家の違いだな。そろそろ風音選手が出てくる漫画が発売になるはずだが、できたらCPEに送らなくては(独り言か。意表をついて風音選手の高校時代の思い出話漫画である。
大沢企画の「節約主婦」のために借金地獄や闇金融のことを調べる。ネットで闇金融関係のサイトを探してひたすらプリントアウトして読んでチェックしていく。だいぶくわしくなった。特別調停とか。しかし、ここまでやって問題が発生した。「嫁と姑サスペンス」に載るのだがこれはレディスコミック雑誌なので街金の広告がたくさん載っているので、あまり闇金融関係のことは描けない可能性がある。うかつだった。
これ系の漫画では「ナニワ金融道」というのがあるが、講談社の雑誌には街金の広告は載っていないからな。多重債務一本化のサギやクレジットカードのショッピングワクを現金化サギなどは面白いのだが。ここはベテラン漫画家らしくうまいぐあいに、ごまかして載せる方向に持って行こう。これも技術のうちである。
資料を探していて見つけたサイト。「闇金★相談掲示板」。ずうっと読んでみたが恐ろしい。これも恐ろしい。「私の借金脱出日記」。借金から脱出成功例だが。ホラー漫画を描いていたころ、よく霊より人間の方が恐ろしい…と言っていたが、借金も霊より恐ろしいなあ。
他に「借金地獄」「体験談」でネットを検索したら引っ掛かった、「波動財布」。これを買うと波動が出て金持ちになる財布らしい。もう早く死ねという感じである。しかし、「借金地獄」「体験談」の検索で引っ掛かるようになっているとは、ユーザーの客層をよく考えた作戦である。
また、同じ「借金地獄」「体験談」の検索ではマルチ商法のサイトもよく引っ掛かった。こんなのとか。借金地獄の体験談を読んでいたら、「しかし私はこの商売で人生一発逆転して感謝である!」とか違う方向に持って行かれる。まったく世の中、うそつきとサギ師ばかりである。
仕事。コミックハウスの4Pの風俗のペン入れ。どんどん進む。
[2003年8月23日]
よもやの「極道ラーメン」の連載の再開。日本ジャーナル出版から電話が来て月刊ドンドンで、「極道ラーメン」の連載をまたしようという依頼。それにしても月刊ドンドンである。俺は他には裏ネタバンバンとか実話バンとか別冊ドントとかでも描いていたことがあったり今も描いていたりするのであるが、男雑誌というものはドンとかバンとか、ドンパンドンパンしたタイトルが多い。好きなのだろうか。
「極道ラーメン」は去年の前半くらいまで連載していて、またの再開をお楽しみに、とか柱で言って終わっていた記憶があるが、本当に再開する漫画は珍しい。確かもう終わりだと思って関係全員主人公以外を皆殺しにして終わっていた。どうやって再開したものだろうか。1年前にくらべると風俗に異常に詳しくなったので風俗ネタは増えると思う。「歌舞伎町」「風俗」「ヤクザ」「ラーメン店」という感じで面白くいけるんじゃないかな。
まあ、こんなに風俗にどっぷり漬かることになるとは予想もしていなかった。人生、どこに転がるかわからないので面白い。仕事量的には連載が7本くらいあるのでそこに16Pで劇画を入れるとなると死にそうである。しかし、遊びと仕事は断らないを人生の指針にしているのであるから入れる。
昨日は珍しく映画館で映画を見てくる。「パイレーツ・オブ・カリビアン」。ジョニー・デップの変な動きを見る映画。映画自体のできはあまりよくないかな。というか平均点くらい。とにかくジョニー・デップの動きが変で面白い。演技。
それから「新宿ねぎし」にいってカルビ焼き麦トロ定食を食べて居酒屋に行ってビールを1時間で3杯くらい一気に飲む。時間がなかったのだ。帰って来てから酔っぱらって仕事にならないが少し寝てから起きて深夜にコミックハウスの4Pの風俗ルポの下絵を2P。月末。大沢企画の嫁姑漫画16Pと平和出版の風俗8Pとコミックハウスの風俗4Pの締めきりがトリプルでブッキングしている。できるのか?
