車窓からの景色はのどかな緑の大地。
CANICATTY、CALTANISSETTAのふたつの町を経由し、CALTANISSETTAから先は高速道路をずんずん飛ばす。
やがて正面にエトナ山が見えてきた。
標高3323メートルのこの山は、今でも噴煙をあげる活火山。
17世紀の噴火ではカターニャの町まで溶岩流が達したという。
10時前にカターニャのバスターミナルに到着。
バス会社の営業所でタオルミナ行きのバスを調べると、20分後にあった。
カターニャからタオルミナまでの高速道路は、海岸線から離れているので景色はあまりよくない。
1時間ほどで高速道路を降りて、バスはタオルミナ駅に到着。
鉄道は海岸線を走っていて、駅の目の前は海だ。
タオルミナの町は海岸から切り立った崖の上にあるので、バスはさらに15分ほどかけて坂道を上って行く。
すごいヘアピンカーブの連続。青い海が真下にどんどん広がってゆく。

終点のバスターミナルでバスを降り、5分ほど坂道を登ると旧市街の入口メッシーナ門に着く。
まずはホテルを見つけなければ。
今日派日曜日なので観光案内所はお休み。
メインストリートのウンベルト1世通りを歩いて探し、ちょっと脇の道を入ったところのホテルに決めた。
2つ星で90ユーロはこれまでに泊まったホテルよりは高いけど、なんと言ってもここはシチリア有数のリゾート地。妥当なところだろう。
部屋で少し休憩してから、さっそく海へ向かった。
海岸にあるマツァーロの町へ行くには、バスもあるけれどロープウェーが便利。
8人乗りくらいの丸いゴンドラが4つ繋がったかわいいロープウェーだった。
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