やがて船は、運河の多いアムステルダムでは唯一の自然の川、アムステル川に入る。
ここからマヘレのハネ橋が見える。17世紀に作られた木製の美しいハネ橋だ。
そして、市庁舎の横を通り、南教会の塔を見ながら、船は東港(旧港)へ。
ここは17世紀のオランダ黄金時代に活躍した港で、東インド会社のドックもここにあったそうだ。
この一角にある涙の塔は、航海に出る男達を見送る女達が涙を流した場所だという。
聖ニコラス教会の堂々たる姿が見えてくるとクルーズもそろそろ終わり。
アムステルダム中央駅の前を通り、船着き場に戻ってきた。
列車の時間まで余裕があったので、もう少し町を散策することにした。
トラムでムント広場へ。
この広場の一角にムント塔がある。
かつてこの辺りに城壁があったが、17世紀頃、町の拡大によって取り払われ、そのとき残った塔に時計塔をつけたものだそうだ。
|