[2003年8月22日]
三日間日記。別ワクにした。コミケの申し込みで大忙し。
[2003年8月20日]
腹減った。起きたのが1時か2時。起きる時間を遅くして行き朝型にしようとも思ったがこれでいいか。これからサン出版にコンビニから宅配便で原稿を出しに行くのだが寝起きで外にでるのが非常にめんどくさい。こういう日常的な細かい仕事をするのが実に苦手なのである。
雨ばかり降っているし。昨日も雨で明日も雨らしい……。日本もインドのような雨期に突入か。世界的な異常気象らしい。
昨日はそれでサンの風俗4コマの消しゴムを掛けてからトーン張り。4Pなのだがけっこう時間がかかった。
「ダゴン」というC級映画を見る。ラブクラフト原作の低予算映画といういかにもつまんなそうな危険な物である。「パイソン2」はB級だなあ〜と思ったが「ダゴン」は明らかにさらに予算が数回り少なそう。しかし「ダゴン」も演出がなかなか良くて金はないが監督の愛と情熱が映画に感じられて低予算な割には面白かった。
その監督の愛や情熱も映画マニアやホラーマニアの監督が撮ったりすると、愛と情熱が間違った方向に行って"マニアならニヤリとするようなシーン"などの楽屋落ちやパロディを入れたりして、アイタタな物になりがちだがそういうゆるい遊びを入れないで引き締まった演出に徹していたのが良かった。
やっぱり内輪だけで通じる記号をもちいないでクールな創作をしないといけないな。
[2003年8月15日]
姫茶わんハスの花。
咲いた咲いた。もういっこつぼみがある。下の方からつぼみが上がって来て開いた。しかし、短時間しか開かない。朝方か昼の間にこっそり開いてすぐ閉じている。
「パイソン2」。でかいヘビが襲ってくる話。しかも、2。1も見ているのがいやになる。最近こういうバカ映画ばかり見ているな。B級映画なのだが、演出がしっかりして一時間くらいは緊張感が続く。予算がなくても監督ががんばればなんとかなるという例か。金が物を言うCGはもう重さも存在感もなにもないが。
昨日は起きたのが2時くらい。それから西友で買い物。帰って来てから仕事。風俗4コマの背景を描く。
[2003年8月14日]
ドゥームレイターのおっぱいお姉ちゃんの新作。これの予告動画を見ようと思ってクリックしたら新しいクイックタイムをダウンロードしろ、とかいう画面に飛ばされたのでダウンロードした。クイックタイム6.3くらい。インスツールしてたら名前と所属とシリアル番号を入れやがれ!とか言うので間違って有料版を入れてしまったかと、もう一回ダウンロード。
そうしたら今度は妙に重い。ファイルの尻にjXとか書いてあるし。今度はMAC.OSX版をダウンロードしたようだ。間違いに間違いを重ねる。俺の人生を見るようだ。もう一回正しいと思われるところをクリックして落とすと、最初に落としたのと同じファイルが落ちてきた。始めのファイルで正しかったようだ。
こういう間違っていない物を間違ってると思いさらに間違っている方向に進んでしまう……という行動を何回も繰り替えしている一生のような気がしてしまうのである。人間の基本行動は一生変わらないものなのか。
寝る時刻を遅くして朝型に無理矢理変えると1日が消化されてなくなってしまう物だが、昨日それを途中で止めて寝たら1日が増えてしまった。昨日は起きたのが夕方の6時。で仕事をしなくてはなあ……と思いつつ仕事をする気にならない。
テレビを見たらビートルズの「ハードデイズナイト」がやっていて、そのあとポール・マッカートニーがやけくそになってビートルズナンバーばっかり演奏をするという「ゲットバック」というライブ映画がやっていた。ポール・マッカートニーは「死ぬのはやつらだ」しかビートルズ解散後は良い曲がないような気がする。今も聞ける曲と言うのは。ライブをやってもビートルズナンバーしか受けなくていやだろうな。
