高岡御車山祭
2001/05/01
5月1日。
早朝より各山町で飾り立てられた御車山は修祓を行い、町内を曳廻した後、
正午に片原町交差点に7台が勢揃いします。
7台とは通町、御馬出町、守山町、木船町、子馬出町、一番街通、二番町です。
その後、古式に従い一定の順路を巡行します。
各山ごと鈴棒を持った先頭に、一文字笠をかぶり麻裃に身を固めた山役員が続き、
10人ほどの曳き手によって御車山が車輪をきしませながらゆっくり進んで行きます。
方向転換する時は掛け声も勇ましく見応えがあります。
御車山祭のはじまり
太閤秀吉より拝領した山車を、加賀藩二代藩主前田利長が高岡の職人に手を加えさせ、高岡関神社の祭礼日に曳き廻らせたのがはじまりとされています。高岡の発展とともに継承され、今日では重要有形無形文化財に指定されています。御車山は御所車に鉾を立てた特殊なもので、高岡の金工、漆工、染織等の優れた工芸技術の装飾が車輪や高欄、長押等に活かされています。
御車山の源流
御車山の中央にそびえる心柱とその先端の鉾留は神が降臨するための目印であり、花傘は祭壇に飾られた花々、そして人形は心柱に降りる神の形代といわれています。古代の日本人は臨時の祭壇(築山)に神を迎えて一年の豊作を祈願しました。御車山は築山に車輪をつけて移動できるようにしたものであり、築山行事から発展したものと考えられています。
(高岡市観光物産課発行「高岡御車山祭」パンフレットより抜粋)
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