そんなのたらたら見てまた寝てしまう。仮眠しようと思ったら8時間も寝てしまって起きたら昼の12時。このまま新しい1日を始めようと思った。
ロバート・ブロックの「サイコ」を読みはじめる。ヒッチコックの映画で有名な小説なのでなんとなく読む気にならないでいた。有名なドンデンがえしも映画でわかってるし。読んでみると面白い。主人公がノーマン・ベイツだしな。有名人が主人公の小説を読んでいるような錯覚に捕われる。
ノーマン・ベイツと言えばもはや異常殺人鬼の代名詞。いかにも包丁をもって襲って来そうな語感である。ノーマン・ベイツと同姓同名の人は気の毒だな。小学校では絶対「サイコ」というあだなだったのではないか?そのために心に傷を負ったとヒッチコックを告訴するアメリカ人なんかいそうだな。ロバート・ブロックの「サイコ」だが「アーカム計画」よりずっとできが良い。ラブクラフトネタの「アーカム計画」も1/3くらいまでは面白いのだが。
[2003年8月13日]
テレビを付けたら太った丸顔のおっさんのピノキオが出ていた。新聞を見ると「ピノキオとジュゼッペ」という映画らしい。でももう少し見てたら、これはピノキオじゃなくてジュゼッペさんの方だとわかった。丸顔のピノキオはないだろう、と思っていた。「ピノッキオ」の方のロベルト・ベニーニのピノキオはやせ形でメイクなしそのままでピノキオみたい顔だからなあ。見てないんだけど。「ピノキオとジュゼッペ」でも大人がピノキオだと思った。
昨日は夕方の6時くらいに起きた。そのまま朝方生活に以降……かな?というところ。それから1日過ごして昼の一時に寝た。次に起きたのは夜の7時。
深夜から早朝にかけて実話バンの風俗4コマの人物のペン入れをする。4P。
それから午前中は作曲。というか作曲のためのバックトラック作り。ワルツの曲を作る。マイナーなワルツということで頭に思い浮かんだのが、スクリーミング・ジェイ・ホーキンスのアイ プット ア スペル オン ユー。懐かしい。ジム・ジャームッシュの映画でリバイバルした怪老人だな。
ジム・ジャームッシュも最近は第一線から消えて来たな。当時は最先端な映画監督だったのだが。このへんが青春の思い出のような。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」あたり。札幌時代だな。あれからずいぶん遠くまで来たなあ……。まあ、眠い映画なんだが。あのまま北海道から出ないで札幌で朽ちていたらどうなっていただろう。人間時には無謀な行動をするべきだな。俺の場合はうまい方に転がった。
それでスクリーミング・ジェイ・ホーキンス風に作ったらほんとうにほとんどスクリーミング・ジェイ・ホーキンスそのままになってしまった。これはいかんと、変えて別な感じにする。あのハードな脱力ワルツがいいんだけどな。良い物をそのまま出すとパクリと言う。まあ、誰もなんも言わないとは思うのだが。大勢が聞く物でもないし。しかし、やはり創作者としてはオリジナルでいかないとなあ。
[2003年8月12日]
よいしょっと。
いきなり、眠れない。朝の六時。しようがないのでコンビニにいってオニギリ二個とカップヌードル塩と春雨ひじきサラダを買って来て食べる。満腹になって眠くなろうという作戦だ。そのために外に出たら神経が過敏になって、あたりの音や風にぴりぴりしているのがわかる。こういう状態になったら非常に眠れない。
食べたらみごとに効き目が現れてすぐ眠った。この作戦は体重が増えるというのが欠点である。同時に風邪薬も飲んだ。副作用で眠くなろうというのである。また、こんな朝っぱらからたくさん食べたらお腹壊しそうなので正露丸も飲んだ。非常に身体に悪そうな予感である。
用事があったので昼頃に起きる予定だったが電話がきてキャンセル。それからまた眠って夜の6時まで寝ていた。これだけだらだら寝ていたせいか身体の調子が良い。頭がすっきりしている。珍しい。12時間くらい眠らないとだめなのか。このままずるずると朝方に戻していくか。
サン出版の実話バン!の下絵をさらに2P描いて下絵できあがり。パソでコピーして編集部に深夜にファックスする。昼に電話が来ていくつか直して次に進む。どうも有害条例に引っ掛かったのか?(三回までは大丈夫)そんな感じで、男女の腰を重ねた絵はまずいことになるらしいのでそこを直す。
この有害条例、他の出版社の編集者が目を付けられたのか何をやっても次々と摘発されいやになったと、ぼやいていたことがあった。東京都はたまに特定の出版社つぶしにかかることがあるらしい。恐ろしいこっちゃ石原慎太郎。エロを目のかたきにしてるな。障子をチンコでやぶる小説書いていた癖に。
平和出版から電話が来て月末の風俗ルポ漫画のページが6Pから8Pに増える。嫁姑漫画の16Pと締めきりが重なっているので合わせて24Pを、アシを入れて背景仕上げ2日でやらないとならないができるのか。
[2003年8月11日]
非常に毎朝、寝起きが悪い。先日、新聞で坊さんが死についての説教をする話で「ぐっすり眠ったあと起きるのは気分がすっきりして良いでしょう?」というのがあったが、眠ったあとはむしろ気分が悪くなり具合が悪いのだが。坊さんのうそつき。高齢になると睡眠がうまくとれなくなるのであろうか。
読書をするように最近毎日このサイトを読んでいる。レトロプロレス。特に力道山以前のプロレスや戦前の外国のプロレスの話が面白い。このへんに興味を持つようになるのは末期症状だと思う。最後のファンタジーの残されている場所だと思うな。生物より読み物プロレスの方が面白くなってくるという末期症状である。
サン出版の実話バン!の風俗で本当にあった4コマ話の方の下絵に入る。サン出版は2誌もやっているので月初めはサン出版ばかり描いている感じになる。しばらく忙しかったので、のんびりやる事にする。2Pだけ描く。このくらいのペースだと丁寧にできるのだが。今月はちょうどいいくらいの間隔で締めきりが並んでいて良い。時間と余裕があったらストーリー物の方の営業もしようかと思っているのだが。日常に流されている。
りえ坊のテーマを作り直す。昨日のデータを一回捨てて打ち込み直し。「ヨイトマケの唄」のイメージに添わせすぎて広がらなくなったので、ちょっと美輪明宏にこだわらないで作ってみたらうまい感じにできたが美輪明宏とあまり関係ない感じになった。あたりまえか。自分の中にないものは作れないものなのだな。もう一曲マーチの曲も作る。こういうようにベーストラックを作っておいて、山田参助が来た時に適当に日本民謡みたいなオリエンタルなフレーズを歌わせてとってそれを元に切ったり張ったり付け加えたりして作って行こうかと。こんなんでうまく行くかな。
「リング」アメリカ映画版の方を見る。つまらないという評判だったが、見るとけっこうつまらない。まあ、日本のホラー映画は良い悪い以前に見る気が起きないのでそれよりは良いか。日本の「リング」の方がずっとできが良いらしいがまったく興味が湧かない。なんでだろうなあ。
[2003年8月10日]
大風。台風だが天気予報では6時には雨が止むことになっているが本当か。ベランダを見たら、メダカ稚魚のはいっている睡蓮鉢だけ水があふれそうになっていたので移動させた。他は大丈夫そう。去年は台風となるとビオモドキを板で囲ったりして万全な過保護で向かえていたのだが今年は放任な方針だな。
昨日は2時くらいに起きて電話してから、四谷のサン出版に別冊ドントのカラー3PのデータのCDRを配達しに行く。考えてみればデータ入稿だな。なんとなくかっこいい。CDRだが、よく焼いたあとに自動的に検証が始まるのだが、だいたいいつもエラーが出る。どこかデータが飛んでいるらしいが、別にちゃんと開けるので気にしないで入稿して今のところ問題もない。今回は珍しく検証でエラ−がでなかった。ドライブの調子が良かったのか。
それから四谷駅前の三金というトンカツ屋で1760円のロースカツセット。考えてみると1760円というのは和幸などにくらべるとずいぶん高い。しかし、やはりうまい。これで三回くらいここで食べている。
食べ過ぎて苦しくなったので、そばの喫茶店でコーヒーを飲む。客の会話を聞いていると人身事故で中央線が止まっているらしいのでちょうど良かった。その店で「ゴースト・トレイン」上、スティーブン・ローズを読みおえる。先日この「ゴースト・トレイン」スティーブン・ローズと「アーカム計画」ロバート・ブロックを買って来たのだが、読み始めたら両方読んだ事があった。しかも、「ゴースト・トレイン」なんかはほとんど中身を忘れている。本を読んでも読んだ端から
全部忘れて行くらしい……。これでは読まなくても同じではないか。
「キラー・バグズ」というハエが人間を襲うc級映画を見る。ジャケット見たらだめそうな映画の感じの予感がしたが見てみたらほんとうにつまらない映画だった。これがもっと度を越えて駄作だったら、ゴミ映画として逆に面白くなるのだが、ちょうどそこまでいかない一番ただつまらないというあたりのつまらなさで止まっている。こういうの借りる方が悪いのか。
夜。りえ坊のテーマの作曲。まず機材の同期がトラブルを起こしてそれの解決に2時間かかる。同期はわけわからん。「ヨイトマケの唄」みたいのをイメージにデモを作り始めたがひどいできになる。だめだなこれは。
[2003年8月9日]
それでりえ坊のテーマを作るので美輪明宏を買って来た。「明広」じゃなくて「明宏」なのだな。「愛を歌う・美輪明宏」。若い頃のCD。なんと美輪明宏が男の格好をしている!逆コスプレか!むしろ男装をしている風にすら見える。
だいたい歌詞が変なのはあったが基本はただのシャンソン。しかし有名な「ヨイトマケの唄」というのだけは強烈だった。これは面白い。
ヨイトマケの子供
汚い子供♪
ヨイトマケとは土方のことらしい。土方をして暮らす母親への親愛を表現した唄らしいが、それよりも美輪明宏の世の中に対する恨みや妬み憎しみの心が強く伝わってくる恐ろしい唄。「世の中が憎い!」というのが美輪明宏の基本方針なのではないか。
しかし、ヨイトマケの唄みたいにしたらいやがるだろうか、りえ坊。ド演歌だしな。というかどうやったらこういうの作れるのか。唄のメロディーは純和風なマイナーの(ヨナヌキって奴なのか)スケールだが、バッキングのコード処理が洋風な明るめのスケールを使っているというアレンジが面白い。でも難しくてまねできない。
こういう唄物の典型的なコード進行のパターンを知りたくて「シャンソンにチャレンジ・やさしいピアノソロ」と「エレクトーン歌謡50曲選」(主に演歌)を買って来た。シャンソンのコード進行はなかなか美しい。演歌のコード進行を初めてまじまじと見たがなかなか簡単だな。
資料を買って来たらかえってわからなくなって来たような気もする。今、思いついてる曲のアイデアは「殺人トマトの逆襲のテーマ」や「プロジェットAのテーマ」みたいなシャッフルのバカマーチか、ワルツのシャンソン。
肝心な事を書き忘れていた。作詞を中野貴雄監督がやってくれることになったようだ。なんだかこのプロジェクト、大がかりになってきたぞ。ギャラは出ないけどいいのか。中野貴雄監督というとまったく中野貴雄監督の名前も聞いた事もない五年くらい前に「妖怪大戦争・アクメくん」という脱力はなはだしいビデオ映画をたまたま買って見ていたのだが、先週中野貴雄監督の作品だとわかって驚いた。水子たたるという別名儀だったのだが、将来かかわりあいができるとは夢にも思わなかったな、水子たたると。
仕事。ゆっくりめ。別冊ドントのペン入れ。今日着色予定。
[2003年8月7日]
うっかり昼寝をしてしまう事が最近多い。昼寝をして健康になるのならば良いのだがかえって体調が崩れるので良くないのである。しかも、その分また寝る時間が遅くなる。
昨日は昼の12時に起きたが4時くらいから1時間半くらいまた眠ってしまう。そうするとまたリセットされて1日の始まるをやりなおさないとならない。ちょっとフトンに上で本でも読もう……というのが非常に危険なようだ。100%の確率で眠ってしまう。
夜正規の時間に眠る前に本を読むならばぜんぜん寝付かれないのでいくら読んでも目が冴える一方なのだがそれはまったく皮肉な事である。
そんなわけでずるずるな体調と進行になった。コンビニでコミックハウスの「人妻熟女ものがたり」の原稿を宅配便で送ってくる。5日締めきりだったのだが、原稿できていたにもかかわらずうっかり出してなかった。まあ大丈夫だが。
夜はサン出版のカラー3Pの下絵を描く。体調悪いので二日に分けようとも思ったがなんとか3P描く。こっちは1日遅れると落ちるとかいうようなタイトな進行なのである。
りえ坊のテーマを作るのだが希望を聞いたら「美輪明広のような曲」とか訳のわからない事を言っていたので美輪明広のCDを買ってくる予定。顔と化粧は浮かぶのだが曲はなんだ美輪。越路吹雪みたいなものなのか?「ヨイトマケ」とかいうやばい曲があるんだったかな。
[2003年8月6日]
2日がライブ。3日がアシスタントが来て漫画の仕上げ。「遊びの達人」の8Pと「コミックハウス」雑誌名じゃないか、の4Pの4コマの二本。イベントの次の日に締め切りというのはさすがにきつかったようだ。
それで昨日は疲れがたまっていたか、起きてごろごろしてイベントルポ書いてアップして、御飯を買いにいって食べたら夜9時くらいになっている。それから今日は仕事は少なめにして本でも読もうかと、フトンの上に転がったらたちまち寝てしまう。午前2時にまた起きる。
それからどうしたものかと、ネットしてだらだらする。ほんとうに時間つぶしな無意味な時間を気がついたらすごす。ミッドライフ・クライシス(中年の危機)という名前も聞いた事のないアメリカの個人のパーティーに出前して演奏してるようなしようもないバンドのサイトをすみからすみまで見て、さらにリンクまでたどって、パーティーバンドを見ていた。こういうパーティーバンドでのさえない一生もいいかも。
9時くらいにまた寝て昼12時に起きる。なにも働かなかった。
[2003年8月5日]
イベントの報告。
忙しくて日記が書けません。
[2003年8月4日]
でかいニンジン。
ニンジンがでかい。最近、ニンジンばかり食べているのだが、西友の無農薬臭いコーナーで売っていたニンジンがこれ、妙にでかいので買った。普段は選択の余地もなく中国産の違法農薬のたっぷりの一番安いニンジンしか買わないのだが、こういうでかいニンジンは味が違うのだろうかとか思った。食べたがやややわらかくてニンジン臭さがないような。
無農薬とかエコ野菜とか良いのだろうが高くて買えん。つまり健康も金持ちしか手に入らないと言う事である。こんな貧しいままでは日本中が共産党に入党してしまうのではないか?俺の家計を一般化してはいかんか。貧乏、共産党を産む、という名言を言ったのは誰だったか。筒井康隆だったかな。吾妻ひでおか。
明日のイベントを出版社のサイトで紹介してもらう。1日しか宣伝できないがな。早めに動けばいいのだがとっさに思いついたので。
しかしなんだ。この大沢企画というのは嫁姑雑誌を主に出してるのだが、そこのサイトにマッドブラバスター・LEE、ベギラマとかの名前が載っているのは場違いで面白い。奥様方はこの名前を見て外人レスラーみたいのを想像するのだろうか。
イベントの準備を少し。持って行くマイク2本にシール張って名前を書く。おつり用に1万円を500円玉に細かくしてくる、銀行にて。お化け怪談用の効果音CD(というのが売ってる)とゴブリンのアルジェントの映画音楽を集めたCDを探し出して用意。
仕事は下絵をやってからペン入れ。コミックハウスの4コマと日本出版社の風俗漫画。
[2003年8月1日]
コミック
アニメ
漫画
ホラー
無料